RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、家族がのびのび寛げるすっきりとした家づくりをされているAkiさんに、収納の秘訣や工夫をお伺いしていきます。
今回教えてくれたユーザーさん♪
整理整頓が何となく自然にできる仕組みがいい


Akiさんご一家は、元気な男の子が中心の5人家族です。でも、そう聞いて想像してしまうのとは180度違う玄関がありました。すっきり、それでいてコンパクトにしっかりご家族分の靴が収まっている様子は清々しく感じます。オープンスタイルなので、使いやすさだって抜群。他にも、すぐ手に取れるスタイルの収納がおうちの中にはちらほら……。なのに、全体はやっぱりすっきりしているから不思議です。まずは、そのベースとなる収納のこだわりや大切に考えていることから教えていただきました。

「夫や子どもたちはインテリアや整理収納に無頓着なので、なにかと家の中は散らかりがち……。そこで我が家では、その時その時の使いやすさを第一優先に、使うとしまうのアクション数が少なくてすむ収納を心がけています。」
すいっと取れて、またそこに戻すのが自然になるほどシンプルだから、Akiさん流の収納や考え方ならきっと『元に戻してよ』『片づけなさーい』『あ……また』こんなシーンが減りますね。しまう・片づけるが、意識することなくできる仕組みなのだと思います。そしてここからは、そんな仕組みを長く続けていくための『子どもの成長』に配慮した収納の工夫に注目していきます。それはどれも、家族の状況やライフスタイルが変わる度に焦って仕切り直しをしなくてすむ工夫ばかり。要チェックです。
子どもの成長に合わせて変えていける収納の工夫3つ
その1 いつかのために、衣類収納はキャスター付きにする


「我が家には約4畳のファミリークローゼットがあり、そこに家族全員分の衣類を収めています。ただ後々、子どもたちには自分の服は自分で管理してもらいたいという思いもあるんです。いつかそれぞれの個室へ持って行ってもらえるようにと、子供たちの衣類収納はキャスター付きのものを人数分そろえました。」
その2 臨機応変な空間では、収納家具を間仕切りにする


「2階には間仕切りのない空間があります。入居当初は、ベットを4台並べて家族みんなの寝室として使っていました。現在は長男次男のコーナーをゆるくゾーニングして利用中。その際に活躍したのが、空間を仕切ってくれる横長の棚です。収納としてだけでなく空間にメリハリをつけてくれる優れもの。まさに一石二鳥です!」
その3 土間収納は手軽な材料で、今に合わせて自作する


「階段下を活用した小さな土間収納。ここにどうしてもボールが転がらないように置きたくて、ラックを自作しました。下部分のフック付き棚も、100均やホームセンターで材料を調達してつくったものです。子どもが成長して置きたい道具が変わったら、収納もつくり変える予定です。」
オススメの収納アイテム

使わない時は、折りたたんでしまっておくことができる点、木のぬくもりが感じられる点が気に入っています。収納するために使っても、飾るために使ってもさまになるので、我が家では複数使いしています。
販売サイトで商品を見る最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

「しまうことよりも、使うことを念頭におくのが個人的にはおすすめです。ここにあったら手に取りやすいとか、使うまでのハードルが下がるようにしまい込み過ぎないとかを意識すると、長く続けていけるのではないでしょうか。そうすることで、片付けやすさも伴うから、使いやすくて戻しやすい収納になっていくかなと思います。」
家族の今にフィットするから、無理がない

Akiさんのつくる収納は、痒いところに手が届くし、手を伸ばせば欲しいものがあるカタチになっていました。すぐ使える快適がまずあるのが気持ちいい。だから使った後に自然とまたそこに置くことになるのではないでしょうか。そうして、いつもすっきりが完成していきます。なんだかご家族を魔法にかけてしまうような仕組み♪
またシンプルな収納には、ちょうどいい収納アイテムが不可欠。その見つけ方や選び方もAkiさんは秀逸です。いつかを想像したり、もうひとつの機能を付随させたり、必要を満たせるようにつくったり……工夫はさまざまですが、共通しているのは臨機応変であることだと思います。誰でも気が付くと整頓上手になっている、自然とできちゃう仕組みがいいなと感じた方は、ぜひ今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。
Akiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!