直線型のソファーをダイニングに垂直に置くことで、リビングとダイニングがつながり、一体感が生まれます。LDK全部でひとつのお部屋という感覚が強くなり、それぞれが好きな場所にいても、会話が生まれやすく、まとまりやすいですね。

同じ直線型ソファーでも、ダイニングに背を向けて置くことで、ゆるい間仕切りとなって、空間を分けることができます。リビングとダイニングをそれぞれ独立させたいときに有効な手です。ダイニングキッチンの生活感を感じずにくつろぐことができます。また、スツールを上手に利用すれば、人が増えても大丈夫です。

同じようにダイニングに背を向ける形でも、部屋の端に配置することで、こじんまりと落ち着く空間を作ることができます。また、ゆるく空間を仕切りながらも、空いている空間も広く取りやすいので、お部屋を広く使いやすくもなります。リビングにお子さんの遊び場を設けたい場合などにも良いですね。

L字型のソファーでテーブルを囲むように配置すると、リビングの独立感が強くなり、より団らんの雰囲気が強く出せるのではないでしょうか。囲む形なので、お互いの顔を見ながら会話ができ、話もはずみそうです。

テーブルもソファーも置かず、ラグだけにしておくことで、その空間の自由度が増します。座る場所も自由に選べ、広々と使えるので、お子さんがおられる場合などは特に使いやすいのではないでしょうか。

真ん中にテーブルをひとつ置くだけで、そのテーブルに人が集まりやすくなります。ソファーやいすがない分、広々使えるけれど、人も集まる動線も作りやすい、そんな２つの良さを兼ね備えた部屋づくりができます。

床に座るというのは、そもそも和室のスタイル。和室といえば畳ですね。畳は木と違いやわらかさがあるので、直接座ったり、横になったりすることに向いています。洋間であっても、ユニット畳を使えば、簡単に畳スペースを作ることができるので、床に座るスタイルを選ぶなら上手に取り入れてみるのも手です。

こたつといえば、ベーシックなのは正方形のもの。こたつは場所をとりがちですが、小ぶりの正方形ならコンパクトです。天板の色やこたつ布団のカバーを、お部屋全体の色に近い色味にすることで、全体との調和がとりやすくなります。小ぶりのこたつだと、お互いの距離も近くなるので、より家族の輪が深まりそうですね。

人数が多かったり、ゆったりと使いたいならば、長方形のこたつの方が向いています。テーブルとソファーの横幅を合わせるように置けば、ソファーに座るならこたつをカフェテーブルに、こたつに座るならソファーを背もたれにと、多様に使うことができます。それぞれが好きな形で同じ空間に集えるスタイルが作れます。

こたつの天板をお部屋の雰囲気に合わせるために、天板をDIYして使う人が増えています。木材を組み合わせてオリジナル天板を作ったり、リメイクシートやタイルを使って、今ある天板をリメイクしたり。世界にひとつだけのオリジナルこたつに家族が集うなんて、体だけでなく心も温まりそう！