リフォームのきっかけ、要望

ご夫婦ともにリモートワークの時間が増えたことにより、いつか思い描いていたまちへの移住を決意。中古物件購入に伴い、理想の家をリノベーションによって実現できないかとのご依頼でした。主なご要望としては、子供と一緒に勉強や仕事ができるワークスペース、家族で調理・食事ができる開放的なキッチン、両親が泊まれる空間、収納力の向上（衣類、パントリー等）。素材にこだわって自分好みの空間に仕上げたいとのご希望がありましたが、お好みのインテリアのテイストがご夫婦で異なり(ご主人様：インダストリアル／奥様：北欧)どうやって空間を作っていけばいいのかというお悩みがありました。

行った提案内容

6畳洋室を玄関に隣接したFCLとご主人様の書斎に変更。キッチンはダイニングと横並びに配置し調理導線に配慮、開放的で家族が集まりたくなるキッチンをご提案しました。キッチン〜洗面脱衣室〜WICの家事導線を確保して家事楽に。収納はWICやFCLに用途分けしてまとめればすっきりと暮らせます。LDKと隣接した和室は小上がりの畳コーナーにすることで息子さんのお遊びスペース兼ご両親が寝泊りできる個室に。奥様のデスクカウンターをLDKの一角に造作、室内窓を設けキッチンからもデスクからも息子さんが遊んでいる様子が見守れます。ご夫婦それぞれお気に入りのタイルやクロスを取り入れ愛着のある自慢のお家になりました。

夫婦でインテリアの好みが全く違うんです。そこをどう中和させて、さらに調和させるかみたいな。とても難しいと思うんですけど、お互いの意見を消さずに上手に舵取りをしていただいたのかなって思ってます。家ができて選んだアイテムやデザインがうまくハマっている様子を見て、「これでよかったんだ」と思えました。(ご主人様)　実際に住んでみて、収納や使い勝手が思った通りで。本当に「ハマった！」という感動が強かったです。わたしたち夫婦が打合せの時に喧嘩してもふたりの意見を調和させてくれて、住んでみてもやっぱり「どちらかに寄ったテイストになった」と思わないんですよね。本当にすごいと思うんです。(奥様)