RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
スタイリッシュさの中に木の風合いやヴィンテージの質感が見事にマッチ♪そんな居心地のいい空間を実現されているMinoringさんのキッチンを今回はご紹介します。
静岡県の新築住宅を手がける工務店で、間取りや内装の提案をする設計をしています。
2年前に同じ会社の営業である旦那様と結婚したことをきっかけに家づくりを計画し、昨年5月に完成しました。
現在は夫婦でDIYをしたり、観葉植物をひたすら増やしたり、とにかくインテリアを充実させるのに夢中です。
もっと素敵な家を目指して、これからも精進したいと思います!
こだわり抜いたヴィンテージ風キッチン
開放的なオープンキッチンが印象的なMinoringさんのキッチン。はっきりとしたポリシーを感じさせるこの統一感は、とても美しく、絵になります。では、具体的にどのようなこだわりをお持ちなのでしょうか。聞いてみましたよ♪
「家全体をヴィンテージ風に仕上げたかったので、よく見かけるようなシステムキッチンをとにかく避けて選びました。
そのため、キッチン本体はオールステンレスのもの、背面収納は造作で作っています。
また、一般的にキッチンは家の奥まったところに行きがちなのですが、私は料理やお菓子づくりが好きでキッチンにいる時間が長いので、日当たり・見通し・景色のいい空間に仕上げました。」
長い時間過ごしても快適な場所にキッチンを配置。さらに、「ヴィンテージ」というテーマを設け、それに向かって設備を整えていったということですね。洗練されたこの空間作り、興味が深まってきましたね。では、具体的な特徴を見ていきましょう。
キーワード1 こだわりの見せる収納
「ヴィンテージ風に仕上げるためにはシステム収納は向かないので、全て造作で作ってもらいました。
飾っている調味料や茶葉を入れているビンは、ほとんど100均のビンに自分で作ったラベルを貼ったものです。
ボックス収納の中には、お気に入りの食器を入れて見せることができるようにしました。
普段使いの食器類は下部収納に入れて見えないようにしています。
ハンギングラックは既製品を自分たちでつけて、お気に入りの柳宗理さんデザインのキッチンツールを吊るしています。」
キーワード2 フラットにつなげたキッチンとダイニングテーブル
「キッチンとダイニングテーブルは絶対横並びにすると決めていました。
キッチン前にテーブルを設置するより出来上がった料理を並べるのに便利だし、作業スペースとしても使いやすいです。
通常、高さ850mmのキッチンと平均700mmのダイニングテーブルでは並べた時に段差ができてしまうのですが、すっきりと一体化したように見せたかったため、キッチンの床を150mm下げています。
また照明とハンギングラックも一列に配置して、ラインを強調しています。」
キーワード3 色と素材の組み合わせでつくる統一感
「キッチンだけではないのですが、家全体の素材感をステンレス、木材、アイアン。色味は木目のブラウン、ブラック、ホワイトに、植物の緑で統一しています。
そのためキッチンはオールステンレスにこだわり、照明もシルバーのものを探しました。
見せる収納でシロップやカクテルなどカラフルなものを飾ることを決めていたので、家と設備はとにかくシンプルにしました。」
オールステンレスとヴィンテージ風造作家具が見事にマッチ。シンプルな中に、深さと渋さが引き立ちます。素材やラインにこだわった「見せ方」にも気を配ることで、より統一感のあるキッチンに仕上がっていますね。では、特徴の一つである「見せる収納」について、きれいに見せるコツを教えていただきましょう。スッキリとした統一感を目指す方がぜひ参考にしてみてください!
見せる収納がキレイに決まる3つのコツ
その1 「見せるもの」は統一感を大切にする
「見せる収納は、とにかく同じものをたくさん並べるとおしゃれに見えます。
私は調味料を入れる器を統一し、カクテル用のシロップやリキュールは同じ種類のものをとにかく並べています。」
その2 見せるキッチンツールは色を統一する
「キッチンツールは私はシルバーで統一しています。ナチュラル系のキッチンを目指すなら木製のもので統一するなど、とにかく統一感が大切だと思います。」
その3 「見せたくないもの」を収納するところを必ず作る
「おしゃれに見せることばかりに集中してしまいがちだけど、キッチン周りはどうしても食品のストックや洗剤など、見せたくないものが出てきます。
それらを収納する場所をきちんと確保しておかないと、おしゃれなキッチンは絶対維持できません。
私は背面収納の下部の扉付き部分に普段使いの食器、パントリーにキッチン用品や食品ストック、分別用のゴミ箱を全て入れています。
」
最後にキッチンをもっと素敵にするためのアドバイスをいただきました
「とにかく『テーマを決めて、徹底すること』が素敵な空間を作るコツだと思います。
私はもちろんヴィンテージやインダストリアルな雰囲気が1番好きなのでそれに統一しましたが、それ以外でもカラフルでキラキラしたものや、可愛いものも大好きです。
でも好きなものを全部盛り込むとごちゃごちゃしてしまうので、何か買う時は必ず『うちに合うのか』を基準にしています。
自分がやりたいことをよく考えて、それにそっていけば、きっと素敵なキッチンになると思います!」
まとめ: コンセプトに合ったものを厳選。統一感がキッチンをスッキリ見せる!
「ヴィンテージ風に仕上げる」そのコンセプトを貫き、設備からツールまで素材にこだわりながら統一させていったMinoringさんのキッチン。生活感をうまく隠しながら、飾って見せる収納でキッチンの印象をUPさせています。「見せ方」ひとつで空間がガラリと変わりますよね。自分の中にある「こうしたい!」という揺るがない想い、インテリアづくりに活かしていきたいですね。
Minoringさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
キャンペーン中の商品