リフォームのきっかけ、要望

ある日、白アリがいるというが判明。築50年ほど経っているのでとても寒かった事もありいいきっかけかなと思い、リノベーションと建替えの両方で検討。予算面と施工期間もありましたが、お施主の母方の祖父母や曽祖父母が住んでいた思い出のある家ということもあり、リノベーションに決めました。前の家だと間取り上、料理中に子どもの姿を見ることができなくて。声がしないと心配になっていたので子どもを見ながら家事をしたいという要望を奥様から頂き、ご主人様からは寒くない家にしてほしいと、いちばんに伝えて頂きました。 昔ながらの砂壁で、サッシも古く、隙間風もすごく外の気温がそのまま室温というくらいでした。

行った提案内容

1階の玄関の位置を変更、個室をつなげることで広く見渡せるLDKをご提案。オープンキッチンにしつつ水廻りへの動線も回遊式にして廊下が極力少なくなるようにしました。その他にも構造的な耐震、断熱なども行いました。一方で家族から譲り受けたお家という事で残せるものは残せるように階段は塗装で保護した位でほぼそのままにしました。その階段は今まで家の隅にあったのですが、LDKからも見れるようにしています。今までの想い出と新しいが調和するようにりアウトと内装のテイストをご提案しました。

ご主人：リノベーションをやると決めたときと工事中にすごくワクワクしていました。リノベーションって、壁紙でもなんでも自分たちで決めるので、「本当にこれでいいのかな？」の連続でしたが、それが「これを選んでよかった」に変わっていくんです。 奥さま：そうだね。だから、出来上がったとき「ここに住めるのか！」と、とてもワクワクしました。自分たちで選んだものがバシッと決まって完成する。今、LDKにみんなでいる時間は、とっても幸せです。