自然をいかした和風インテリアの作り方&実例集【モダンなアイテムも】

自然をいかした和風インテリアの作り方&実例集【モダンなアイテムも】

高温多湿な気候が特徴の日本では、通気性のよい障子と畳で構成された和室が、長い間使われてきました。この記事では、RoomClipユーザーさんたちの実例をもとに、和室をいかしたインテリアや、和の要素を取り入れた和風インテリアを紹介します。モダンなライフスタイルにあうアイテムも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

画像をクリックすると、ユーザーさんのアイデアや使用アイテムの詳細がチェックできます。気になった画像はぜひクリックしてみてくださいね。

目次

和風インテリアの特徴

和風インテリアとは、畳や障子、ちゃぶ台や座椅子など、日本の伝統的な建具や家具を使ったインテリアスタイルを指します。伝統的な日本家屋や古民家であれば、家屋の構造体である柱や梁が見える「真壁造り」の内装を活かして、和風家具や小物を揃えるとよいでしょう。柱を壁で隠す「大壁造り」の現代的な住居でも、アイテムの組み合わせ次第で和風インテリアに仕上がります。

木や竹などの自然素材を多く使う

日本の伝統的な住居では、木や竹などの自然素材を使った家具が使われていました。また、表面を塗装せず、素材の風合いを活かした仕上げも多くみられます。和風インテリアでも、素材の魅力を残した木製家具や竹製照明、収納小物を使うとよいでしょう。

縦と横の直線で構成された空間

日本家屋は取り外しできない壁ではなく、開閉ができる障子や襖で部屋を仕切るのも特徴です。それらの建具は基本的に直線で構成され、視覚的に整然とした印象を与えます。畳も同様に、縦横のサイズが決まった長方形です。現代の生活にあうテレビ台や収納家具も、直線的なデザインを選ぶことで和風インテリアに馴染みます。​

木材の色で印象が変わる

和風建築では基本的に、黄味がかった白木の針葉樹を使うことが多く、新築の場合は美しい木肌がみられます(広葉樹の中でも、ケヤキは例外的に古くから使われていたそうです)。古民家の場合は、家を害虫から守るなどの目的で柿渋を塗るため、年月とともに落ち着いたダークブラウンに変化します。イメージする和風インテリアに合わせて、木材の色を選ぶのがポイントです。

モダンテイストや北欧風に寄せても

完全な和風インテリアにするには、ライフスタイルに合わないことも。こちらの実例のように、木目を残した和風のダイニングテーブルを合わせて、和モダンにしてもよいでしょう。また、シンプルな木製家具をよく取り入れる、北欧インテリアとも相性がよいですよ。こちらのペンダントライトは因州和紙を使ったAOYA「Moon」です。

和風インテリアの作り方

次に、具体的な和風インテリアの作り方を紹介します。畳や障子のない現代的な日本の住居でも、工夫次第で和風インテリアが作れます。可能な場合はリフォームで塗り壁にすると、雰囲気がぐっと変わりますよ。床に近いロースタイルの家具選び、くすみ感のある伝統色も和風インテリアのポイントです。

壁材と床材を検討する

和室の壁が、ざらっとした質感であることを覚えている人も多いのではないでしょうか。和風建築では、漆喰や珪藻土などの塗り壁が取り入れられます。表面に凹凸があり、薄暗い照明で生まれる美しい陰影も魅力です。リフォームが難しい場合は、塗り壁風のリメイクシートが便利です。後から設置できる琉球畳や収納つき小上がりも人気です。

直線的な木製家具を取り入れる

直線で構成される和室には、同じく直線的なデザインのテーブルや箪笥を配置するのがおすすめです。畳のない洋室でも、障子を思わせる縦桟デザインのテレビ台や収納は、和風テイストの演出に使えますよ。目指す和風インテリアのテイストに合わせて、木材の色や塗装の仕上げを選ぶのもポイントです。

床に近いロースタイルに

和室は据え置きの家具が少なく、動かしたり片付けやすいちゃぶ台や座布団が使われていました。和風インテリアでも、床に近いロースタイルの家具を選びましょう。モダンなデザインでもデザインや高さ次第で、和風インテリアに馴染みます。

