地中海風インテリアに登場するアーチの垂れ壁も、日本ですっかり市民権を持ったようです。まっすぐな柱や床で作られる家という空間に、アーチという曲線は、思わぬ効果を現わします。アーチの垂れ壁を取り入れて、部屋を通り抜ける空気、変化する光を楽しまれているお部屋をご紹介します。
部屋をつなぐアーチ垂れ壁
大きなアーチの垂れ壁は、空間を柔らかな印象で分けます。そして、アーチには、高く作れば部屋を広く、少し低くすると奥行きを感じさせる曲線のマジックがあります。そんな効果を上手にお部屋作りに活かしている実例です。
アーチの仕切りで部屋を広く
階段下のスペースとリビングを、リビングの天井高を活かしたアーチの垂れ壁で仕切っています。階段下の天井も高く見えて、お部屋を広く見せる効果になっています。アーチの奥の壁にあるステンドグラスが効果的ですね♪
二つの部屋を柔らかく分ける
ダイニングとリビングをアーチの垂れ壁だけで分けています。壁を下げるだけで、空間の目的が分かれ、端正な感じになりました。直線ではなくアーチにしたことで、柔らかな雰囲気が出ていますね。
奥行きを感じさせるアーチ
開放的なアーチ垂れ壁の入り口
アーチ垂れ壁で作る、ドアの付いていない部屋の出入り口。これは、南フランスやスペイン、あるいはメキシコなど、開放的なラテン風のインテリアによく登場しますね。漆喰の壁やタイル等、雰囲気のあったものと組み合わせて、より目指すインテリアに近づけてはいかがでしょう。
タイルと塗り壁でスペインの香り
漆喰の塗り壁で作られたアーチの入り口が、キッチン横にあります。キッチンカウンターは、きれいな色タイルで飾られています。アンティーク風の照明とのコーディネーションで、スペインの地中海沿岸の家のような雰囲気のあるインテリアになっています。完成直後の写真のようなので、住まわれてからのインテリアも楽しみ。
南フランス風の白い漆喰のアーチ
壁の抜けたニッチとアーチの垂れ壁がキッチンの風通しを良くしています。コテの跡が残る漆喰壁が、素朴な風合いで南仏のカントリーハウス風です。ニッチのドライフラワーやキャンドルスタンドも雰囲気を作っていますね。
アーチがつなぐ2色の壁
キッチンとパントリーをつなぐアーチの垂れ壁です。2色の壁色がパステルカラーなので、アーチの曲線と合わせると、よりやさしい空間になりますね。開口部の高さがあるので、二つの壁の色が見えるのも嬉しい効果だと思います。
ウエスタン風スイングドアとも名コンビ
アーチの下がり壁の先には、シューズクローゼット。入り口がウエスタン風スイングドアで仕切られています。テラコッタの床と合わせて、明るい西海岸のイメージになりました。広々としたシューズクローゼットがうらやましいです。
メルヘンの世界への上り口
アーチの垂れ壁から上がっていく階段は、壁で上への視界が曲線でさえぎられるので、照明や窓の光がやわらかく入り、影は幻想的な形を作ります。違う世界に続いているようで、踏み出すのをとまどってしまいそう…
光をやわらげるアーチの曲線
コテ跡が残る真っ白い漆喰壁で囲まれた階段。上り口がアーチの下がり壁になっています。曲線と壁の質感で、窓からの光がとてもやわらかく感じます。壁に作られたアーチ型のニッチと合わせて、メルヘンの世界のようですね。
アーチの影が幻想的
階段の照明が間接照明なので、柔らかな光が広がって、アーチの影をきれいに出しています。幅のあるアーチが、深く幻想的な影を作りだしました。夜も、アーチならではの景色があるのですね。
4列のアーチにとまどう
みごとなアーチの垂れ壁、4連続です。同じ大きさでも、それぞれ行き先、用途の違うアーチにとまどってしまいそう。特に、階段に続くアーチは、行き先の見えない迷宮への入り口のようで、上ってみたい気持ちになります。
実例からアーチがインテリアにもたらす効果を実感していただけたでしょうか?お部屋の表情を豊かにしてくれるアーチの垂れ壁、これからますますポピュラーになっていきそうですね。
RoomClipには、インテリア上級者の「アーチ アール」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンペーン中の商品