連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.244 2021年1月24日更新

「シンプルさの中にさりげなく個性を光らせる、アジアンナチュラルな住まい」 by pandapさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、アジアン雑貨を取り入れたナチュラルかつモダンなインテリアづくりを楽しまれているpandapさんと、そのお宅をご紹介していきます。エキゾチックなエッセンスを上品に取り入れながら、すっきりシンプルに暮らしを整える秘訣も探っていきましょう。

今回ご紹介するのはこの方です！

pandapさん

築22年目の木造2階建ての自宅を今年リフォームしました。リフォーム箇所はバス、トイレ、洗面脱衣所、キッチンなどの水回りとリビングダイニングの床、クロスなどになります。間取りや窓も変更して、念願のアイランドキッチンや床暖房のある快適な毎日を過ごしております。

好みのエッセンスを楽しむ心地良い暮らし

サラッと個性を魅せる、アジアン×ナチュラル

pandapさんは最近、一部をリフォームしたばかりという2階建て5LDKのお宅で娘さんとふたり暮らしをされています。『アジアン家具や雑貨が大好き』というpandapさん宅では、玄関を入ったすぐ正面から、それが分かる眺めが迎えてくれました。カーテンではなくさりげないすだれで目隠しをした大きな窓、そのすぐ下にある砂利を敷いたディスプレイスペース。シンプルに丁寧に表現された和の美しさ、穏やかさに魅せられます。

そして、LDKの扉を開くと明るく伸びやかなモダンナチュラルな空間が待っていました。ソファダイニングとアイランドキッチンでカフェ風のレイアウトで仕上げられた中にも、確かに和やアジアンな香りが漂います。木の温もりや表情のある照明、日常が垣間見える整ったキッチンの見せる収納、こうしたものたちから暮らす人のこだわりやセンスが自然とにじみ出ているからかもしれません。

こちらは、キッチンから見たリビング側の景色です。ベーシックなカラーを中心に余分をそぎ落としたシンプルなコーディネートで、空間をより伸びやかに感じられるよう演出されていることが分かります。だからこそ、テーブルや棚といった必要な物たちの豊かな表情が際立つんですね。

家具でアクセントをつけた、ワンルームのような空間

ゆったりとシームレスに続くLDKですが、メリハリも感じます。ポイントに置かれた大きめの棚がいい仕事をしていますね。もちろん単独で見ても魅力的なのですが、引きで見たときに全体と調和しつつも個性を消さないリビングドア横にある飾り棚の存在感は特に絶妙です。

ディスプレイされたアイテムたちにもpandapさんの好みが凝縮されていますね♪四角い棚のカタチがフレームの大きなアートのようでもあれば、日本家屋に見られる丸窓から臨む景色のようでもあり、奥深い風情を味わわせてくれます。

pandapさんはLDKリフォームの際『ワンルームのようにして欲しい』と依頼をされたのだそうです。そのためアイランドキッチン、ダイニング、ラグ敷のリビングと動から静へ少しずつロースタイルにすることで移行していく空間の終着点にベッドスペースがあります。夜、リビングのラグで愛犬とゴロゴロした後、そのまま一緒にベッドで就寝。というのが幸せなルーティンだと話してくれました。

こだわりが詰まった、落ち着ける場所

お住まいの中でお気に入りの場所をお伺いした時、LDKともうひとつあげていただいたのが洗面所です。洗面台下がオープンであり、ものを置かずすっきり整っているため、生活感を覚えないのが特徴。そのため素材感やインテリアの美しさが一層、研ぎ澄まされています。むき出しの排水管ですら、キラキラ輝くオブジェのようです。これは、お掃除好きなpandapさんの日々のメンテナンスの賜物かもしれません。

また、洗面ボウルも見逃せないこだわりポイントです。こちらは、前々から憧れていた笠間焼の洗面ボウルを専門に扱う「ギャラリー陶之助」に依頼したひと品なのだそうです。とっておきを配置した洗面台は、少し長めに余裕をもったつくりになっているので、メイクやちょっとした書き物のスペースとしても重宝します。

でも、洗面所といえばあれやこれやと生活感が押し寄せてくる場所……収納はどこに？と疑問が生じます。その答えは、大きな鏡の中でした。洗面小物はもちろん、メイク道具やアクセサリーまでしまっておける大容量のミラーキャビネットが、すっきりの秘訣だったんですね。美しく、無駄なく機能的、暮らしやすく好きを楽しむpandapさんのお住まいには、こうした気の利いたギミックがまだまだ隠れていそうです。ぜひ、これからも引き続き注目してみてください。