山善おうちすっきりプロジェクトが始まって半年。これまでは山善のアイテムを使っておうちがスッキリした事例を中心に書いてきましたが、今回はちょっと変わりダネ企画!普段RoomClipを作っている運営チームメンバーの家を、実際にすっきりさせてみます。
RoomClip運営チームメンバーのおうちもすっきりさせよう
今回の企画のきっかけは、6月に開催した「収納の悩みコンテスト by 山善」。写真を見た山善の担当者さんが、整理収納アドバイザーの資格を取ることにしたのです。
収納コンテスト見ていて、収納のアイテムだけを提案するのではなくて、収納のやり方やノウハウを深く学ぶことが大事だなーと思いました。
それは大事ですね。
で、整理収納アドバイザーの勉強をするうちに、実際に悩みを解決できるのか試したくなったんですが、運営チームメンバーの方のおうち、すっきりさせてもらえませんか?
実際に家に来てもらって整理収納をアドバイス!
今回「おうちすっきりプロジェクト実践編」の舞台となったのは、RoomClip運営チームメンバーの男性(32歳、既婚)の家。一番の悩みというキッチンの収納を見直すことになりました。
ステップ1:ヒアリングと現状チェック
整理収納を考えるにあたって重要なのは、何が課題なのかをはっきりさせること。メンバーの奥さんも交えて、メンバーのお家の状況を2時間近くじっくりヒアリングしました。
■家の概要
・窓から東京タワーを臨む、築45年のレトロな賃貸マンション。
・年季の入った物件で、キッチンや水周りが小さい・狭いのが悩み。
■ライフスタイルの概要
・夫婦二人暮らし。 共働きで、ともに平日は忙しく、家で過ごすのは休日の僅かな時間。
・料理するのは週に一回ほどだが、コーヒーやお酒は毎日家で飲む。
元々のキッチン収納は、こんな感じでした。
シンク下はぐちゃぐちゃ。買ったものをどんどん押し込んで行くだけの場所になっています。
よく使うコップやお皿はシンク上の戸棚に収まってはいるものの、必要なモノが取りだしにくいことこの上ない!収納の効率が悪いので、デッドスペースもたくさんある状態。
シンク上には、収納しきれないまな板や、使う頻度の高い調味料などが出しっぱなし状態でした。
ステップ2:整理収納のテーマを出す。
こうしたヒアリングと現状チェックを踏まえて、整理収納のテーマを決めました。 大村さんのメモはこんな感じです。
テーマ:「貴重なおうち時間をすっきり楽しむ:モノの出し入れ、探したりに時間やパワーを割かなくて良いくらしのご提案」
・モノが多すぎる訳ではなく、整理や収納への意識は高いご夫婦。
・多忙なため、割ける時間が少なく、使いにくい配置になってしまった。
・「使用頻度」と「動作・動線」に重きを置き、収納を見直して貴重な家での時間を使いやすく感じてもらうスペースづくりを目指す。
ステップ3:モノを整理。全部出し&要・不要の見直し
このステップからいよいよ本格的に動き出します。 まずはすべてのモノを一旦出してみます。
溜まってしまったコップ、コップ、コップ、、、、
全部出してみると、棚がすごく広く見えてきます。
全部出して、使っているかどうか見直します。不要なものを捨てたり、捨てられないけど使わない、これは使う、など使用頻度を自分で再認識することが大事です。
ステップ4:場所の使いやすさと使う頻度で、モノを仮置きする。
モノをすべて出してスッキリした棚を、使いやすさごとに分けて、取りやすい場所によく使うものを入れていきます。決める基準は人それぞれで、使う頻度や動線、奥さんの身長に沿ってモノの定位置を見直しました。
メンバー宅では、シンク上の棚②と、作業台下の⑤⑥が使いやすいことが判明。
毎日使うマグカップやビアグラスを②に、週に数回使うお皿類は⑤⑥に入れることにします。
ステップ5:ぴったりの収納アイテムを選んで収納していく。
しまうモノと場所が決まって、ようやく収納アイテム選びに入ります。今回は大村さんのチョイスで山善さんのアイテムを使います。
②の場所は「シンク下ラック」を使って3段に区切り、収納力をアップ。たくさんあったコップを、よく使う順番に下の段から入れていきます。
⑤&⑥はスペースが大きいので、「スチールラック ミニ」を2つ使って空間を区切り、お皿や料理本などを入れます。
さらに、調味料やお酒などは奥のものも取り出しやすい「シンク下収納 ボトル」を導入しました!こちらは来年1月発売のモノを一足先に使っています。
この他、100均のファイルボックスや取っ手付きボックスを活用して、使いやすい収納が完成しました!全部でかかったのは9,851円也。予算的には100均で済ませたい場合でも、荷重が重要な場所などではしっかりしたアイテムを選ぶのがおすすめですよ。
終わってみての感想
こんな感じでやってみましたが、どうでしたか?
一番驚いたのは、収納アイテムを選ぶのが最後だったことですね。これまでだったら、見切り発車で収納アイテムを買うところから始めていました。
私も整理収納アドバイザーの勉強を始めて実感したのですが、収納アイテムというのは一番最後のステップなんです。その前の整理の部分が重要なんですね。
確かにそうですね。少し考え方を変えるだけで、ぐっと使いやすくなりました。
私も、山善の商品でカバーできるところ、足りていないところを違う目線で見えるようになりました。これを活かして今後も「おうちすっきり」をお手伝いできるアイテムや使い方を提案していきたいです。
今回の実践編を踏まえて、これから整理収納アドバイザーの最終試験ですね。
結果は「おうちすっきり通信」でまたご報告しますね!