ダイニングの照明選びには、いろいろなルールやテクニックがあります。今回はさまざまなテイストで演出されているダイニングをご紹介します。
1灯のペンダント
ダイニングのライティングの基本は、食卓の上を明るく照らしてくれること。下向きに光の当たるペンダントタイプはおすすめです。テーブルの中心にライトがくるように、テーブルの60~80cm上に照明器具を配置することがベスト。しかし細かい数字にこだわらず、自分に合った高さを試してみましょう。
いろいろなテイストに合わせやすいデザイン
ホーローのシェードなら横方向に光が透けることがありません。テーブルの上をダイレクトに照らしてくれるので、食事もキレイに見えます。ホワイトのペンダントライトならさまざまなテイストのお部屋に合わせることができます。
憧れの名作をダイニングに飾る
デンマークの名作。louis poulsen(ルイスポールセン)PH5。何層にも重なるシェードから、上下方向に光がこぼれます。PH5だけを点灯していても、まるで間接照明も使っているようなリラックスできる空間が作れます。点灯していないときも美しいフォルムが癒してくれます。
ミッドセンチュリー
同じくデンマーク製「ヴェルナーパントン グローブランプ」。 グローブとは球体という意味もあり、宇宙的な雰囲気も感じられるデザインで幻想的な光の空間を作りだしてくれます。
おしゃれな多灯使い
広範囲を明るく照らせるので、幅の広いテーブルにおすすめ。多灯使いは個数や配置によって、雰囲気もがらっと変わります。食事が美味しく見える照明の色は電球色ですが、LED電球であれば、電球色と昼光色をスイッチで切替できるものがあります。ダイニングで勉強や読書もしたい場合には、そちらを選ぶとよいでしょう。
3つ並べると
同じものを3つ並べると、規則性もでてまとまって見えます。これは雑貨のディスプレイをセンスよく見せるテクニックのひとつですが、ぜひ照明にも取り入れてみましょう。3つの照明と、3つの椅子が、横長のカウンターを引き締めて見せています。天井に映る光の渦巻もまた美しいですね。
多灯使いの変化形
アートワークスタジオのライト。1つの器具に5つのライトがついています。それぞれのコードの長さも変えられる珍しいデザインで、ライトの高低差がつくことで光に動きが出ます。残念ながらこのライトは廃盤のようですが、1灯の器具を複数台用意して、それぞれ高さを変えて取付てみてもいいですね。
キッチンとダイニングを一体化
キッチンとダイニングテーブルが一直線に配置されており、照明も同じ器具を等間隔に並べると、イメージを一体化することができます。オープンキッチンのカウンターもダイニングテーブル代わりに使用すると、ホームパーティーなどお客さまがたくさん集まったときに便利ですね。
模様替えが好きな方には
ペンダントライトをつけてしまうと、ダイニングテーブルの移動がむずかしくなってしまいます。そんなときには全体的に照らしてくれるダウンライトや、好きな方向に動かすことのできるスポットライト、そしてダクトレールがおすすめです。
配置の幅を広げてくれます
ダウンライトを使うと、ダイニングテーブルの配置を変えたい場合でも可動域が広がります。部屋を全体的に明るく照らしてくれるので、勉強や読書などにも向いています。キッチンの手元灯にペンダントライトを使う場合、ダイニングの照明をシンプルに仕上げると全体的なまとまりもよくなります。
長いテーブルにおすすめ
湘南発の国内ブランド、HERMOSA(ハモサ)のDINER3。アングルを調整できるスポット式の照明なので、好きな方向に照明を向けることができます。古材風の木材とガラスのシェードがビンテージ感を演出しています。男前インテリアや西海岸スタイルにも似合うデザインです。
天井面にもディスプレイできる優れもの
吊り棚付きのシーリングライト。棚の上にディスプレーをしてみたり、網状になっている棚から植物を吊り下げて飾ってもいいですね。ダクトレールを使っているので位置の移動も可能です。
自分らしく個性的に
ダウンライトなどの埋め込み型の照明や、天井付けのシーリングなどとは異なって、ペンダントライトは設置する高さがちょうど人の目線になります。それなら思いきって、デザイン性のあるより個性的な器具を取り付けてみるのもひとつの案です。自分だけのお気に入りの空間が演出できます。
ヘビーガイシャンデリア
5つの電球と5本の配線コードでできているシャンデリア。無駄な装飾のないシンプルの極みとも言えるでしょう。シャンデリアは天井面を照らすので、ダイニングには不向きとも言われますが、ダウンライトと併用することで必要な明るさを確保することができるのです。
カトラリーランプ
このライトがあるだけで、カフェのような空間になりますね。こんな遊び心のあるデザインなら、気持ちもワクワクしてきますね。あかりを付けた時にできる影は、カトラリーのシルエットで独特の美しさを楽しむことができます。
間接照明でリラックス
間接照明は壁に光を反射させることによって光を柔らかに感じることができるので、カフェやバーのような雰囲気をつくることができます。のんびりとした雰囲気で食事やお酒を楽しみたいという方にはおすすめです。
まずはダイニングをどのような空間にしたいかをイメージして、照明器具やその配置を選んでみましょう。ちょっとした工夫でダイニングの雰囲気が変わって大好きな空間になります。
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「照明 ダイニング」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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