RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
DIYによるプチリノベで、賃貸住宅を自分好みに変えているkaniさん。もちろんそのテクニックは全て、「原状回復可能」が大前提と言うから驚きです。今回はそんなkaniさん流のアイディアが詰まった、隠れ家cafe風のキッチンをご紹介していきます。
賃貸だからこそ、とことん自分流
限られたキッチンスペースを有効活用しながらも、小洒落cafe風に仕上げているkaniさん。賃貸住宅とのことですが、どのようにして自分流のアレンジを叶えているのでしょうか?まずは、キッチン作りにおけるこだわりについて伺いました。
「内装にこだわりたくても、賃貸では工務店に入ってもらうことができません。そこで、ありがちな賃貸っぽさを隠すため、自分らしくぴったりサイズの家具や収納をできるだけDIYしています。 また、雑貨やツール類の色を、白・黒・木目に限定するようにしているんです。そうすることで、たくさん置いてもうるさくなりません。ちょっと寂しい時は、フェイクグリーンで差し色をプラスしています!」
生活スペースの入り口にあたるキッチン
kaniさん宅のキッチンは、玄関の扉を開けてすぐ。主要な生活スペースの正に入り口にあたります。家族はもちろん、お客様の視線も集まるキッチン。どのように見せる工夫や、見せない工夫をされているのか気になります。早速、その点について詳しく聞いていきましょう。
キーワード1 テーマカラーを決めて統一感を演出
「家のテーマカラーを決めて、必ずその色を使うようにしています。 アクセントウォールも素敵だなとは思うのですが、スッキリまとめるため、我が家は白・黒・木目と決めました。 また、賃貸特有の真っ白い壁紙は、貼ってはがせる壁紙ノリを使ってテーマカラーに沿った色の壁紙に貼替えているんです。それにより、よくある賃貸からオリジナリティのある家にできたと思います。」
キーワード2 100円アイテムのチープさをカモフラージュする
「100円の調味料の瓶を使うこともよくあります。でも、そのままだと100円であることがすぐにわかってしまいますよね?チープな雰囲気で、目指す家の印象とかなり変わってしまいます。そこで、自作したラベルを貼ったり、100円ではない瓶などと上手く組み合わせたりして、ディスプレイしています。 他の雑貨類も100円のみではなく、別のところで入手したものと必ず組み合わせ、とにかくそのままでは置かないように心がけています。」
キーワード3 shop風のアイテムを取り入れて賃貸感をOFF!
「cafeなどに行った際に見た、素敵なディスプレイや内装を頭に入れて帰り、それに近づくように大型カウンターを設計して作りました。また、グラスホルダーをつけたり、ストローなど良く使うものを雑貨感覚で飾るなどして、見せる収納にしています。
このカウンターを実際に見た友人たちからは、“まるでcafeみたい!” “賃貸とは思えない”と言ってもらえます。ただ実は、キッチンをシンプルにしたくてこの大型カウンター、既に崩してしまいました。
他にも、黒板メニューボードや、ガーランド、グリーン、雑貨などをポイント使いして、shopやcafeの雰囲気を演出しています。」
なるほど、どうしてもアイテムが多くなるキッチンのごちゃ付き感や、お手軽アイテムのちょっとチープな印象を賢くOFFすることで、kaniさんは見栄えの良いcafe風キッチンを実現されているんですね!限られたスペースの中で、生活感をディスプレイに活かす工夫について、もう少し詳しく聞いていきたいと思います!賃貸のキッチンや、作り付けのキッチンをもっと素敵に有効活用したい……と思っている方はぜひ、参考にしてみてください。
見せる生活感を選び取る3つの工夫
その1 キッチンツールはテーマカラーで選ぶ
「全部同じ色でそろえるのは大変ですが、できる限りテーマカラーに沿った色の中で選ぶようにしています。キッチンツールはしまい込むよりも、出しておいた方が断然便利!カラーを統一することで、すっきりと見せながら収納することができますよ。」
その2 イメージに合わないものは、隠すより取り外す!
「賃貸によくある吊り棚や、テーマカラーに合わない扉などは、板を付けて隠したり誤魔化したりせず、取り外せるものは取ってしまうようにしています。 やはりイメージに合わないこともあるし、上から貼るだけだとそれもまたチープさが増長される気がするので、思い切って外します。 隠す方法だと、マスキングテープなどで原状回復できるように工夫しますよね?ただ、取り外してしまった方が確実にきれいに回復できるので、私はこの方法を選んでいます。」
その3 小まめに片付け、掃除する
「子供がいるので、慌ただしくどうしても散らかりがち。そんな生活感を消すには、こまめに片付けて、掃除をするに限ります。 無駄なものが散らかっていると、せっかくの統一感を阻害してしまうので、すぐに片付けるんです。 シンクもガスも使ったらその都度掃除をしてスッキリ清潔を保つようにしています。」
最後にキッチンをもっと素敵にするためのアドバイスをいただきました
「自分が好きなテーマカラーを最初に決めてみてください。出先で欲しいものがあった時など、部屋に合うかどうか容易にイメージできるのでオススメです。 また、壁紙や扉を取り替えたり、要らないものを外したりすると自分らしい、大好きなものに囲まれた空間に近づけることができます。 我が家は賃貸のため、原状回復という制限があり大変ではありますが、それを含めて家づくりを楽しんでいます。」
まとめ: 潔い取捨選択が空間を有効活用する秘訣!
kaniさんは、賃貸の制限がある中でも、自分らしく自慢できるキッチン作りを楽しんでいらっしゃいます。イメージに合わないものは取る、イメージに合うものがないなら作る!この潔い取捨選択が、kaniさん流の隠れ家cafeキッチンを生み出す秘訣。100円アイテムのチープ感をカモフラージュする工夫も見習いたいポイントです。
賃貸住宅や、ご実家のキッチンで思うようなコーディネートを楽しめない……と諦めていませんか?今回教えていただいたkaniさんのテクニックやアイディアに倣えば、そんな諦めかけていた夢も叶えることができます。ぜひ、自分らしいキッチン作りに挑戦してみてください。
kaniさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
キャンペーン中の商品