くすみのある日本の伝統色がおすすめ

色もインテリアの重要な要素です。日本には山吹色や桜色など、季節でうつろう自然から命名した「和色」があります。お部屋に差し色を取り入れる場合は、この和色を参考にするのがおすすめです。とくに、彩度の低い落ち着いた色を選ぶと、畳や木製家具と馴染みやすいですよ。

アンティークを活用しても

新品の真新しい家具は、古民家や理想的な和風インテリアには馴染まないことも。そんな時は、アンティークの和風家具を取り入れてみましょう。蚤の市やリサイクルショップであれば、比較的お手頃価格で手に入ります。収納家具は引き出しや扉のたてつけが悪い場合があり、必要に応じてリペアの検討を。

リビングのアイデア

昔ながらの真壁作りの和室は、伝統的な座卓と座布団または座椅子のコーディネートがおすすめです。柱の見えない大壁作りの場合は、間接照明やアクセントウォールで変化をつけて。フローリングの洋室であれば、60年代の名作チェアやプリーツスクリーンで、和風とモダンを上手に融合させましょう。

装飾的な座卓は高級感がでる

まるで旅館のようなこちらのお部屋は、古民家リノベーションサロンなのだそう。太い猫足の座卓は、高級感の演出におすすめです。2階以上の部屋と窓の間のスペースは、縁側ではなく縁側と呼ばれ、自由に使える多目的スペース。和風にする場合はすだれを、モダンに寄せる場合はカーテンを取り付けましょう。

ピンクのクロスと琉球畳でモダンに

和室にピンク系のクロスを選んだユーザーさん。ビビッドではない優しげな色味にすることで、意外にも和室に馴染みます。梁や地窓は漆のようなブラックに、床は縁のない琉球畳にすることで、よりモダンな和風インテリアに仕上がっています。

凹凸や柄のあるアクセントクロスでアレンジ

こちらの和室も、アクセントクロスに琉球畳を組み合わせたアイデアです。柱の見えない大壁造りでの和風インテリアは、ともすると単調な印象になってしまいますが、このように1面だけ凹凸や柄のあるアクセントクロスにすることでリズム感が生まれます。天井の間接照明も、空間に奥行きを生み出すアイテムです。

見せ梁と円形の窓がアクセントの和室

こちらのお部屋は、天井の梁と円形の窓がポイントです。家具はダークブラウンの座卓・座椅子に赤い座布団をコーディネートされました。シンプルながら、ひねりの効いた内装と差し色によって空間が引き締まった印象に。

ライトブラウンに揃えて統一感を

吊り押入れと地窓の障子がモダンなこちらの和室。吊り押入れのライトブラウンに合わせたラウンドテーブルに、H&M HOMEのクッションカバーを合わせた和風インテリアです。木材の色を揃えることで、統一感のあるお部屋になります。

座布団は差し色として使いやすい

藤の座椅子に小ぶりな座卓を組み合わせたアイデアです。座卓はほっそりとした脚や天板の角がおしゃれなデザイン。座布団は和色の緑と赤の色違いにすることで、お部屋のフォーカルポイントになっています。

衝立を使った間接照明

衝立で目隠しした関接照明のアイデアです。和紙は光を柔らかく通してくれる素材なので、和紙製のランプシェードやスタンド型照明もおすすめです。コンパクトなミニテーブルとシーグラスの円座でモダンな和風インテリアになっています。

カリモク60のKチェアを合わせて

家族が過ごすリビングや来客用の応接間には、和風インテリアにあうソファーやローテーブルを置いてもいいでしょう。こちらはカリモク60のKチェア。グリーンの座面とブラックの座面を組み合わせて使用されています。60年代から国内で作り続けられている、普遍的なデザインが魅力です。

和紙風のプリーツスクリーンと格子の引き戸

こちらのユーザーさんも、Kチェア風のソファーを2脚配置されています。画像右側の窓には、和紙のような素材感のプリーツスクリーンを設置、椅子背面の窓には障子を思わせる格子付きの引き戸を入れて、和のテイストをプラスしているのがポイントです。

和風モダンソファ「Zen」

こちらのモダンなソファは天然木の細かな木目が美しい「Zen」。木の質感を活かした仕上がりと直線的なデザインが、和風インテリアにも馴染みます。モダンなリビングに和のテイストをプラスしたい時にもおすすめです。

