RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、都会的に洗練されたモダンなインテリアづくりをされているkoba0329さん宅の、凛としたキッチンをご紹介していきます。

koba0329さん

三重県に住む夫婦と子供ふたりの4人家族です。この家で暮らしはじめてから3年目を迎えました。建築の際に電気工事士の夫が電気工事を、私も棚板の塗装やリビングのウッドパネルの取り付けなど家づくりに携わりました。住む前から思い入れの詰まったお家です。

生活感なく、機能的なモダンスタイル

koba0329さん宅のキッチンは、ダークグレーのシックな佇まいが印象的です。堂々としているけれど、インテリアから浮くことはなく、むしろ空間の顔として静かにそこにあります。また、上部を遮る収納がないため、開放的でLDK全体が自然と一体に溶け合っているのも特徴です。でも、あまりに美しく無駄のないキッチン……生活感はどこへ？という疑問がよぎります。そこでまずは、キッチンのデザインや機能へのこだわりについてお伺いしていきたいと思います。

koba0329さん

「キッチンのショールームでひと目惚れしたセラミックトップのキッチンを中心に、家電も黒やシルバーで色味を統一して生活感なくモダンに仕上げました。セラミックトップなので熱々の鍋を直接置くこともできます。収納力もたっぷりと、機能性はバッチリ。また、アイランドキッチンにすることで回遊できる動線にしました。」

全体を見渡せる浮島

間取り図で見ると、その回遊性の便利さがよくわかりますね♪L字のLDKのコーナーにつくられた浮島は、ダイニングへもリビングへもアクセス良好。パントリーは階段側にあるので、キッチンに行かなくても飲み物や食品のストックを取り出すことができるのも重宝しそうです。

ここからは、気になる生活感を希薄にするコツや美しいキッチンの中に秘められた機能性について、さらに詳しくお話を伺っていきます。ダークカラーのキッチンを選びたいけれど、圧迫感が気になる……という方や吊戸棚は辞めたいけれど収納が足りなくなるのが心配！とお悩み中の方も必見です。

キーワード1 色味をまとめて、生活感をなくす

koba0329さん

「家を建てる際に絶対に採用したかったのが、セラミックキッチンでした。家の間取りもこのキッチンを主役に考えたほどです。スタイリッシュな佇まいを大切にしたいので、生活感をなくすように工夫しています。具体的なところでは、家電の色味をまとめ、極力ものを置かないようにしてスッキリさせています。」

キーワード2 明るい抜け感と借景を楽しめる窓

koba0329さん

「キッチンが濃いグレーなので、圧迫感が出ないよう吊戸棚は採用しませんでした。さらに、窓を設けたことで、採光や抜け感が出て明るい空間に。窓からは竹林が見え、借景も楽しめます。」

キーワード3 充実の収納力と抜群の利便性

koba0329さん

「吊戸棚は採用しなかったのですが、なくても大丈夫だと思えるほどの収納力があります。大きなお鍋や細長いお皿、大皿など全て収まっています。また、セラミックトップなので、熱々の鍋もそのまま置けるのはもちろん、まな板を出すのが面倒な少しの野菜や果物を切る時はそのまま切っても大丈夫です！」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

koba0329さん

「家づくりの際、施工会社との打ち合わせは、はじめから最後まで妥協しませんでした。また、思いや希望を全て伝えきることができたと思っています。きっと『細かい施主だなぁ〜』と施工会社の方には思われたかもしれません（笑）毎日立つキッチンだからこそ居心地の良さにとことんこだわることで、家事もはかどるし楽しめると考えているので、悔いはないです。」

まとめ： 美しく、頼もしく、こだわりを妥協しない

koba0329さん宅のキッチン、佇まいだけでなく機能もしっかりと整っていました。美しさに隙がありません。特に、生活感はどこに消えているんだろう……の答えとなる、引き出し全開の眺めは圧巻。収納力の懐の深さはもちろん、使いやすい配置を計算されているからこそ無駄がないんですね。

また、傷や汚れ、熱にも強いセラミックトップゆえに、表に出す道具を減らしやすいのではないでしょうか。まな板や鍋敷きがすぐに取れなくても、不便を感じることがなさそうです。キッチンの素材選びの大切さに改めて感じます。ぜひ、妥協せず快適を追求した、才色兼備なkoba0329さんのキッチンづくり参考にしてみてください。

koba0329さんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！