和室の良さをふんだんに味わえる、Fumiyoshijmi さんのワンコーナー。ご自身で塗られたという天井と柱は趣きのあるブラウンカラーで、置かれた和箪笥や椅子、テーブルとしっくりと馴染んでいます。すだれを通して淡い陽の光りが差し込み、室内はひそやかな気配に満ちて、心落ち着く空間となっています。

ご主人のご実家に眠っていたというアンティークのミシン台が、ひと際印象的なyu_ki さんのダイニング。落ち着いたブラウンカラーに、ポイントで使われたブラックがあたたかなコントラストを描いています。ナチュラルな素材の雑貨や、自家製という梅酒が並び、おだやかな暮らしぶりが伝わる光景です。

shimizu_kokiさんが作り上げたのは、まるで古いヨーロッパ映画に出てくるようなワンシーンです。心の奥底を揺さぶるのは、ほのかに室内を照らす光りの中で、秘めやかに呼吸しているアンティークたち。長い物語を持つ古物のひとつひとつによって、特別な時間が流れる空間となっています。

明治時代に造られたという茅葺き屋根の農家に暮らすcyobinonさん。土間から眺められる居間と客間は、こだわりの家具たちでコーディネートされています。古民家の持つ情緒ただよう風情の中で懐かしさとモダンが見事に溶け合い、 自由な感性と発想がふんだんに感じられる風景です。

yuzuyuri12 さんのキッチンでは、時間をかけて集めた大切なアンティークの器やキッチンアイテムたちが、美しくディスプレイされています。すべてをご自身でDIYされたという見せる収納は、立ち止まってじっと眺めていたくなるほど。思い出のつまったアンティークたちがいきいきと輝いているキッチンです。

ご自身でデザインされたというmillenautique さんのキッチンは、ガラスで仕切られ透明感に満ちています。その中で輝くクラシカルなフォルムのシンク、エレガントな収納棚に並ぶアンティークの器やグラスたち。古くから伝わるエレガントなものたちが集められた、珠玉の空間となっています。

cha-baさんがキッチンの窓辺に設けた棚には、光りを浴びてグラスや器が並んでいます。柔らかな色彩を持った切り子のグラスや味わい深い金魚鉢……。周囲は昭和レトロのあたたかな雰囲気に満ちあふれ、心が和む光景に。想いが込められたひとつひとつのアイテムが、大切に使われているシーンが目に浮かびます。

munyaさんが切り取った暮らしの中の情景は、きゅっと胸がしめ付けられるような印象です。窓辺に設けられた棚にはドライフラワーがさまざまなびんに活けられ、室内にゆるやかな時間が流れていくよう。日本家屋の中にただようナチュラル感は、幼いころに感じた想いを再び体験できるような懐かしさに満ちています。

ドライフラワーを用いてひと際印象的なシーンを描いているのがnono.0129さんのディスプレイです。シンプルなデザインのサークルピンチに飾られた一輪の花が生み出したのは、時間が止まったかのような静寂な雰囲気。コーナーに飾られたマトリョーシカや雑貨とともに、胸に染み入る佇まいを作り上げています。

ナチュラルな魅力にあふれたyuki さんのガーデンでは、錆びて趣きのある風情となったタイヤのホイールに、セージの花が揺れています。柔らかな土やみずみずしい緑の香りに包まれたお庭は、まるで心の中に描いた原風景。自然の息吹を堪能できる光景の中で過ごす時間は、きっと特別なものに違いありません。