イケヒコのい草ラグと横桟のテレビ台

こちらのユーザーさんは、リビングを掘り炬燵にしたそう。イケヒコのい草ラグ「DXランクス」の中央をくり抜くことで、掘り炬燵とも併用できるように。テレビ台の横桟デザインも、和風インテリアにマッチしています。

イケヒコのい草上敷き

こちらはホットカーペットの上に、イケヒコのい草上敷きを敷いたアイデア。フローリングの洋室を和風にアレンジするのに便利なアイテムです。い草には空気の清浄化作用、湿度の調節作用があり、お部屋をより過ごしやすい空間にしてくれますよ。

和紙を使った直線的なプリーツスクリーン

和風インテリアには、直線的なフォルムのプリーツスクリーンがおすすめです。なかでも透け感のある紙素材を選ぶと、より和のテイストに。こちらのユーザーさんは枯山水風の庭が眺められる掃き出し窓に、プリーツスクリーンを設置されています。窓背面のフェンスは三協アルミのアイテムだそうですよ。

古民家に似合うラタンチェア

平家建ての古民家をリノベーションして暮らしているこちらのユーザーさん。幅のある縁側に、ラタンのリラックスチェアを置かれています。柿渋塗装や経年変化で、飴色の木材が多い古民家には、同じく色の濃いラタン家具も似合います。

天童木工のバタフライスツール

画像左側のチェアは、天童木工の「バタフライスツール」です。バタフライスツールは1956年に日本のプロダクトデザイナー・柳宗理によって発表された名作スツール。シンプルな構造ながら、蝶を思わせるフォルムはお部屋のアクセントにもなってくれますよ。

天童木工の「スポークチェア」

こちらも同じく天童木工で製造されている名品「スポークチェア」。低い座面とスポークの背もたれが特徴的なこのチェアは、和室にもモダンな部屋にも馴染んでくれます。大きな楕円形の座面は、あぐらの姿勢でも安定して座れます。

ヴィンテージの薬箪笥と文机を並べて

ネットオークションで買った薬箪笥と文机を並べて使ったアイデアです。ヴィンテージでもシンプルなデザインを選べば、フローリングの洋室にも合わせやすいですよ。複数の家具を並べる場合は、こちらのユーザーさんのように木の色味を揃えるのがおすすめです。

木や竹の枠組みに和紙を貼った照明

こちらはリビングではありませんが、和風インテリアにおすすめな照明の実例です。どちらも木や竹の枠組みに和紙を貼ったつくりになっています。ペンダントランプはシェードを和紙のものに取り替えるだけでも、和テイストがプラスできますよ。

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寝室のアイデア

従来のように和室に布団を敷いて、起きたら片付けるスタイルにすると部屋が広々と使えます。ここでは小上がりや畳敷きベッド、和室を寝室にしたアイデアを紹介します。基本的に起床時は布団を片付けて別の用途で部屋を使うため、あまり寝室ならではのインテリアに凝らないのが特徴です。

吸湿・放湿性のある畳で快適な湿度に

こちらのユーザーさんは、和室に布団を敷いて寝室にされています。畳は水分を吸収・放出してくれるので、汗で湿気が増える就寝時も、部屋の湿度を適切に保ってくれます。梅雨や暑い夏でも快適に過ごしやすいですよ。

吊り押入れ下に間接照明を

築55年の実家をリノベーションして住まわれているこちらのユーザーさん。明るい白木で構成された和室は、吊り戸棚や間接照明によって和とモダンが調和した寝室になっています。視線が低くなる布団敷きにすることで、吊り戸棚下の間接照明がいかされますね。

畳の小上がりを寝室に

こちらのユーザーさんは、小上がりの畳を寝室にされています。壁を作らず小上がりにすることで、緩やかに寝室とリビングをゾーニングできる開放感のある間取りです。2面の窓は透け感のある布のシェードカーテンにすることで、目隠ししつつ採光も叶います。

布団を収納できる置き型小上がり

こちらのユーザーさんは、置き型の小上がりを設置されています。起床後は、畳んだ布団を小上がり下に収納することもできるそう。ベッドと異なり、布団敷きにすることでスペースを有効活用できるアイデアです。

