Rutic(ラスティック)という言葉をご存じですか?素朴で田舎風、飾り気のないといった意味があります。インテリアでは、古材や木の枝を使い、色褪せて朽ちた風合いをさりげなく取り入れた空間をラスティックと表現します。今回は、ちょっと気になるラスティックスタイルを実現するユーザーさんのお部屋をご紹介します。
古材を上手に使いこなす
素朴で飾り気のないラスティックスタイルでは、古材の使い方がポイントです。古い木材や色褪せた鉄などを取り入れるとインダストリアルな雰囲気になりがちですが、どこかに素朴さと温もりをプラスしてみましょう。
古材+配管パイプで飾り棚
callacafeさんは、鉄製の配管パイプを支柱にして古材をのせたシェルフをDIY。グレイッシュに色あせた、古材独特の風合いがいいですね。モダンなものを飾っても、どこか温もりのある雰囲気に仕上がります。
流木でつくるキャンドルスタンド
お手製の流木アイテムで彩られたChiakiさんのベッドルーム。左右にある2種類のキャンドルスタンドが、何とも素朴な味わいです。あえて塗りムラを感じさせる壁の風合いともマッチしていますね。全体の色味をおさえた素朴なラスティックスタイルです。
古い脚立をキッチンシェルフに
JUNKandRETROさんは、古道具屋や蚤の市で見つけたという2本の脚立でキッチンシェルフをDIY。コンクリートブロックに古簞笥など、オリジナリティあふれる組み方が魅力的です。小物もひとつひとつ丁寧に選ばれている印象をうけます。素朴な田舎風でありながら、どこか新鮮さを感じるキッチンですね。
りんご箱をダイニングテーブルに
こちらは、りんご箱を並べてダイニングテーブルに。使い込まれた風合いのりんご箱に、真っ白なクロスを掛けたらこんなに素敵な雰囲気になるんですね。まるでヨーロッパの田舎にある農家のダイニングのようです。
木の枝で素朴な雰囲気づくり
飾り気のない田舎の家のように、ほっこりとした雰囲気を出すには木の枝を取り入れてみましょう。曲線が美しい流木や、本物の枝でなくても精巧なフェイクブランチなどもあります。ユーザーさんの枝使いを見てみましょう。
木の枝にアンティーク鍋を吊るす
キッチンの壁に木の枝を掛けて、アンティークの銅鍋を吊るしているlyricnoiseさん。少しずつ大きさの違う鍋が順番に並べてバランスも良く、ディスプレイにぴったり。これがあるだけでラスティックな雰囲気がアップしますね。
リビングにカゴを吊るして
お家にある家具は、ほとんど手作りされているというnoroさん。リビング&ダイニングにも木の温もりがあふれています。その中でもひときわ目をひくのが、長めの流木に吊るされたカゴたち。お部屋のアクセントにもなっていて、ゆるやかに落ち着く優しい雰囲気がいいですね。
フェイクの枝がアクセント
こちらは端材でDIYされたというコートフックに、木の枝をプラス。とてもリアルな枝ぶりですが、なんとフェイクなのだとか。上手なフェイク使いには、大人の遊び心がキラリと光ります。窓に木の扉を取り付けると、素朴な雰囲気がアップしますね。
壁はエイジングの質感で
ラスティックスタイルを作りあげる重要な要素が、壁の質感です。あたかも経年変化で色褪せたり、はがれたように朽ちたイメージ作りが決め手です。ユーザーさんがみせる壁の質感演出を参考にしてみましょう。
エイジング調の壁紙
石の壁が経年変化ではがれたような風合い。yupinokoさんのダイニングは、エイジング調の壁紙で質感を出しています。その独特な風合いに圧倒される柄ですが、こんな風に思い切り大胆に使ってみてはいかがでしょうか。時計やライトなどにも、こだわりが詰まったダイニングですね。
漆喰+ペイントで独特の質感に
築35年の家をDIYで自分好みに仕上げているchapechapicさん。こちらのキッチンの壁は、漆喰を塗った上からペイントを施されたそう。あえてムラを残した塗り方に、手仕事の深い味わいが感じられます。棚との相性もぴったりですね。
漆喰からレンガをのぞかせるテクニック
こちらも手の込んだDIYの壁。ヨーロッパの田舎町で見かける、レンガの上から漆喰を塗った建物を再現されています。壁の質感はもちろん、時を重ねて漆喰がはがれ、下からレンガがチラリと見えている演出が見事ですね!
まだ聞き慣れないラスティックスタイルですが、こうしてみると素朴で田舎風のほっこりした雰囲気は、私たちの暮らしにも身近に感じますね。ぜひみなさんも、ユーザーさんのお部屋を参考にラスティックスタイルをトライしてみませんか?
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「ラスティック」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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