RoomClipには色々なテイストのインテリアやアイデアが詰まっています
RoomClipをきっかけに新たなインテリアに目覚めるユーザーもたくさんいます。
今回のインタビューはそんなお1人のYurinaさん。
DIYがすごくステキなインテリアで、運営チームもいつも感動していたのですが、
なんとDIYを始めたのは今年の春からとのこと。
現在のアンティーク・テイストにはまったのもRoomClipを始めてから。
色々なテイストを上手にまとめているのがYurinaさんの大きな魅力です。
そんな部屋作りのヒミツを伺いました!
【RoomClipMagは、約25万人が利用する日本最大のインテリア・コミュニティRoomClip(ルームクリップ)がお送りするウェブマガジンです】
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#8「RoomClipで出会ったDIY」Yurinaさん
————————————————————————————————●ホテルのような部屋からのスタート
ーーー今日はよろしくお願いします!今のご自宅はいつごろから住んでいるんですか?
「今年の春からです。去年の9月に先に夫が東京に住み始めて、私は当時は大阪の大学に通ってたので、卒業後の4月から一緒に住み始めたんです。RoomClipを本格的に始めたのもそのころからですね」
ーーー部屋作りを始めたのもそこからということですね?どのあたりから手をつけたんですか?
「最初は収納からです。男の人の一人暮らしだったから、やっぱりぐちゃぐちゃになってるし(笑)。あとモノがあんまりなくて、キッチンには鍋もない状態でした。必要な家具や雑貨を揃えていくのが最初の一歩でした。まぁ照明とかソファとかの家具は夫が一応私が気に入りそうなものを買っておいてくれたので大丈夫だったんですが」
ーーーやっぱり最初のころの写真は全然イメージが違いますよね。男の部屋というか、ホテルみたいな感じというか。
「そうですね。まぁ私もそういう感じも好きだったんですが、かわいい雑貨とかを集めだすと、やっぱりホテル風でいくのは無理だなってなって、そこから私流に手を加え始めたんですよ」
ーーー一緒に住むようになって最初に買った大物家具は何ですか?
「春先に机を買いました。当時はまだ自分で作るっていう発想がなかったので。一番シンプルなものを選びました。最初は勉強するつもりで買ったんですが、今では工作ばっかりしてますね(笑)」
●実はペイントは女性の方が得意!?
ーーーDIYは昔からやっていたんですか?
「いや、ほんとに今年です。夏前くらいからですね。RoomClipを見ていてやりたいな、って思い始めたんです。昔から何か作りたいけどできなかった、っていう思いがあったんだと思います。最初はマスキングテープから始めました。手軽にできて、はがしてもべたべたにならないし」
ーーアイデアはどこから?
「それもRoomClip見てて、いいなって思った先輩ユーザーさんのまねっこからですね。真似と応用。やっぱりみなさんすごく素敵で、感動したんですよ。」
ーーーリメイク缶もこのころから始めたってことですよね。ホント器用ですよね。
「そうですかねー。DIYはあんまり自信ないんです。あ。でもペイントは少し自信あります(笑)。多分女性はマニキュアとか化粧をしてるから、全体的に男の人より得意だと思います。スポンジに塗料をしみ込ませてぽんぽんってやるのは、アイシャドー塗るのと同じですし。まぁ私なりの分析なんですけどね」
ーーーなるほどー!それはめちゃ説得力あります。
●DIYはだんだん 大物に。。
ーーー一番最初にやったDIYは何ですか?
「最初はキッチンの収納です。上段は百均のフォトフレームで作った扉付きの棚で、下段には大きなゴミ箱が隠せるようにしました。これはやっぱり失敗ですね。天板も固定するとドアが開かなくなっちゃうから、上に載せてるだけなんです」
「2つ目が酒棚。これは夫が仕事行ってる間に、ささっと作りました。夫はすごくお酒好きだから。私は今はあんまり飲まないけど、バーみたいな雰囲気は好きなんで。酒棚ができてから大分リビングの印象は変わったと思います」
ーーー今作っているのが3つめですか?(インタビューは11月)
「テレビ台を作っています。今あるテレビ台の組み合わせをうまく変えて、それを囲むように大きな棚を作り、鎧戸を付けてテレビを隠しちゃおうって思っているんです。やっぱりテレビって存在感が大きすぎて、生活感が出ちゃうんですよね。部屋の雰囲気に合わなくなっちゃうから隠そうって思って(笑)」
ーーー木はどこで買ってるんですか?
