友人が多い、お施主様。 遊びに来た友人は必ず、廊下からリフォーム後のリビングに入った際のギャップに驚き、梁を現しにした天井を見て、「解放感があってカフェみたい!」と言われるのがとても嬉しいとのこと。 リフォーム前からあった障子や襖を残すことは純和風な印象になりがちで不安でしたが、プロから学びながら一緒に塗装をすることにより、住宅への愛着と個性を引き出せたことに喜ばれています。 「今後変化していくライフスタイルに合わせて更新していけるように」 工事終了してから、ご主人さまのDIY熱が高まっているとのことです。
担当者コメント
リフォームのきっかけ、要望
「人が集まって、輪になる楽しい家で、心地よく暮らしたい。」 その思いを持って、2年前に築35年の中古住宅を購入されていました。 家族や友人と過ごされる時間を大事にされるお客さま。 和室と隣り合わせのダイニングキッチンは、「スペースが手狭」で、「夏は暑く、冬は寒い」ことに悩まれており、『人が集まっても開放感が感じられ、季節を通じて居心地が良く、自分たちの個性が表現できる空間』にリフォームすることにより、今以上に心地よい暮らしをしたいと思われていました。 過去に手がけた実例をお見せしながら、空間のイメージづくりに時間をかけ、出来上がったプランでの暮らし方を気に入っていただき、リフォーム頂くことになりました。
行った提案内容
お客さまの要望を叶えるために、実例をもとに、イメージの具体化と共有を図ることで出来上がった空間のイメージは和風住宅でありながら、NYのレンガ倉庫街(ブルックリン)を取り込んだ「WA(和&輪)ブルックリンスタイル」です。 ダイニングと和室にあった壁と天井を解体し、丸太の梁を現した空間にすることにより、圧迫感を省き、空間の有効活用が可能になりました。 構造を確保するために新たに設けた垂れ壁部分には、コンクリート打ちっぱなし風のクロスで、空間デザインも意識した遊びゴコロのある空間を表現。 日々暮らす場所だから、床暖房を敷設した床には無垢のフローリングを使用。素足で歩いても気持ちの良い天然木の優しい肌触りと風合いで、毎日の生活をちょっと贅沢なものに。 旧和室にあった障子や襖はそのまま活かし、自然塗料を使ってお客さまと一緒に塗装することで、部屋の個性を引き出しました。