「家族みんなの心地良さを大切にした、優しく明るい風通しの良い3階建て」 by karikoroさん

「家族みんなの心地良さを大切にした、優しく明るい風通しの良い3階建て」 by karikoroさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、落ち着いたナチュラルかつモダンなスタイルでインテリアづくりをされているkarikoroさんと、そのお宅をご紹介していきます。ご夫婦はもちろん、世代性別の違う4人のお子さんたちへの優しい配慮が散りばめられた空間づくりの魅力に迫ります。

今回ご紹介するのはこの方です!

隣との距離が近い住宅街。30坪弱の小さな土地に、家族6人が住む3階建て住宅を建てました。子ども4人は、上が高校生から下は2歳児まで。家族それぞれ生活リズムが違うので、この限られた空間の中、どれだけみんなが心地良く暮らせるかを一番に考えています。テーマは『今の私たちにちょうど良い家』。満足のいくちょうど良い家ができました^^

笑顔を生み出す、ちょうど良さ

シンプル×植物でつくる、品よく華やかな眺め

大阪在住のkarikoroさんご家族が暮らすのは、3階建て3LDKです。高校生から未就園児まで男女4人のお子さんをもつご一家の玄関は、上品でゆったりと開放的。しっとりとしたモノトーンのカラーリングに、間接照明とドライフラワーでさらりと演出を加える有意義なシンプルさにうっとり見入ってしまいます。

玄関に取り付けられた大きな鏡に写った格子戸の先は、和室です。凛とした小上がりの先にある空間は、住宅街の喧騒を一瞬でかき消してくれそう。こちらは、karikoroさんが『自分時間を楽しめる大好きな場所』と語る空間です。

足を踏み入れると、伝統的な和の様式美である地窓からの眺めと、琉球畳とツートンの壁でつくりだされるモダンな雰囲気の調和が見事であることがわかります。壁の配色効果で、自然と目線を地窓の紅葉へと誘導する仕掛けも絶妙です。押し入れの中には、たくさんの漫画がしまわれているそうで、読書スペースとしてご家族みなさん思い思いの自分時間をここで満喫されているとのことです。

家族の気配をなんとなく感じられる、つながる間取り

和室横の階段をのぼり、2階へ上がるとまず迎えてくれるのは、穏やかなリビングです。掃き出し窓の向こうには緑のテラスが広がり、開放感抜群。床と天井の木の質感も、心地良い奥行きを演出し空間をよりゆったりと感じさせます。

開放感を計算した間取りの中でも特筆したいのが、階段を仕切る壁がガラス製であるところ。ここの抜け感が、開放感と家族間のちょうど良いコミュニケーションに欠かせない存在だと、karikoroさんも語ります。上階から降りてくるとき、リビングに入るとき、必ず家族同士の視線が合うから挨拶や会話を当たり前に交わせるのだそう。家族が多く、それぞれの生活もあると、顔も合わせず会話も減る……というのは無理もないことかもしれません。でも、ご家族同士が無理のない距離を保ちながらも、温かく自然なつながりを持ち続けられる間取りのkarikoroさん宅なら、こうした微妙な心の隙間が生じる心配がないんですね♪

また、L字型のLDKの一番奥まった場所には、ひっそりとキッチンがあります。横のダイニングへは視界が抜けているため、作業に集中しながらも家族の気配はなんとなく感じていられる場所です。視線の高さには、北向きの窓があり一日を通して心地よい採光が入るのも魅力。風通しも◎な窓際には、実用性と癒し効果を兼ね備えたハーブポットを並べて、キッチン空間も最大限楽しまれていました。

散りばめられた成長への配慮

karikoroさんは、ご家族みなさんの心地良さのための『ちょうど良い折衷案』を上手く家中に散りばめています。例えば3階のお子さんたちの空間を見てみましょう。高校生から未就園児までの4人姉弟のお部屋は広いひと部屋。年齢層でほんのりと2分しつつも、上のお子さんたちが下のお子さんたちを見守りやすくなっています。でも、勉強……となると問題が生じるもの。そこは、スタディースペースを部屋の外につくることで解決されています。これなら、下のお子さんが眠ってしまった時間でも気兼ねなく勉強できますね。仮に、お部屋の中で大騒ぎが起きていても、ここでなら集中できそうです。

下のお子さんたちの自然な自立を促す工夫も真似したくなるポイントです。こちらは洗面スペース。シンク下の引き出しのひとつが踏み台にもなる仕様で、小さなお子さんでも簡単に引き出して使うことができます。インテリアに溶け込み、場所を取らず、機能的……素晴らしいアイデアです。水栓もセンサー式、石鹸もオートディスペンサーと、『ひとりでできた!』がどんどん増えそうな仕組みの数々がここにはありました。

過ごしやすく整えること、植物でリラックス感を演出すること、そして家族ひとりひとりの充実感を大切にすること、karikoroさんの暮らしづくりにはご家族への優しさが溢れそうなくらい込められています。だから、いつもみんなにちょうど良く、みんなが笑顔でいられるのではないでしょうか。ぜひ、karikoroさんのインテリアと思いやりある工夫たち、今後もチェックしてみてください。

karikoroさん邸の間取り図

karikoroさん宅は、30坪の3階建て3LDKです。ご家族が集まるLDKを、1階の和室と主寝室、3階のお子さんたちの空間で挟み、心地良い家族の距離感をつくり出しているのが特徴。全体を、植物によるナチュラルな演出で、シンプルかつ上品に仕上げられています。

karikoroさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

karikoroさん

シンプル×緑です。家のどこにいても自然を感じたいので、どの部屋にも植物が置いてあったり、外に目を向けると緑が見えたりという眺めを意識しています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

karikoroさん

シンプルなのに少し小業が効いてる感じのものが好きで、特にこのブランド!と決めたものはありません。そのときに気に入ったものを購入しています。でも、選ぶとすればACTUSが好きです。ハンドメイド作家さんたちからもよく購入します。小物系では、DULTONやKEYUCAなどもよく利用します。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

karikoroさん

フラワーポット(ハーブ栽培用)です。キッチンの窓際に並べる用。美味しくて癒されて、一石二鳥です^^ドライフラワーや生花、花瓶……植物系ばかりですね(笑)

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

karikoroさん

家族が多くても家をキレイに保つことを大切にしています。また、子どもが自立しやすい家にすることも目標です。例えば、小さい子でも片付けやすいように、分かりやすくものの定位置を決める。手洗いやトイレにも、ひとりでできるよう工夫しています。だからこそ、汚れやすい場所は素材や配置をしっかり考えました。

あとは家族同士の距離感を大事にしています。プライバシーを確保しつつも、それぞれがどこで何をやっているかがなんとなく分かる間取りに拘りました。なんとなく……がちょうど良いんです(笑)

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

karikoroさん

今回はこのような貴重な経験をさせて頂きありがとうございました!自分の家では到底見れない風景、例えば海の見えるおうちや、夜景の素敵なマンション、敷地の広ーい平屋などを拝見できるのが楽しいです。これからも、そんなみなさんの素敵な家たちをのぞいて、妄想し、ニンマリしていきたいです^^これからも宜しくお願いします。

karikoroさんのお部屋ギャラリー

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karikoroさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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