西海岸インテリアとは、アメリカの西側・カリフォルニア州にあるロサンゼルス、サンフランシスコなどのカジュアルな街のテイストを取り入れたインテリアのこと。西海岸は都会とロングビーチが隣接しているため、おしゃれな店でのショッピングと海沿いならではのリラックスした雰囲気の両方が楽しめます。

海沿いならではの心地よい風、明るい太陽光を感じる西海岸風のお部屋づくりは、忙しい日々にリラックス感を与えてくれます。また、サーファーやスケーターによって育まれたストリートカルチャーのカジュアルなアイテムも特徴です。

西海岸インテリアに欠かせないのがブルーカラーです。中でもデニムの様な濃いブルーと、明るい太陽光が降り注ぐ海の様なターコイズブルーがおすすめ。リラックスした雰囲気を作るには、明度の高い白よりも、オフホワイトや生成りなどの優しいホワイトと組み合わせるとよいでしょう。

潮風にさらされたような風合いも西海岸インテリアの特徴です。木材やデニム生地の経年変化もおしゃれなポイントになりますよ。家具はアイアン素材よりもナチュラルな自然素材がおすすめ。リラックスしたテイストになるよう、柔らかいファブリックのソファーを取り入れてもよいでしょう。

西海岸ならではの雰囲気を醸し出すには、海やアメリカらしいアイテムを取り入れて。流木や貝殻、星型やアルファベットを使ったインテリア小物を多めに飾ると、西海岸らしいラフなムードを演出できますよ。ロサンゼルス発のセレクトショップ「ロンハーマン」のアイテムも西海岸インテリアにぴったりです。

日本に比べてアメリカの住居やお店は広々としています。自宅に西海岸インテリアを取り入れる場合は、あえてローテーブルを置かないなど余白を持たせたレイアウトにすることで、スケール感を演出できますよ。また、太陽光がしっかりお部屋に入るように窓の前には物を置かず、調光しやすいブラインドがおすすめです。

デニムソファーが存在感のあるこちらのリビング。ロースタイルのソファーを選ぶことで天井が高く見え、西海岸らしいスケール感が出せます。カジュアルなデニム生地はサーファーやスケーターが集うカルフォルニアらしさを感じる素材です。日当たりも良く、まさに海沿いの家のようですね。

サーファーズハウスに憧れて戸建を新築したこちらのユーザーさん。床だけでなく天井も明るい板張りにすることで、西海岸らしいリビングに。デニムの様な明るく濃いブルーをソファーとラグで取り入れられています。また、窓は調光しやすいブラインドにすることでたっぷりと陽の光が入ります。

お家の中でも海を感じられるよう、ターコイズブルーのクロスを貼ったリビングです。大きなサーフボードや船のステアリングホイール、スケートボードも効いています。壁などの広い面積でブルーを取り入れた場合は、ソファーは落ち着いたカラーの革張りがおすすめ。ダークな床と同系色を選ぶことで、色がごちゃつきません。

高い天井とコンクリート調の床がまさにサーファーズハウスといった雰囲気のリビングです。インパクト大なターコイズブルーの柄物ラグに、シンプルな革張りソファーと黒いチェスターフィールドソファーを組み合わせられています。カジュアルさが魅力の西海岸インテリアは、お部屋がシンプルになりすぎないよう存在感のあるアイテムを数点取り入れるといいですね。

ReCENOインテリアのネイティヴ柄い草ラグを購入したユーザーさん。ナチュラルな素材感とカジュアルなネイティブ柄が、西海岸インテリアにぴったりのラグです。横になるとい草の良い香りがするそうですよ。

西海岸とは異なり、冬には気温が下がってしまう日本。こちらのユーザーさんはクッションとラグを温かみのあるデザインにされました。アメリカの先住民族に昔から伝わる伝統的なパターン「ネイティブ柄」をチョイスすれば、冬でも西海岸テイストのお部屋作りが可能です。

西海岸風のリビングにこたつを設置したアイデアです。シンプルなグレーのこたつ布団に、ネイティブ柄風のストライブブランケットを重ねられています。天板はDIYされたもので、ライトブラウンの木材を繋げたデザインです。こたつ布団や天板を吟味すれば、違和感なく馴染んでくれますね。

鮮やかなブルーを使わずに、西海岸風のお部屋作りをすることも可能です。こちらのリビングはグレーがかった淡いライトブルーの壁紙と、ヘリンボーンと呼ばれるV字状に木板を並べたデザインの床を組み合わせられています。一般的なフローリングよりも、お部屋がよりカジュアルでおしゃれな空間になりますよ。

