「ポイントは組み合わせ。シンプルモダンな見せるキッチン」 by knsiee0706さん

「ポイントは組み合わせ。シンプルモダンな見せるキッチン」 by knsiee0706さん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、木のぬくもりが心地よいシンプルモダンなインテリアづくりをされている、knsiee0706さん宅のキッチンをご紹介します。組み合わせることで広がる『キッチンづくりの可能性』も、たくさんお伺いすることができました。

関東在住、30代、妻と3歳の長女の3人家族です。2019年3月に家を新築しました。転居して1年目、生まれて初めて、こたつのない冬を過ごしています。 RoomClipで、皆様のこだわりのお部屋を拝見しながら、インテリア探しに迷走しているところです。

カタログには載っていない、我が家だけのキッチン

knsiee0706さんは、明るい木目と白、そこにピリッとアクセントを利かせる黒というように、ナチュラルとモダンの絶妙なバランスでシンプルにインテリアを洗練されています。視界が開けたフルオープンなキッチンも、そんなインテリアの一部に溶け込む存在。フラットなデザインと、色合いの統一感が特徴的です。オーダーキッチンのようなオリジナリティのある空間には、どのようなこだわりや工夫が秘められているのでしょう。まずは、その辺りからお伺いしてみたいと思います。

knsiee0706さん

「我が家のキッチンは、システムキッチンと造作カウンターを組み合わせた、木材のあたたかみと機能美を兼ね備えたキッチンです。キッチン部分はTOTOのザ・クラッソ(壁付けタイプ)クリスタルカウンター(スノー)を使用しています。背面収納は、色がマットな質感の白であれば、同じシリーズである必要はなかったので、蒸気排出ユニットが優秀で比較的安価なパナソニックのラクシーナを採用。造作カウンターと組み合わせることによって、キッチンカタログには載ってない我が家だけのキッチンになりました。」

完成された、オリジナルの対面オープンキッチン

リビングと中庭に面した掃き出し窓を正面に見る、フルオープンな対面スタイルのキッチンは、開放感が抜群です。でも実は、採用されたシステムキッチンは本来『壁付け』であると言うから驚きました。壁付けならではの防水の立ち上がりのないザ・クラッソの特徴を生かし、造作のカウンターとフラットにつなげることで、knsiee0706さんは唯一無二の対面キッチンに仕上げています。また、すべてを同じメーカー、同じシリーズで揃えるのではなく、こだわりや予算としっかり相談して『ベスト』を導き出しているのが素敵です。

ここからは、さらに詳しくknsiee0706さんが導き出した『ベスト』なポイントにフォーカス。オープンキッチンならではの悩みどころである、収納やオイルガードについての工夫も登場しますので要チェックです。

キーワード1 カウンターとフラットにつなげた『見せるキッチン』♪

knsiee0706さん

「一般的にオープンキッチンは、壁付けタイプと比較してずっと高額です。また、壁付けタイプに造作カウンターを付ける場合、壁を立ち上げて手元を隠すことが多いかと思います。しかし、ザ・クラッソであれば壁付けタイプのキッチンを、フラットにカウンターと接続できることを知り、思い切って『見せるキッチン』にすることにしました。」

キーワード2 ポイントは床レベル。明るく開放的な雰囲気

knsiee0706さん

「キッチン側の床を15cm低くすることで、リビングから見たキッチン全体の高さを、一般的なダイニングテーブルの高さである70cmに抑えています。また、吊り下げ収納など高さのある収納を、キッチン上部や背面に設置しないことで、光や視界が遮断されず、開放的なキッチンとすることができました。その分減ってしまった収納は、冷蔵庫も置ける広さのパントリーと、間取り図の★部分のウォールキャビネット収納でカバーしています。」

キーワード3 我が家の心配事との向き合い方

knsiee0706さん

「油はねが心配で、オイルガードを設置しようか迷いましたが、掃除のしやすさと見た目を考えれば、設置しなくて正解でした。コンロ回りは特に、毎回掃除しています。揚げ物をするときなどは、簡易のオイルガードを使っています。多少の生活感は出ちゃいますけどね。ただ、このキッチンにしたことで、夫婦ともに片付け癖がついたと思います。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

knsiee0706さん

「造作と組み合わせることによって、システムキッチンの可能性は無限に広がると思います。さらに造作部分は、大工工事でできる範囲であれば、コストは安く済むはずなんです。システムキッチンがありきたりだと感じている皆さんは、造作で変化を加えるのも面白いと思いますよ。」

まとめ: 得は、こだわりに有り

機能にこだわる、質感や色にこだわる、そして眺めにこだわる、knsiee0706さん宅の素敵なキッチンには、キッチンづくりにおける、ありとあらゆるこだわりが詰まっています。けれども、コストを多く掛けることで、そのこだわりを実現しているわけではないのがポイントです。異なるメーカーのキッチンと背面収納を組み合わせたり、それにピッタリ合うように造作を取り入れたりと、スタンダードに縛られず工夫することで、自分たちの家づくりや暮らしに、予算も機能もデザインもベストなキッチンのカタチを見つけています。リビング側からは見えない位置に、収納を充実させているのもスマートですよね。

こうして完成したキッチンは、胸を張ってお気に入りと言える見た目と、快適な使い勝手を見事両立した、『得』がいっぱいの空間。knsiee0706さんのキッチンづくりは、これからキッチンづくりをする方にとっても、今あるキッチンを見直していきたいと考える方にとっても、魅力的なアイデアやヒントがあふれています。ぜひ、参考にしてみてください。


knsiee0706さんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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