「色の魔法と好きを楽しむ。マスタードイエローが映える、印象的なキッチン」 by colorerさん

「色の魔法と好きを楽しむ。マスタードイエローが映える、印象的なキッチン」 by colorerさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、センス良く彩を楽しみながら、洗練された穏やかなインテリアづくりをされているcolorerさん宅のキッチンをご紹介します。ご夫婦で丁寧にこだわり、リメイクやDIYでつくり込んだ、世界にひとつの印象的な空間です。

プロダクトデザイナーの夫と元カラーリストの色オタク専業主婦の私、中1の娘の3人家族です。昨年、新築戸建てを購入し、真っ白いシンプルなおうちを、夫婦でセルフDIYしました。今回、取り上げて頂いたキッチンは、おうちのDIYの中でも、夫婦でいちばん時間をかけ、納得いくまでつくり込んだ場所なので本当に嬉しいです。主に私がインテリアコーディネートとペイントを、夫が職人ばりの技術でDIYしています。まだまだ引っ越したばかりなので、やりたいことは色々ありますが、子育てをするように、愛着をもって自分らしいインテリアづくりをしていけたらなと思っています。

色とバランス、そしてイメージにこだわったDIY

colorerさん宅のキッチンは、鮮やかなマスタードイエローと優しさを含んだダークグレー、まずそのカラーバランスに目を奪われます。配色で魅せるオープンスタイルのキッチンは、物語や映画の中に登場しそうな雰囲気のある空間。飾り棚に並ぶ器や日常使いの道具、食材たちが、そんな雰囲気を『人の暮らしぶり』を感じさせるリアルなものへと、心地よく変えていくのが素敵です。住まい全体のリメイクやDIYの中でも、特に手を掛けた空間ということで、はじめにそのテーマやこだわりからお伺いしてみましょう。

colorerさん

「天井までのアンティーク風に見える食器棚とマスタード色の壁、そして大好きなものたちを飾る無垢の飾り棚のバランスと色には相当こだわりました。テーマと言いますか、DIYにあたって最初に決めたのは、壁のペンキの色です。ポーターズペイントのなんともいえない黄色に惹かれていたので……。キッチンはリビングに入ってすぐ目に入る場所なので、ちょっとインパクトのある色でも良いかなと思いました。

キッチンカウンターや食器棚といった家具は、昔からPinterestで、海外インテリアのネタを集めるのが私の趣味だったので、それらを参考に、既存の家具を夫がリメイク&DIYしました。」

LDKのアイキャッチ

colorerさん宅の玄関からLDKへと入った時、最初に迎えてくれるのはリビングです。でも、恐らく最も印象に残るのは、リビングに入った際に横目に入るキッチンのマスタードイエロー。導かれるように全体を見回すと、ゆったりと開放的な一体型のLDKの全貌に気が付きます。色と雰囲気にこだわったキッチンは、LDKの中でも主役と呼べる存在なんですね。

ここからはさらに詳しく、キッチンづくりのこだわりや魅力を掘り下げていきます。『注文住宅やリノベーションに手を出すのは難しいけれど、キッチンだけでも、もっと特徴的で自分らしく変えてみたい!』『新しく家具を買うのではなく、あるものを活かしたいけど方法が分からない……』こう感じた経験のある方は必見です。

キーワード1 マスタード色の壁と無垢材の飾り棚

colorerさん

「マスタード色の壁を活かしたかったので、吊り戸棚をやめました。変わりに飾り棚にして、集めてきたコーヒーカップやアンティーク雑貨たちを飾るスペースにしています。飾り棚は、無垢材にしたいと思っていたので、コスト削減のため、以前住んでいたフルリノベマンションから持ってきた棚板を再利用。棚板にした長い一枚板は、今回のために夫の友人である、無垢の家具職人さんにオーダーしたものです!」

キーワード2 海外風のカウンターと天井までの食器棚

colorerさん

「ちっちゃな新築戸建て住宅を購入したので、キッチンも大きくありません。見た目も大事ですが、収納力も確保したかった!そこで、既存の天井まで高さのある本棚をリメイクし、大容量のキャビネットをつくりました。アンティーク調のキャビネットにしたかったので、モールディングを駆使してみました。ペンキの色はグレーと決めていたのですが、背景の黄色との対比で色の見え方が随分変わります。可愛くなり過ぎないグレーを探すのが、ここで一番苦労したポイントです。」

キーワード3 引き出しでお気に入りが見やすい、カウンター収納

colorerさん

「これまでは、キッチンの食器収納は棚型の見せる収納でした。でも、ホコリが溜まりやすくて、整理整頓が苦手な私には向かなかったんです。そこで、既存の引き出し型の食器棚をリメイクしたキッチンカウンターを、夫にDIYしてもらいました。引き出し自体の容量はそんなに多くはないですが、気に入った器だけを見て楽しめるようにレイアウトしているので、引き出しを引くたび『ちゃんとキレイにしておこう!』と、自分への戒めにもなります(笑)。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

colorerさん

「まずひとつ、『絶対にこうしたい』という軸のようなものを決めると良いかなと思います。私の場合は、それが色でした。壁の色とコーヒーカップが並べられる無垢の棚をメインに、全体をイメージしています。このように、具体的な何かが決まると、それ以外はコストを抑えようとか、DIYしてみようとか、どんどんアイデアが膨らんでいきますよ。」

まとめ: 映画や舞台のように、はじまりは主役から

インテリアづくりは、どの場所でも『何から手をつけよう』と悩むものではないでしょうか。colorerさんのように、空間づくりという物語を動かす原動力となるような主役を決めれば、完成形のイメージづくりがしやすいですね。

また、colorerさんは、さらに好みの印象になるように、配色に注力します。『可愛くなり過ぎないグレー』見事です。甘すぎず、けれども辛すぎず、マスタードイエローの魅力を最大限に引き出す、優しくも落ち着いたグレー。それは、明暗や濃淡の差異にまでこだわって選ばれたからこそ出会えたものではないでしょうか。ものの大きさや周りにある色によって、同じ色でも与える印象は変わります。ぜひ、主役を見つけ、色の魔法と好きなものを楽しむcolorerさんご夫婦のキッチンづくり参考にしてみてください。


colorerさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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