冬の寒さを足元から感じていたのが嘘かように、暖かく、生まれた息子を安心して育てられています。 使い勝手の悪さや無駄な空間がありましたが、色々考えて頂き、動線もスムーズになり、明るさや使い勝手など、どれをとっても快適になりました。 今の時代、婚礼家具は流行らず、かと言って捨てる決心もつかずに物置の奥にしまっていましたが、まさか玄関に使って頂けると思っていなかったので、ビックリしました。母も喜び、今では一番父が活用しています。 その他にもいろいろと既存利用を考えて下さって感謝しています。 家族で快適に楽しく暮らさせて頂いています。
担当者コメント
リフォームのきっかけ、要望
娘さんご夫婦は以前からご実家に帰り、二世帯住宅を考えられていました。新築なども考えられていましたが、色々検討された結果、今の実家に手を加えて自分たちが守っていかれることを決意されました。 それと同時に奥様がご懐妊。今ある家をみんなで楽しく快適に過ごせるように、リフォームをしました。 ①土壁が柱と肌わかれし、隙間から大量のカメムシが入って困る。隙間風が寒い。 ②増改築を繰り返し、暗く動線が悪いため、住みやすい二世帯住宅にしたい。 ③玄関前に車を駐車出来るようにしたい。 ④昔ながらの田の字型で、廊下がなく、部屋が通路になっていた。スペースが上手く利用出来ない。 ⑤婿入りしてくれたお婿さんのスペースを造ってあげたい。 ⑥基礎が少なく心配。安全な家にして欲しい。
行った提案内容
ご両親を想い、ご両親は娘さんご夫婦への想いがあったため、残せるものは残しつつ、新しいものも取り入れた提案を心がけた。二世帯、三世帯と住んでいくにはお互いの協力と距離感、思いやりが必要なため、家族の集まるLDKは回遊動線を基本に広く動きやすいプランとし、外とリビングにつながる土間スペースを取ることでお互いを感じながらも程よい距離感が取れるように工夫。 ①隙間は部分的にウレタンを吹き付け、しっかり断熱材を入れ、複合樹脂サッシに取替改善。 ②小分けされた部屋を見直し、一部減築して二世帯でも十分なLDKを設置。 ③玄関位置を変更し、LDKにつながる土間を作り、車を停めても土間サッシからすぐ出入り出来るようにした。 ④家の真ん中には通り道としか使っていなかった部屋はお父様のこだわりの玄関を広く取り、お母様の婚礼ダンスを設置し、再利用。 ⑤土間スペースの一角にお婿さんの趣味であるロードバイクのスペースとした。 ⑥一部を壁にし、筋交い・耐震合板仕上げ、金物補強などを行い安心できる家に復活させた。