「通販ですね。免許持っていないし、近くにホームセンターもないので、やっぱり通販に頼っちゃいます。カットはある程度向こうでやってもらいます」
ーーー設計図は?
「大まかなメモ程度は書きますよ。木を発注するときに長さが分かる程度に。でもすっごく汚いんです。私、線とかまっすぐ書けないし。ほとんど頭の中でやって、そのまま作ってます」
ーーー作業は家の中ですか?
「そうですね。サンドペーパーかけるのだけベランダでやりますけど、あとは家の中でやっちゃいます」
●映画のお姫様に憧れた少女時代
ーーーもともとインテリアに興味を持ち出したのはいつごろなんですか?
「だいたい小学6年生のころですね。友達の家がすっごくかわいかったんです。蛍光の星が天井に貼ってあったり、アイドルの写真が壁に貼ってあったりして。それで私も真似しようって思って。フェルトをハート形に切り抜いてカーテンにはったり、星も貼ってましたね」
「当時は自分の部屋はなかったので、ロフトベッドで部屋を区切って自分のスペースを作ってやってました。一人っ子だったので結構自由にできたんです。そのころはピンク色ばっかりでしたね」
「中学3年生で引越しして、初めて自分の部屋が出来たんです。それでロフトベッドを捨てて、ゴールドのベッドを買いました。ニッセンだったかな。テーブルもガラスの天板にゴールドのふちみたいな。絨毯はヒョウ柄で、カーテンは黒。ベッドのシーツとかはワインレッドでした」
ーーーわ。すごい。ゴージャスというか、お姫様みたいですね。
「お姫様に憧れてましたからねー(笑)。あとはムーラン・ルージュとかキャバレー風の文化に影響を受けてたのかな」
ーーーなんとなくYurinaさんの部屋はそういったヨーロッパの文化とか映画の影響があるな、って思ってました。
「母の影響で、洋画とか洋楽が小学校のころから好きだったんです。小学校のときにエリッククラプトンとか聴いてたり(笑)。周りではモーニング娘。とかはやってたんですけどね」
※Yurinaさんのお母さんはRoomClipユーザーのYasumiさん
「自分で初めて好きになった洋楽はブリトニーですね。ちょうど全盛期だったんです。たしか車のCMでかかってて、お母さんに調べてもらって、それからツタヤに借りにいって。ブリトニーは音楽とミュージックビデオから自分の好みにすごく影響を受けました。ブリトニーは全部ビデオで持ってましたよ」 ーーー一番好きだったPVは何ですか? 「うーん。いくつかあるんですが、サーカスっていう曲のPVはすごく好きでしたね。一番最初に鏡に写っているブリトニーが出てくるシーンがあるんですが、その鏡の前に香水がたくさん並べてあるんです。それに憧れて、家でもミニチュアの香水の瓶とかをいっぱい並べたりしてましたね」 「他にも音楽のPVは大好きで、ジェニファーロペスとか、浜崎あゆみも持ってましたね。実際にPVのない曲でも、音楽聞くとなんとなく映像が頭に浮かぶというか、『こんな映像になるんだろうな』って想像してました」 ●ポートレイト・ディスプレイの秘密 ーーー洋画のポートレイトなどが貼ってあるのもYurinaさんの部屋の印象的なところですよね。 「実家ではマリリン・モンローが貼ってあったんですよ(笑)」 ーーー90年生まれでモンロー好きってのは大人びてますよねー。 「これも多分お母さんの影響だと思います。昔の映画とか、王宮みたいなのが出てくるじゃないですか。そういうのがすごく好きで、お姫様になりたいって願望もそこから出てるのかなって思います。螺旋階段上がっていく感じとか(笑)。今でも憧れてますもん」 ーーーポートレイトのディスプレイはモノトーンコンテストでRoomClip賞になった写真ですよね?これは買ったんですか? 「いやいや普通にネットの画像をプリントアウトしたんです。まずうまく長方形になるようにテーブルの上に並べて、その配置をカメラで撮って、写真を見ながら壁に貼り直しました」 「母が大阪から遊びに来る時に、何か面白いことしなきゃな、って思って急いで作ったんです。期間限定のつもりだったんだけど、出来が良かったから半年くらいそのままにしてました。