RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
大好きなアイテムを上手く使いながら、イングリッシュカントリー調の空間コーディネートを楽しまれているyumifuuさん。今回はそんなyumifuuさんの作る、ちょっとレトロでフェミニンなキッチンをご紹介します。
見せて楽しむ、フラットなペニンシュラ型キッチン
細やかな収納が充実した、使いやすそうなyumifuuさん宅のキッチン。雑貨や棚を使った収納が、そのままディスプレイを兼ねているように感じます。キッチンへのこだわりや、yumifuuさんなりの工夫について伺ってみましょう。
「キッチンはフラットなペニンシュラ型というのを選びました。作り付けの棚もなく自分の好きなようにDIYをして、今の形になりました。旦那さんが壁に穴を空けるのが許せない人なので、板壁を利用して棚を増やすなど、工夫も色々としているんです。リビングから丸見えなので、飾るような壁収納を心がけています。」
間取りの中でのキッチンの特徴を簡潔に
yumifuuさん宅のキッチンは、リビングダイニングとひと繋ぎになった、ペニンシュラ型。プライベート空間を一望できる反面、キッチンを隠す死角もありません。yumifuuさんは、“見せる収納を心がけている”とのことですが、具体的にはどのような工夫をされているのでしょうか?詳しく教えていただきました。
キーワード1 コーディネートの主役は“古道具”
「古道具を集めるのが好きなのですが、飾って楽しむだけでなく、使えるものは現役で活用しているんです。 ちなみに、古道具が生み出す空気感を壊してしまいそうな、最新家電たちは隠して使っています。」
キーワード2 色味を統一してスッキリ見せ
「木をメインにしたお家なので、茶色と白をイメージカラーにしています。たくさん雑貨類を飾っていますが、基本的にはイメージカラーで統一しているため、“ごちゃごちゃして見えない!”と遊びに来たお友だちに言ってもらえます。」
キーワード3 しまいながら飾れる、お気に入りのカゴアイテム
「“カゴ”がとにかく大好きで、見つけるとついつい購入してしまいます。ただ集めるだけでなく、キッチンで使うものをカゴに入れて効率よく飾っているんです。だから、我が家のキッチンはカゴがたくさん♪生活感を上手く隠しつつ、収納の素材を統一できるので、自ずとキッチンがスッキリします。」
なるほど、大好きな古道具やカゴといったアイテムを、効率よく“使いながら見せる”ことで、スッキリとしたイングリッシュカントリーなキッチンが作られているんですね。現代のキッチンに不可欠な“最新家電”を隠すことで、レトロな空気感をブレずに演出する工夫もお見事です!さらにyumifuuさん流の、雑貨見せのコツを詳しくお伺いしてみましょう。アンティークやヴィンテージなど、ちょっと古びたアイテムが大好き!と言う方は、特に必見です。
古道具やカゴをスッキリ飾る3つのコツ
その1 雑貨類が映える“白い”板壁
「自分でDIYした板壁をキッチンの背面にとりつけています。お気に入りの古道具や、カゴは茶色系が多いので、それが映えるように板壁は“白”にしました。古い窓枠のアクセント、古い本立ての棚、古い瓶のお茶パック収納など、“白”と“古い”にこだわっているんです。こうしてできた、板壁収納スペースに、やっぱり古道具系のキッチン雑貨をバランスを見ながら飾っています。 」
その2 大好きなカゴをフル活用
「古いカゴが本当に大好きで、どうにか飾りながら利用できないものかと考えました。 置いてあるカゴには子どもたちの手拭き、タオルやふきん、ジップロック、旦那さんのお弁当用のナフキンなど、それぞれ収納してあります。生活感をOFFしつつも、好きなテイストを空間に散りばめられるので、我ながら気に入っています。」
その3 DIYで家具カラーを統一する
「家にある家具はほとんど旦那さんがDIYしてくれたものです。その他も、キットを買って自分達で塗装しています。 いずれの場合も、使用する塗料はオスモカラーで揃えているので、白×茶色のインテリアがブレません。大きな部分の色を統一することで、たくさんのものを置いても、ごちゃ付き感を最小限に抑えることができていると思います。」
最後にキッチンをもっと素敵にするためのアドバイスをいただきました
「私は好みがブレません。男前やホワイトインテリアが流行っても、我が家の雰囲気は変わりませんでした。自分の好みを把握してインテリアを作ることをオススメします。そうすればずっとお気に入りの空間で過ごすことができるんじゃないかなぁと思います。」
まとめ: 好きなものは、最大限活用すべし!
yumifuuさんのキッチン作りのポイントは、そのブレない姿勢にありました。中でも、大好きな古道具やカゴと言ったアイテムを、ディスプレイするだけでなくしっかり活用しているのが印象的です。こうした物をフル活用しているからこそ、自ずとキッチンにyumifuuさんのテイストが溢れ、統一感のある空間が生まれます。
好きなものに囲まれた、居心地の良いキッチンを目指したい!と言う方は多いはず。yumifuuさんの考え方を参考に、“好きなものをキッチンに置く”ではなく“キッチンで使える好きなもの”を探してみるところから始めてみてはいかがでしょうか?