連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.043 2016年12月18日更新

景色で彩る美しき日本家屋。旅館のようなくつろぎと和みの住まい〜hiraya2015さん〜［連載：RoomClip_新人ユーザー紹介］

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、和の伝統と北欧デザインを組み合わせた、くつろぎの住まいづくりをされているhiraya2015さんをご紹介します。日本の四季の美しさを堪能できる、旅館のような上質空間の魅力に迫っていきましょう。

今回ご紹介するのはこの方です！

hiraya2015さん

まわりが田んぼの田舎に小さな平屋を建てました。心豊かで、和やかに、飽きのこない暮らしが長く続けられたらと思っています。

『おもてなし』の心で作る、上質なくつろぎの住まい

和の趣で迎えてくれる、住まいの入り口

hiraya2015さんは新築に際し、自然の豊かさや、美しい四季を家にいながら感じられる住まいを理想とされたそうです。その心は、こうして玄関へ向かうアプローチからも窺い知ることができます。新緑から次第に赤く染まる、紅葉の移ろいを楽しむ……そんな日常なら、心を豊かに、穏やかに育んでいけそう。

アプローチを進んだ先にあるhiraya2015さん宅の玄関は、特徴的な『内開き』です。これには、来訪者を『気持ちよくお迎えしたい』という、住み手の『おもてなし』の心が投影されています。そして、開けられた玄関扉から入ると、視線を誘うのが目下に設けられた窓ではないでしょうか？こちらの窓からは、奥様手作りの上品な坪庭を眺めることができます。無駄な装飾のないシンプルな空間において、控えめに華やぎを添える坪庭の趣が一層、際立つように感じます。

和と北欧の文化が出会った心落ち着く空間

玄関からまっすぐ進んでいくと、暮らしの中心LDKが広がります。無垢材でまとめられた伝統的な日本家屋の佇まいに、北欧家具の有機的な曲線ががすっと馴染み、心を落ち着かせてくれる空間です。椅子の座面などに、さりげなく伝統色である『藍色』を挿し込み、アクセントづかいしているのも素敵です。

hiraya2015さんが家具を選ぶときに意識されたのが、『旅館で使われていそう』な雰囲気なんだとか。LDK全体を見回すと、そのこだわりの行き届いていた様がよくわかります。LDKの奥にある和室までがひとつながりに解放されると、より一層、旅館の一室のようです。窓から覗く庭の植栽が、ここでもやはり侘び寂を利かせていますね。

暮らしを彩る『窓』と『景色』

ここまでご紹介した、それぞれの空間はいずれも『窓』と『景色』が印象的でした。リビングは、その最高潮ともいえる空間です。大胆に、開放感たっぷりに作られた縁側沿いの窓からは、お庭の景色を贅沢なほど楽しむことができます。窓際に腰かければ、旅館や料亭にいるような気分に一気に引き込まれていきそう。

一方で、お庭側から縁側（屋内）を眺めると、どこか懐かしい日本の古き良き時代を思わせる景色がありました。優美で上質な気配と、ほっと心が和む気配、この両方をバランスよく溶け合ってるからhiraya2015さんの作る空間は、温かく心地良いのですね。

hiraya2015さんは、現在のお宅を設計される際、自然と四季を暮らしに生かすため、窓のサイズや位置にとことんこだわられたそうです。事実、hiraya2015さんの暮らしを彩っているのは、窓から覗く『日本の景色』。今回ご紹介しきれなかった、お部屋はもちろんですが、まだhiraya2015さんが投稿されていない季節の景色も気になりませんか？是非、hiraya2015さんのRoomをチェックしてみてください。