リフォームのきっかけ、要望

ご両親の家を娘さんご夫婦が相続。駅に近い立地や緑の多い環境もよく、築51年の建物ながらメンテナンスもしっかりされていて、まだまだ快適に使える建物でしたので、これから産まれてくる子供との生活を見据えてリノベーションをして住みたいとのご相談です。シンプルなつくりで必要な収納、容積は確保し、明るく風通しの良い快適な空間をご希望。子育てがしやすく、自宅でリモートワークができるようにLDKにはワークスペースが欲しいとのご要望です。

行った提案内容

子育てがしやすいようにと間取りを見直して配慮したのは、奥さまがキッチンにいてもお子さまを見守りやすい状態である事。壁付のI型キッチンをL型の対面キッチンに替えて前に移動し、リビングダイニング側を開放。一部に壁と窓を設け、中が見えすぎないよう配慮しつつ通風を確保しました。南面の2室をつなげて広いリビングダイニングを造り、上階の配管が走る天井は組み直して防音性と断熱性を向上。壁は漆喰に、床は天然塗料で仕上げた無垢材で造り、空気や温熱環境が快適に保たれるように配慮。お子さまものびのび遊べる心地よい空間としました。将来の子供部屋となる北側の個室は南側のリビング側に室内窓を設け通風を確保。リビングからお子さまの様子もわかりやすくコミュニケーションの取りやすい部屋としました。

子供が小さい時だけでなく、将来二人目が生まれたときに、もう一部屋作れるようにしてあったりと、子育ての期間がスムーズにいくよう考えられていて感動しました。動かせない壁がどうなるかと思っていましたが、広々としたリビングができて圧迫感はありません。裸足で走り回りながら子供と遊ぶのが楽しみです。