リフォームのきっかけ、要望

もともとはお祖父様のお住まいだったという三階建ての一軒家を、ご家族が住みやすいようにリノベーションをしたいとのお問合せをいただきました。奥様はもともとDIYがお好きで、ご自身のこだわりをたくさんお持ちでした。「玄関にモールディングを施したい」「モルタルの洗面台を作りたい」など、いろんな想いはあるけれど、それを実現させるにはどうしたらいいか分からない、とのこと。

行った提案内容

住宅密集地にあっても明るく開放的な空間にしたいと、２階にあったリビングは３階に配置しました。室内の雰囲気は、あえて鉄骨をむき出しにした勾配天井や、黒やグレーで統一された漆喰壁や建具など、奥様好みのインダストリアルスタイルに。ブラウンの無垢材や照明をプラスし家族の暮らしにぬくもりを与えました。使い勝手も生活するのに大事なポイント。お風呂と洗面所、洗濯場を２階に集約してスムーズな家事動線を作りました。洗面台の横には小上がりの畳を配置し奥様が洗濯物をたたんだり、幼稚園から帰ったお子様が自分で持ち物を片付けたり、腰掛けてテレビを観たり。セカンドリビングとしても機能するフレキシブルなスペースになりました。素材にこだわりすぎると予算をオーバーしてしまうので、モルタル風塗料やアイアン風木材などもご提案。予算を抑えながら、奥様好みの雰囲気を叶えることができました。

主人と子どもがアレルギーをもっているので、漆喰や無垢材を使ったリノベーションが大前提。また、家づくりへの想いが強かったので、全てお任せにするのではなく、自分で決めたいこともたくさんありました。いろんな工務店とお話をする中で、自然素材で、かつデザインと予算のバランスが良かったのがクムクさん。さらに、意見を押し付けることなく、私の希望に耳を傾けてくれたことが決め手になりました。 打ち合わせでは、細かな要望にも決して否定することなく、豊富な引き出しの中からベストな提案をしてくれました。スタッフさんも親しみやすくて、工事中は一緒に子ども部屋や寝室のクレイペイントを塗ったことがいい思い出です。