今はもうないんですけどね」 ●夫もはまったアンティーク ーーー元々のかわいい、ゴージャスな感じのテイストと、今のテイストはだいぶ変わって来てますよね。結構急速に変わった感じですか? 「ホントそうですね。昔はアンティークとかナチュラル系はあんまり好きじゃなかったんです。少し汚いかなって(笑)。でもRoomClipの影響が本当に大きくて、みなさんの写真を見ていて素敵だなって思うようになりました。今となっては完全にナチュラル/アンティークのインテリアにはまっています」 ーーーいやー、すごいなって思うのが、急速にテイストが変わったのにきちんとかわいくできているところですよ。センスよくまとめられるところが。 「いやいや、でもね、これ写真で撮っている空間はまとまってるけど、全体で見るとバラバラなんですよ(笑)。モザイクみたいになってます。しかも最近、剣と火縄銃が来ちゃったから、ますますバラバラになっちゃって……。」 ーーー剣と火縄銃!!??いやいや、どういうことすか? 「最近、私の影響で旦那がアンティークにはまりだしちゃったんです。それである日、船の舵と14世紀の火縄銃と、12世紀の剣を買ったんですよ。突然『ネットオークションで競り落としたんだ』とか言い出して(笑)」 ーーーそれは衝撃的ですね! ーーーYurinaさんがインテリアで気をつけているのはどのあたりですか? 「生活感をうまくインテリアになじませることですね。なじませたり隠したり。例えばアイロンケースとかファイルなんかをマスキングテープで貼っています。今はファイルボックスを木目調に見せるようにチャレンジしています。あとは洋書風にしたり」 「洋書で埋め尽くされた本棚って憧れるじゃないですか。ファイルボックスだったら背表紙だけでいいんで、簡単にできるんですよ。あとは充電器は植木鉢とかマグカップに隠したりしてます。これはいいですよ!1個ずつ入れるから絡まらないし」 「一方で、生活感をうまく残すことも課題なんです。例えばフランスとかの家でも生活感はあるじゃないですか。暖かい感じが出る。でも日本だと例えば洗剤にしても食品にしてもパッケージに派手に商品名が書いちゃってあるので、なかなか思う通りには行かないですよね」 ーーーいや、でもYurinaさんの部屋はそれがうまく出来てると思いますよ。最近部屋の中で気に入っている場所はどこですか? 「やっぱりアトリエですね。DIYを始めてからはやっぱりモノを作る場所が大切になりました。それとアイアンのコーナーラックとフラワーカート。これは新しいテイストなんです。これまではダークなブラウンテイストが多かったんですが、ちょっと白っぽいものにも手を出し始めています」 ーーーその行動力というか、いいと思ったものをすぐに取り込めるところがYurinaさんの一番の魅力だと思います。今は趣味はやっぱりインテリアですか? 「そうですね!やっぱりペイントする技術を覚えたから、雰囲気やテイストを変えるのがそんなに大変じゃなくなりました。嫌だったら上から塗ればいいしね(笑)。怖がらずにドンドン変えていこうと思います」 ーーーこれからも変わっていく部屋をRoomClipで記録し続けて下さいね。本日はどうもありがとうございました!今後ともRoomClipをよろしくお願いします。 「ありがとうございました!」 ——————————————————————— Yurinaさんのインタビューはご自宅のある新宿の喫茶店でやりました。 Yurinaさんは90年生まれ。運営チームより大分若いんですが、とても落ち着いていて大人っぽい方でした。 ただ、それでもブリトニー・スピアーズなど好きなアーティストの話になると、ふと年齢通りのかわいらしさも覗かせてくれました。 さらに、インタビューが終わった後も、新しいDIYやどんどん変化するインテリアの様子をメールで教えて下さいました。 YurinaさんはRoomClipをきっかけにして、最近「気ままな奥様」というブログを始めたそうなので、是非覗いてみて下さい! ——————————————————————— ご感想やご意見、ご要望などはmail@tunn-el.comまでお気軽にメール下さい。 RoomClipMag第9号 RoomClipMag編集部 2013.12.19