連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.207 2020年5月3日更新

「自然をプライベートに満喫できる、中庭を囲む平屋の暮らし」 by ___izさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、深呼吸したくなるように心地よく、自然を感じられる住まいで、温かくシンプルなインテリアづくりを楽しまれている___izさんと、そのお宅をご紹介します。明るく、丁寧に日々を送るメソッドがたくさん詰まった、素敵な暮らしを拝見していきましょう。

今回ご紹介するのはこの方です！

___izさん

中庭のある平屋で、地に近い暮らしをしながら、ささやかな日常を綴っています。インテリアは、少しずつ集めているアンティークや古道具が、心地よく馴染むように心掛けています。

家族の日常を綴る、拓けた器

内と外の境界を忘れる、素朴な空間

___izさんのお宅は、大きな中庭を囲む、3LDKの平屋です。『地に近い暮らし』を実現した住まいは、フラットな土間や大開口、仕切りの少ない開放的なつくりが特徴。玄関の掃除道具や靴収納の仕方からは、さっそく、その丁寧な暮らしぶりが垣間見えます。

そのまま進むと、モルタル土間のゆったりとしたダイニングが迎えてくれました。引き込み窓越しに一望できる色鮮やかな芝生の中庭と、木製家具で統一されたインテリアとでつくり出す眺めは、青空の下でピクニックを楽しんでいるような、お家の中にいることを忘れさせてくれるような心地を覚えさせてくれます。

窓を全て引き込めば、もうほぼ屋外です。中庭を囲むコの字型の平屋であるため、こんなにも開放的で贅沢な空間・光・風を、私的に独占できるのが素敵。中庭に面した各箇所の窓が、ダイニングに準じた大開口なので、どの空間で家族が時を過ごしていても、自ずと気配や声を感じあうことができます。それもまた、___izさん宅にあふれる心地よさと温もりの秘訣に違いありません。

アンティークと花を楽しみながら

アンティークや古道具を好まれる___izさんが選んだのは、くるみの造作キッチンです。好きなものたちと相性が良く、キッチンに必要な使い手にあった機能美も満たしてくれる、お気に入りの空間だと話してくれました。使い始めてから10年が経過した今は、味わい深くツヤと趣が増し、一層の愛着が沸いているそうです。

そんなお気に入りのキッチンのディスプレイを考えるのも、___izさんならではの日々の楽しみ方のひとつです。少しずつ増やしているアンティークや古道具、そして季節の花を、『どう組み合わせよう』『どうレイアウトしよう』とお子さんたちと考えながら、暮らしを彩っているそう。もしかすると、___izさんにとっては、当たり前の日常かもしれません。でもそれはきっと、かけがえのない豊かな日々です。

どこか懐かしく、心地よい設計の工夫

日本人の郷愁に訴えかける、縁側に似たこちらのスペースは、間取りで言うと、ちょうどコの字型の奥にあたる、子供室に面した廊下です。心地よい日差しと風が入る空間は、眺めているだけでも、思わずまどろんでしまいそうな心地よさ。ドアではなく、ふんわりと風を受けるカーテンの仕切りも、そんな雰囲気を助長します。

子供室は、廊下から一段下げてつくられているため、段差を利用してベンチやテーブルのように使うことができます。中庭を眺めながら、お絵かきをしたり、おやつ時間を楽しんだり……♪素足に気持よい、サイザル麻のカーペットもプライベートな自然を満喫しながら、のびのび自然体で暮らすのにピッタリですね。

___izさん宅には、中庭のある平屋の醍醐味と、それを活かし『好き』を楽しむ工夫がたくさん詰まっていました。素朴さを、贅沢に味わう日常は、素敵なのに背伸びした感じが少しもありません。自分らしく活き活きと、丁寧に暮らす___izさんのアイデアやこだわり、ぜひ参考にしてみてください。