こちらのユーザーさんは、ホワイトカラーをメインに西海岸風のお部屋を作られました。壁面はペンキをラフに塗ったようなシャビーな木材柄にして、潮風にさらされたビーチハウスのような雰囲気を演出。ナチュラルな流木やマクラメ編みの小物、海のポスターやパイナップルの小物がさりげなく飾られています。シーリングファンライトも、ビーチ沿いに並ぶカフェやレストランのような開放的でおしゃれな雰囲気を演出してくれますよ。

Journal standard furnitureのデニムローソファーと、JARAPAのラグを組み合わせたお部屋です。一人暮らしのお部屋でも、ロータイプの家具を選べば西海岸風に仕上がります。グリーンをたくさん取り入れることで、爽やかでナチュラルな空間になっていますね。

こちらのユーザーさんは、一人暮らしのお部屋にコレクションテーブルを設置されました。ディスプレイ部分に砂と貝殻を入れれば、海辺の雰囲気がお部屋に取り入れられます。フェミニンさもある可愛らしいアイデアですね。

アメリカ国旗柄のクッションカバーを取り入れたアイデアです。赤ではなく黒と白のボーダーになっているので、お部屋にも馴染みやすいですね。窓辺にはアーバンサーフスタイル系のファッションブランド「WTW」（ダブルティー）で購入したウッドコースターにIKEAのキャンドルホルダーが飾られています。

インダストリアルなチェアに、ニトリの夏デザインのクッションを組み合わせたアイデアです。アコースティックギターもインテリアアイテムとして取り入れれば、スローな海辺の雰囲気に。ダイニングのコーディネートとしても使えますね。

木板を使ったホワイトの造作ベンチに、ダイニングテーブルを組み合わせたアイデアです。ブルーのブラインドにビタミンカラーのシェードが明るい海辺の雰囲気にぴったりです。高さのあるダイニングテーブルは、こちらのアイテムの様にすっきりとしたアイアン素材を選んでもよいでしょう。

ダイニングテーブル上の流木のランプは、なんとユーザーさんのDIYアイテムです。流木に2本のコードランプを巻きつけて、ジャーキャンドルの蓋とブルックリンジャーを組み合わせたそう。壁面の星は、カインズで購入したティンバースターをご自身で星条旗柄にペイントしたもの。小物使いでダイニングがぐっと西海岸風になりますね。

ヴィンテージ感のある板壁がかっこいいベッドルームの主役は、鮮やかなブルーのベッドカバー。バランスを取るように、インテリア小物はやや彩度を落としているのがポイントです。エキゾチックなプロテアのドライフラワーやモノトーンのアートフレームが抜け感を出してくれています。

こちらはユーザーさんのお子さんの寝室だそう。お子さんが自分で壁をターコイズブルーに塗ったそうですよ。塗り跡を少し残したナチュラルな風合いが素敵です。ネイティブ柄のカバーや壁面に飾られたサーフボードは、西海岸インテリアの王道ですね。

天井が斜めになった屋根裏の板壁を、鮮やかなスカイブルーに塗装したユーザーさん。天窓からたっぷりと光が差し込む明るいベッドルームです。ベッドには、ネイティブ柄が人気のアメリカのウールウェアブランド「ペンドルトン」のブランケットが掛けられています。ウールとコットン混合なのでチクチクせず肌触りもいいそうですよ。

ACME Furnitureオリジナルのベッドフレームに、IKEAのブルーのベッドカバーを組み合わせたアイデアです。ヴィンテージ感のある深い木色とアイアンを組み合わせたフレームは、ベッドルームを海外風にしてくれます。ネイティブ柄のピローカバーやウッドブラインドもポイントです。

ベッドフレームを使わず、オーダーしたパレットとマットレスを組み合わせたアイデアです。インダストリアルなテイストも西海岸インテリアにマッチします。高さもでないので、空間が広く見える効果もありますよ。ラフに飾られた電飾もカジュアルな雰囲気の演出に役立ちます。

こちらのユーザーさんも、パレットベッドを使用されています。モダンビーチスタイルのこちらのベッドルームは、ナチュラルな板壁と壁に飾られたウッドフレームがポイント。西海岸らしさを出すには、無塗装で光沢のない木製素材を取り入れるとよいですね。

西海岸風のお部屋には、分厚く重厚感のあるカーテンよりも、軽やかな薄手の生地や自然素材のウッドブラインドがおすすめ。こちらのユーザーさんは、 ニチベイの「クレール50 アンティークホワイト」を購入されました。壁と色を合わせることですっきりと収まり、空間を広く見せられます。

サーファーズハウスをイメージした戸建に住んでいるこちらのユーザーさん。ネイビーのクロスとカフェの様なカウンターキッチンが特徴です。西海岸風にするには、ラフなテイストを取り入れるのがポイント。コードを巻いたエジソンランプや、インダストリアルなカウンターチェア、南国風の観葉植物が開放的な海辺の雰囲気を醸し出してくれます。

