リフォームのきっかけ、要望

アパレル関係のお仕事をされているご夫妻は、コロナ禍により趣味だった海外旅行に行く機会が激減。仕事もリモートワーク主体になったことから、海の近くに暮らしたいと移住を決意。中古の一戸建てを購入してリノベーションすることにされました。 以前のリフォームでは内装の仕様選びに制限があったので我慢してしまった部分があり、今回は思い通りのインテリアにしたいと内装にこだわったプランをご希望されました。購入された住まいの間取りには不満がないので、予算を内装に集中。今まで訪れた印象的な風景をインテリアに落とし込み、部屋ごとに異なるテーマにして世界旅行をしているような住まいにしたいとのご要望です。

行った提案内容

各部屋異なるテイストの内装を実現するために、訪れたことのある国のイメージを伺いながら部屋の目的に合ったくつろぎ感や機能を加えつつ、ご提案しました。リビングは2匹の愛犬もくつろげるように無垢材に天然オイルを施し滑りにくい床にしています。床材はアジア雑貨で使われる狂いの少ないアカシアの木を使い、アジアの明るい街のイメージをタイルで表現しています。隣の和室には、国内旅行で見た襖柄を取寄せて施工しました。夫の部屋はカリブ海のエネルギッシュな太陽のイメージ、妻の部屋はシャビィシックな柔らかく優しいイメージ、寝室はロンドンのクラシックで落ち着いたイメージに。思い通りの色の再現に努めました。

リビングの窓外には松林が広がり、ソファもテレビではなく、窓に向けてくつろぐことが多くなりました。無垢の床はとても気持ちよく、空気も爽やかに感じます。愛犬たちものびのび過ごしているようです。部屋を移り、扉を開けるごとに思い出がよみがえるのでワクワクします。また、旅に出たくなる、楽しい住まいになりました。