本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回は、1Kで一人暮らしをされている神奈川県在住の女性、decoさんのつくる空間をピックアップ。明るくナチュラル、そしてホッとする親しみやすさが心地よい、魅力的な空間づくりの秘訣に迫っていきましょう。
今回教えてくれたユーザーさん♪
プロフィール
お住まい
- お住まいの地域: 神奈川県
- お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)
- 居住面積: 29m2
- 家賃: 66000円
- この家に住む人: 自分だけ
- ご職業: 技術職
- 趣味: 読書、ヨガ、トレッキング、ピアノ、写真
いまのお部屋に決めた理由はなんですか?
「南向きで陽当たりが良く、眺望が抜けている点と、ウォークインクローゼットが決め手でした。 洋室と水回りを仕切る扉が引き戸なので、扉の開閉がスペースに干渉しないところもお気に入りです。 欲しい要素がコンパクトに収まった、ちょうどいいお部屋だと感じています。」
お部屋のこだわりを教えてください
「明るくナチュラルなお部屋が理想なので、インテリアは白かウッドテイストのものを選ぶようにしています。玄関からベランダまで、ナチュラルな雰囲気で統一できるように少しアレンジもしています。 どうしても本の背表紙や小物の色がカラフルになってしまいますが、そこは生活感ならではの味になり、また差し色のような感じにもなってくれるかな……とあえてそのままです。 また、レイアウトの融通が利くように、台や机は他の用途にも使えるものや使わなくなった時に畳んでしまえるものなどを選んでいます。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?
「脚付きマットレスの上です。です。ソファを置かずに、脚付きマットレスをソファ兼用として使っていて、ここで小説や雑誌を読んだり、日記を書いたりしていることが多いです。 テレビはありますがほとんど見ず、どちらかと言うとラジオがつけっ放しになっています。」
程よく生活感もある、親しみやすいナチュラルな空間づくり【ここがポイント!僕&私の工夫】
①大物家具の色味を揃えて、親しみやすくナチュラルにまとめる
「お部屋を明るく、親しみやすいナチュラルな印象にするために、面積を多く使うメインの家具やラグは、白または木目で揃えました。 とくに、お部屋の中心にくる、ラグとセンターテーブルを白にしたことで、8畳でも圧迫感なく明るい雰囲気にできたように思います。」
②程よい生活感を醸す色彩はあえてそのまま
「大物家具の色が揃っているだけである程度の統一感が出るように思ったので、本の背表紙や小物の色がカラフルになってしまうことはあまり気にしないようにしています。 程よい生活感が出て、差し色にもなるかな……と思ったりしています。」
③レイアウトの融通が利く、臨機応変な家具を使う
「後から欲しくなって、デッドスペースに作業スペースを作りました。不要になったらしまえるよう、畳めるコンパクトな机をえらびました。 棚もプリンター専用の台ではなく、何にでも使えそうなシンプルなパイン材のものです。 テレビ台やベッド横のサイドテーブルも、アウトドア用の畳める台。このように他に転用できる、畳んでしまいやすい家具を使うことで、レイアウトの融通が利くようにしています。」
④北側玄関もインテリアに合わせて明るくリメイク
「キッチンや廊下、お手洗いからお風呂まで、基本は全て白で統一された物件なのですが、玄関の床だけは黒い大理石調だったんです。そこも一貫したかったので、クッションフロアシートを使い明るい色にリメイクしました。 それだけで、北側で陽の入らない玄関が、グンと明るくなりました。」
⑤のびのびリラックスしたくなる、ナチュラルにアレンジしたバルコニー
「バルコニーはよくある無機質なグレーの床でした。こちらは、少しでもナチュラルな雰囲気を感じられるように、ウッドパネル敷いています。 以前住んでいた場所は近くに大きな公園がありましたが、今はそれもありません。でも、ナチュラルにアレンジしたバルコニーに、足を投げ出して座ると気持ちよく、とても気にいっています。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
以前は、木製のものやクリーニングでついてくるものなどバラバラのハンガーを使っていました。ニットや肩が落ちたデザインの服は、諦めて畳んで収納という感じだったんです。 でも、話題になっていたMAWAハンガーに変えてからは、スペースもとらず、首の空いたカーデなども型崩れなくズレ落ちずに掛けられるように! あまりにも使いやすくて追加購入時には、クリップタイプなどもさらに買い足してしまいました。
販売サイトで商品を見る今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
「まだまだ間に合わせで購入したアイテムも、失敗して使わずにいるアイテムや何となく置いているだけの小物などもたくさんあります。今後は思い切って、本当にときめくものだけを残して断捨離したり、少しずつ、一生物の上質な家具に買い換えたりしていけたら……と考えているところです。」
お話をお伺いして
decoさんの選んだ1Kは、居室にウォークインクローゼットがあり、キッチン側と仕切り戸は圧迫感のない引き戸と、間取りの上でも使いやすく工夫された物件であるのが魅力的ですね。そんな物件の居室部分を、明るい窓際を活かすようにレイアウトされているのがdecoさん流の心地よい空間づくり。最もよくいる場所と言うソファ兼用のマットレスは窓の方を向くように置かれ、窓際には作業机、窓を背に光の影響を上手に受けられるようにテレビ台というように、暮らしのさまざまなシーンが自然と気持ちよく明るくなるように工夫されています。そんな心地よく明るく暮らせるお部屋とシンプルでナチュラルなインテリアのコラボが、爽やかな抜け感と柔らかな雰囲気を感じさせてくれます。
また、decoさんはレイアウトの融通が利くようにと、その時々のニーズに合わせて転用できそうな家具や折りたたむなどしてコンパクトに収納できる家具を積極的に選ばれていました。なるほど、1Kや1Rという限られた空間だからこそ、自分らしく暮らしをマイペースに整えていきたいものです。融通の利く家具を選ぶことで、暮らしの自由度や気分やスタイルに合わせた楽しみ方が広がっていきそうですね。大きなものには統一感を、でも生活感は程よくそのまま、使いまわしで柔軟に……decoさんのお部屋づくりは力の抜き入れが絶妙です。是非、参考にしてみてください。
decoさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
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