集めたキッチン小物を飾るため、収納力のあるリクシルのカップボードを取り入れたユーザーさん。ナチュラルな木製の引き出しや、ホワイトの天板とサブウェイタイルの組み合わせがおしゃれです。西海岸風にするには、小物を飾ってカジュアルな雰囲気にすること。すっきりさせすぎず、お気に入りのアイテムを並べましょう。

ブルーのクロスにホワイトのスパイスラックが爽やかなキッチンです。スパイスラックは少し余白が残るサイズを選んで、海モチーフの小物やグリーンを飾っても良いですね。生活感を軽減するために、調味料を詰め替えるのもポイントです。

ダンスクの琺瑯鍋やカップなど、海を感じさせるブルーのキッチン小物を集めているユーザーさん。ドイツの食器洗剤「フロッシュ」は洗剤がブルーかつ容器がおしゃれなので、そのまま置いても気になりません。置きっぱなしにする洗剤などは、デザインの良い海外製のものを選ぶと生活感の軽減につながりますよ。

IKEA、ロンハーマン、バウアーポッタリー、FIESTA、PYREX、hasamiなど、様々なショップやブランドで食器を揃えているユーザーさん。選ぶ色味を揃えることで、統一感のある食器になっています。艶感のある釉薬や、透け感のあるガラスやプラスチックが西海岸インテリアにマッチしますよ。

こちらのユーザーさんは、duralexとロンハーマンのコラボグラスを購入。カラフルな色合いがインテリアのアクセントになってくれそうです。ビーチが近い西海岸の雰囲気を演出するには、太陽の光を感じさせるのもポイントですね。

一般的な収納付き洗面台を、西海岸風にリメイクしたアイデアです。明るいターコイズブルーのクロスとモザイクタイルによってぐっと海の雰囲気に。洗面台下の収納扉も、木目調のリメイクシートを貼ることでナチュラルになりますね。

くすみのあるターコイズブルーの壁紙に、ネイビーのタイルを組み合わせた洗面台です。丸みのある洗面ボウルとダークブラウンの台が海外風。ハンドソープボトルはサンゴやコンクリートを彷彿とさせる粗い素材感のものを選ばれています。

名古屋モザイクのタイルを貼って、洗面所にブルーを取り入れたアイデアです。鏡の枠や洗面台は木の色を活かしたナチュラルな風合い。海外のナンバープレートは目隠しかつインテリア小物になりますね。

こちらはホワイトを基調とした西海岸スタイルの洗面所です。木肌が見えそうなざっくりとした塗装の壁や船舶用ライトが海辺の雰囲気を醸し出しています。貝殻型のソープディッシュや壁側面に飾られた海の写真もポイントです。

レールデュサボンのファブリックスプレーやフレグランスを置いているユーザーさん。レールデュサボンはブルーを基調としたボトルが多く、マリンスタイルのインテリアにマッチします。普段使いのアイテムは、ボトルのデザインで選んでもよいですね。

洗面台下の収納スペースを整理したユーザーさん。写真左奥のロンハーマンのショップ袋に詰め替え用洗剤を収納して、生活感を軽減されています。ショップ袋の側面に、手書きで内容物を書いた白いシールを貼っているそう。また、普段使いの洗剤はアメリカなどで販売されているダウニーを使うことで海外風に。

タオルをホワイトとブルーで統一しているユーザーさん。シルバーのバスケットを使うことで、清潔感が出ていますね。目隠ししたいアイテムは、100均で購入したというブルーのバスケットにIN。余白をつくることで、ロゴオブジェやエアープランツを飾れます。

ダークブラウンの棚と手すりに白いマスキングテープを貼って、アレンジしたアイデアです。奥の壁面はヘリンボーン、両サイドは明るいターコイズブルーのクロス、床は木目調にすることで爽やかな空間に。タオルも壁の色に合わせられていますね。

天井とキャビネットの木目、やや暗めのターコイズブルーのクロスがポイントのトイレです。タオルバーやトイレットペーパーホルダーをブラックアイアンにすることで、甘くなりすぎずキリッと引き締まります。清潔さを保ちたいトイレは小物の数を減らし、壁面にポスターのみシンプルに飾っても良いですね。

タンク付きのトイレを、セリアのリメイクシートでアレンジしたユーザーさん。壁面上部と床は西海岸インテリアでよく使われる、粗いホワイト塗装の板壁風に。DIYしたトイレットペーパーホルダーはインテリア小物も置けるデザインになっています。

