「気が付いたらみんなといる壁付けI型~人とものと色と、上手に関わる空間~」 by sakuraさん

「気が付いたらみんなといる壁付けI型~人とものと色と、上手に関わる空間~」 by sakuraさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、色彩効果のギミックを活かした、明るく爽やかな北欧スタイルのインテリアづくりを楽しまれているsakuraさん宅から、長くて赤いキッチンをご紹介します。

北欧住宅に家族3人で住んでいます。色に関する勉強を今までしてきましたので、それを活かした家づくりをしていきたいと思っています。料理にお菓子づくり、工作、DIY、四季を感じる手作業が大好きです。そのため、仕事の日以外はほぼ、キッチンで作業しています。季節を感じながらの作業は苦にならずに進められます。カフェで働いていますので、カフェで習得した裏テクニックも、このキッチンで活用しています!

たくさんの人々とくつろぎを共にするキッチン

sakuraさんは、彩り豊かだけれども、決して色の氾濫を起こさない巧みなカラーコーディネートを楽しみながら、ユニークに品よくインテリアづくりをされています。そんなsakuraさん宅のキッチンは、赤と白のコントラストが美しい、I型です。壁一面を贅沢に使ったキッチンは、充実の広さでありつつも実にコンパクト。仕切りをつくらないスタイルならではの、空間の一体感も魅力的です。まずは、気になるキッチンのテーマやこだわりからお伺いしていきましょう。

sakuraさん

「テーマは『みんなで楽しく過ごせるキッチン』です。 全体が広く見えるように工夫しました。 横に長いキッチンでは、向かって左にあるコンロの方に入ると、料理に専念できます。逆に、右に伸びるカウンターはダイニングまで延長した、コミュニケーションの場。 友人が来たときは、気軽に手土産を置きやすかったり、コーヒーや紅茶を持ち寄って『ドリンクバーカウンター』として楽しんだりしています。たくさんの人々と、ここでくつろぐのが大好きです。」

最奥に仕掛けた、奥行きと引き締めのギミック

LDKの奥の壁一面を贅沢に使ったI型のキッチンは、空間全体の印象に大きく寄与しています。玄関に使用したターコイズブルーとの対比、明度の高い白タイルが醸し出す透明感と奥行き、そして鮮やかな真紅の引き締め効果……挙げ出せば切りがないほどの視覚効果がそこには込められていました。また、思い切った長さのカウンターが、sakuraさんらしい暮らしや人との関わり方を充実させているのも素敵です。

ここからは、そんな素敵なこだわりたちをさらに深く、掘り下げていきます。『ものづくりが好き』な方ならではのものの管理方法も教えていただくことができましたよ♪キッチンでの作業をシンプルに一元化したい、モダンにI型キッチンを表現したい……こんな風にお考え中の方には、特にうれしいヒントが盛りだくさんです。

キーワード1 真紅と長さに込めたこだわり

sakuraさん

「家を建てる際、空間が広く見えるよう奥行きをだすため、LDKの奥に位置するキッチンの色に、深紅を選びました。玄関のターコイズブルーの壁とも補色の関係で、お互いの色を美しく引き立てる効果があります。こだわりの甲斐があって、友人やお客様が家に入ると『広いね~、キッチン長いね~』と、よく言っていただけます。『他人の家のキッチンには入りづらいけど、こんなカウンターがあると手伝いしやすいね!』と言われると、さらに嬉しいです。みんなで作業しやすい環境なので、持ち寄りパーティーをよく楽しんでいます。」

キーワード2 四季を感じ、触れるカウンター

sakuraさん

「我が家は、キッチンカウンターで四季を感じています。1月にはゆずのピールチョコをつくり、一面に並べて乾かします。4月はチューリップを子供と活けて、5月はシソジュースを20本瓶詰め、ハロウィンには、大きな大きなカボチャを彫りました。冬は味噌をここでつくります。クリスマスやお正月のしめ縄もここでつくって飾ります。視覚・嗅覚で四季を楽しみ、感じる場所です。」

キーワード3 自分に合った管理スタイルでストレスフリーに

sakuraさん

「我が家のストック容器には、基本テプラは使いません。琺瑯なら直にペンで、他の容器には黒いマスキングテープを貼り、チョークで書いたり消したりしています。四季折々、いろいろなものをつくっては保管するので、この方法が向いていました。冷蔵庫でも、小さく切ったマグネットシートを使った在庫管理をしています。夫に買い物を頼むときは、買ってきて欲しいものを指で集めて写メを送るだけで、簡単にお願いできるので便利ですよ。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

sakuraさん

「家をプチリフォームしたりする際、壁の色やキッチンの色に注目してみてください。色の効果を取り入れるだけでも、部屋の広さや雰囲気がとても変わります。小物でもよいので、何か色のマジック効果を使ってみてはいかがでしょうか♪あと、小さなことですが、私は何事もきっちりするのが苦手です。在庫管理にチョークを使うなどしながら、自分らしく家を整えるようにしています。小さなことでも、自分に合ったやり方を見つけられると嬉しくなりますよ。」

まとめ: つくること、くつろぐことを気兼ねなく共有する

sakuraさん宅のキッチンには、たくさんの特徴があります。その中でも『みんなで楽しく過ごせる』というテーマを、ひときわ強く感じるのが、長い壁付けI型というスタイル。LDK全体がひとつの空間として、仕切りなくまとまっているため、よりプライベートなキッチンにも誰もが気兼ねなく関わっていきやすいのが魅力です。『ダイニングの一部……と思っていたら、そこはもうキッチンだった』という感覚を与えてくれるのがポイント。実は、入りづらい他人の家のキッチンですが、一度踏み込んでしまうと、案外そこから先に壁がないんです。だからこそsakuraさん宅では、遠慮してホスト任せにするのではなく、みんなでワイワイと作業もリラックスも共有できるんですね。

もちろん、長いカウンターで四季折々のものづくりを楽しむご家族の姿も、ほっこり美しい光景です。家族と人と、移ろう四季と、そして色彩、暮らしにあるあらゆるものとの丁寧な関りの繰り返しを楽しめるキッチンからは、学べることが本当にたくさんあります。ぜひ、チェックしてみてください。


sakuraさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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