暖かみのある木の質感。色々な新しい素材が生まれてもやはり木材の質感は魅力的でインテリアにも欠かせない存在です。
今回は12月からRoomClipで開催されている「無垢材の家具とインテリア」の写真投稿コンテストを記念して、オークヴィレッジ自由が丘ショールームの安達友洋さんに無垢材の家具やインテリアの魅力を伺いました。
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■国産無垢材へのこだわりと、魅力
-----オークヴィレッジさんは今年40周年を迎えられ、創業以来無垢材というもにこだわられてきたと思いますが、そのこだわりや魅力とはどういったものなのでしょうか?
オークヴィレッジでは無垢材にこだわり、国産材を用いることを基本としています。
それは経年変化で味わいも風合いも高まり、日本の気候風土にも合って、かつお客様に長年ご愛用いただける家具をつくるには、国産無垢材が最適と考えるからです。
もともとオークヴィレッジは『100年かかって育った木は100年使えるモノに』という理念を1974年の創設時から掲げてきました。
単に木材を加工して家具をつくって購入いただければ良し、という発想ではなく、自然環境にもお客様の健康にも負担をかけないモノ造りとは?と考えてのこだわりであって、木組みの家具制作も、植物性オイルや漆といった天然塗料で仕上げるのも同じ理由ですね。
お客様にとっても、破損しても修繕可能なので、次世代や更にその次の世代まで愛情を持って使っていただけるのは変わることのない価値ですし、大きな魅力だと思いますね。
ちなみにオークヴィレッジの職人やスタッフは皆、木を植える活動も行っているんですよ。
▲楢(ナラ)材
魅力という点では、強度、耐火性、保温性、吸音効果、調湿作用といった色々な効果があります。
今日ご来店された際にお気づきになったかもしれませんが、木の香りが気持ちをリラックスさせてくれるのも魅力の一つだと思います。
また、日本ではどうしても空調の施設が欠かせなくなってきて、冷暖房を使う機会が多いと思うんですが、木というのは空気中の湿度が高いときには水分を吸収し、湿度が低いときには水分を放出するというな調湿作用があるので、室内の湿度変化を和らげてくれる効果もあるんです。
-----香りや湿度など室内の環境を整えてくれる作用があるんですね。
はい。実際に触っていただけると分かりますがガラス、金属、プラスチック、どれよりも木は触った時に暖かみがあります。
-----確かに椅子など肌に触れる部分があると金属やプラスチックだと冷やっとしますが、木だとそういう事がなく座れますね!
▲店内に入ると木のよい香りが漂います。
■適材適所
-----無垢材でも、色々木の種類があると思うのですが、それぞれの木の強さや特徴によって使い分けされているのでしょうか?
木材の違いによっての適材適所がありますが、その木の中でどの部分を使うかという点での適材適所というのもあります。
オークヴィレッジでは楢(ナラ)材を多く用いているのですが、楢(ナラ)の材質は堅くて加工しづらいと昔はあまり好まれていなかったんです。しかし、その堅いという特徴は、精度を必要とする無垢材の家具には向いてる木とも言えるんです。
また、木目が緻密というのも私たちが楢(ナラ)を使用している理由の一つです。色々な木目の中で栗(クリ)なんかは、楢(ナラ)よりも木目の感じが際立っていかにも「木目!」という感じの仕上がりになるんです。
一方楢(ナラ)の木目はどんなテイストのインテリアにも主張しすぎず、自然に馴染み、若いお客様にも人気があります。
■原物標本をインテリアに
-----オークヴィレッジさんでは木材の原物標本も販売されていますが、そちらを見せていただいてもいいでしょうか?
はい、もちろん!
-----木材によって全然色みが違いますね!漆はかなり鮮やかな黄色なんですね。
お客様のなかには塗料で色をつけてるんじゃないんですか?とおっしゃる方もいらっしゃいますね(笑)
木の色ってなんとなく皆さん、こんな色じゃないかなってイメージとかがあると思うんですが、櫟(イチイ)という木はちょっと赤っぽいですし、朴(ホオ)は緑っぽいんです。
-----安達さんは「森の博物館 原物標本」をご自宅用に額に入れてらっしゃるそうですが、インテリアとしてもとても素敵ですね!
男性は標本とか好きな方が多いと思うんですよ。自分もやはりそういうものが好きで、せっかく木材のことを覚えようとするならこうやって飾って置いておきたいなっていうところがあったんです。
▲「森の博物館 原物標本」を利用した安達さんの木の標本(
オークヴィレッジスタッフブログより)
■おすすめアイテムSwallowチェアの魅力
-----オークヴィレッジさんで一押しのアイテムを教えていただけますか?
やはりおすすめは、Swallowチェアです。ぜひ座ってみてください。
▲Swallowチェア
-----もっと背中に固い感じに当るかと思ったら、すごく柔らかい感じですね。
そうですね、これ笠木を立体的にしているので。
ずっと同じ姿勢で座ってるのって辛いですよね。どこかでポジションをちょっと変えたり、崩さないと長時間座るのは意外ときついものなんです。
これは元々ダイニング用チェアとして作っているんですが、最近はダイニングはただ食事をするだけでなく、そこでテレビをみたり家族と話したり、ちょっとした仕事をしたりする方も増えていますよね。そういったことから、長時間座っていても楽なダイニングチェアとして提案させていただいています。
-----本当に座ってみると色々なポジションに対応できることがわかりますね!
もう1つ、これは見えないところですけど、座面の内部はドーナツ状になってるんです。
人間には尾骨というのがあって、これが座面に長時間あたると痛くなるんです。ストレスを軽減することで長時間楽に座ることができます。
▲色々なポジションで座ることができます
■インテリアへの取り入れ方
-----無垢材のインテリアと相性がいい異素材やオークヴィレッジさんおすすめのコーディネートなどはありますか?やはり革や布あたりでしょうか?
そうですね、多くの椅子の座に革を張る対応はしてるんですけれども、店頭では比較的布座が人気がありますね。
でも、個人的には革がおすすめです。
特に木材というものは、使い込めば使い込むほど味が出てくるのですが、そういった点では革も同じように経年変化を楽しめる素材なので、相性がいいと思うんです。
▲革を使用したソファ
他にはガラスや金属などと組み合わせてもいいと思います。木材が引き立つ素材や色がおすすめです。
-----なるほど。ガラスとか金属とか、ちょっと工業的な素材のものと組み合わせたりしても、木のそのものの素材が際立ってきて、アクセントになるというパターンもあるんですね。
そうですね、いいと思います。
木材と鍛鉄の組み合わせの家具など個人的に好きですね。
-----コントラストというかギャップというか…そういったものを楽しむというところでしょうか。
そうですね、コントラストは重要かもしれないですね。
素材だけではなく、色も同系色で合わせるよりは、あえてコントラストをつけて合わせていただいた方がコーディネートしやすいかもしれませんね。
北欧の家具等が色鮮やかな布地と木材を組み合わせて作られているのも、そういったところがあるのかもしれませんね。
-----たしかに!木と真っ赤なファブリックの組み合わせなどはよく目にしますね。コントラストのつくような素材と組み合わせるっていうのは、おしゃれにまとめるコツなのかもしれませんね。
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木材の魅力を活かした無垢材の家具、色々な取り入れ方や楽しみ方ができそうですね☆
オークヴィレッジの安達さん、ありがとうございました!
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