サーフボードモチーフの飾り棚を置いたアイデアです。西海岸に限らず、ハワイなどのリゾート地のアイテムを取り入れてもよいでしょう。写真右端にある収納アイテムのように、インテリア性の高いものを取り入れることで見せる収納が叶います。

トイレ用のウッドドアプレートを購入したユーザーさん。サーフボード風のデザインが西海岸インテリアにぴったりです。薄いプレートになっていて、文字も数パターンあるそうですよ。プレートを貼るだけでも、自宅がおしゃれなカフェやレストランのような雰囲気になりますね。

こちらのユーザーさんは、ビーチ沿いのショップのようなディスプレイコーナーを作られました。海亀やヒトデをもしたオブジェや海外のナンバープレートなど、複数を組み合わせることで”らしさ”がぐっとUPします。ヒトデのオブジェは紙粘土で作ったハンドメイドだそうですよ。

アメリカの劇場やホテル、バーの看板や掲示板に使われていた「マーキーライト」を取り入れたアイデアです。西海岸にちなんだ「Surf」の文字をチョイスすることで、よりシーサイドらしい空間に。夜はメインの照明を落として、マーキーライトを明かりを楽しんでもよいですね。

サボテンや多肉植物のドライな質感は、潮風にさらされた風合いが特徴の西海岸インテリアにマッチします。水やりなどの回数も少なくてすみ、育てやすいのがメリットです。こちらの植木鉢は土に還るECOカラーポット。自然に優しいアイテムを選ぶことで、西海岸らしいライフスタイルになりそうです。

鉢植えだけでなく、ドライフラワーやドライグリーンもおすすめです。こちらのユーザーさんは、パイナップルと大きな花弁が特徴的なプロテアのドライを飾られています。温暖な地域特有の植物を置くことで、日本でもカルフォルニアなどのビーチリゾートの雰囲気を醸し出せます。

太いロープを編み込んで作るマクラメは、リラックス感のある風合いが西海岸インテリアとも良く合います。そのままタペストリーとして飾ったり、網状に編んで観葉植物を天井から吊るすと空間のアクセントになります。

アメリカらしいアルファベットモチーフやティンバースターも、西海岸インテリアにマッチします。取り入れる場合は、塗装が剥げた様なシャビーでヴィンテージライクなものがよいでしょう。また、色合いは日に焼けて褪せたようなナチュラルカラーがおすすめです。

こちらのユーザーさんは、ロンハーマンの木のトレイをアクセサリートレイとして使われています。木目の見える無塗装のアイテムはナチュラルな西海岸インテリアにぴったり。シンプルな三角の形状もポイントです。

こちらは余った木材でDIYしたヘリンボーン柄の鍋敷きです。転写シールなどでロゴを入れれば男前に。さまざまな木の色合いや木目が美しいですね。インテリア小物としても飾れるおしゃれな仕上がりです。

お手製のガーデンプレートを作っているこちらのユーザーさん。ヴィンテージ感のあるフォントや経年変化を感じさせる粗い塗装、ターコイズブルーやホワイトの色合いの全てがビーチサイドらしい組み合わせになっています。

こちらのユーザーさんはサーフボードを天板にしたミニテーブルとサーファーのポスターをディスプレイされています。海が自宅近くに無くても、サーフィンに関するアイテムを飾ることで、日常的に海を感じることができますね。

アメリカの戸建は日本に比べて大きい傾向があります。屋外を楽しめるカバードポーチも特徴です。カバードポーチとは、玄関前からつながる屋根に覆われているエリアのこと。ゆったり座れるロッキングチェアや、カフェテーブルを置いてもよいですね。

こちらは海外でもよく見られる、クラシックな板張りの外壁です。板が斜めになっているので、水が溜まらないようになっています。より安価で板張り風の壁が作れるサイディング工法（工場で作られた壁材を貼り合わせる方法）も人気だそうですよ。

こちらのユーザーさんは、玄関前にドライガーデンを作られました。ドライガーデンとは多肉植物やサボテンなどを使い、乾燥地帯の自然を再現した庭のこと。乾燥地帯であるカルフォルニアらしい景観になりますよ。また、水やりなどのお手入れをあまりしなくても元気に育ってくれるのも嬉しいポイント。

家の前にココスヤシを植えたアイデアです。大きなヤシの木があると、ぐっと西海岸らしい雰囲気になります。写真右奥にはコカコーラロゴが入った赤いベンチや「warning」のプレートが設置されており、まるで本当の西海岸のような空間に。

こちらのユーザーさんは、実際にカルフォルニアの戸建に住んでいらっしゃいます。写真はパティオ（デッキ）の風景です。外の景色を楽しめるデッキを設けると、西海岸らしいライフスタイルが送れます。ビタミンカラーのテーブルとチェアのセットも明るい太陽光が注ぐ気候にぴったりです。