畳敷きの収納付きベッド「スパシオ」

こちらのユーザーさんは、寝室に畳専門店が販売する収納付きベッド「スパシオ」を設置されました。就寝時にい草の香りが楽しめるのが魅力です。ヘッドレスなので部屋が広く見える効果も。

キッチンのアイデア

かつての日本家屋では、土間と繋がった台所でした。現代の住居とは設備も異なるため、ここでは和風インテリアに馴染む食器や、収納のアイデアを紹介します。日本各地の焼き物や、手仕事で作られる自然素材の調理用品は、飾ってもさまになりますよ。

自然素材のキッチン用品や各地の焼き物

こちらのユーザーさんは、日本各地の焼き物や手仕事が光るキッチンアイテムを集められています。ステンレスやプラスチックではなく、木や竹、土などの焼き物の素材感は、和風インテリアにぴったりです。

so many yearsのラズリシリーズ

so many yearsの青いテーブルウェア、ラズリの食器を集めているユーザーさん。「so many years」とは、各国の伝統工芸を活かしたテーブルウェアシリーズ。モダンさも感じるデザインは、和モダンのキッチンやダイニングにも似合います。

ぎやまん陶コーヒーカップ&ソーサー

ぎやまん陶コーヒーカップ&ソーサーを購入したユーザーさん。漆の溜め塗りのような奥行きと、ガラスのようなツヤ感が魅力です。絵付けのない焼き物は汎用性が高いので、ナチュラルインテリアや北欧インテリアにも合わせやすいですよ。

吹きガラス作家・草野啓利さんのグラス

吹きガラス作家、草野啓利さんのグラスに、和紙をちぎったコースターを組み合わせたアイデアです。ガラスも焼き物同様に、絵付がないものはコーディネート次第でどんなインテリアにも馴染みます。日本人が和室で暮らしていた頃のクラシックなデザインのほうが、より和風インテリアらしさが感じられますよ。

「1616/arita japan」のTYシリーズ

有田焼の食器ブランド「1616/arita japan」のTYシリーズを揃えているユーザーさん。従来の有田焼とは異なる、繊細な薄さと花のような形が特徴です。シンプルな佇まいは和食はもちろん、洋食や中華料理を盛り付けても似合います。

有田焼・真右ェ門窯の湯呑み「藍染水滴」

有田焼・真右ェ門窯の湯呑み「藍染水滴」を使っているユーザーさん。水滴のような釉薬の出方が、日本の焼き物らしいですね。黒いスレートをお盆のように使うことで、和の焼き物がモダンなダイニングに馴染んでいます。

岩鋳の南部鉄器急須「亀甲」

盛岡の南部鉄器メーカー 岩鋳の南部鉄器急須「亀甲 」を購入したユーザーさん。フォルムは伝統的ながら、カモミールの花のようにも見える亀甲柄が海外でも人気なのだそう。伝統的なアイテムを、モダンに刷新した商品は洋室にも似合います。

自然な風合いが魅力の茶碗かご

こちらのユーザーさんは、手作業で作られた茶碗かごを使われています。白いキッチンに、カゴや食器の色が映えています。雑然としがちな食器は、このようにインテリア性のあるかごにまとめるだけで、ぐっとおしゃれになりますよ。

Georg JensenのDamaskエジプトティータオル

こちらのユーザーさんは、洗い上げた食器をGeorg JensenのDamaskエジプトティータオルの上で乾かしています。大きく、厚みと吸水性が抜群なため、手巻き寿司で使った酢飯桶を乾かすのにも便利だそう。画像右のフォグリネンワークのリネンキッチンクロスの上には、益子焼の伝統釉を使ったお箸を置かれています。

収納用品はカゴ・琺瑯・ガラス瓶がおすすめ

小さな引き出しをカトラリー入れとして使ったアイデアです。上にはラタンのザル、隣には琺瑯のような白いフタ付き容器とガラス密閉瓶を並べられています。和風インテリアの場合、プラスチックよりも昔から使われていた素材の収納用品が似合います。

民芸品のような食器をヴィンテージ食器棚に

古い食器棚の中に、さまざまな焼き物やグラスを収納しているユーザーさん。民芸品のような温かみのある絵付焼き物には、似た時代に作られたヴィンテージ収納が似合います。使い込まれるうちについた傷や色褪せも、魅力的な風合いに。

和にも合わせられるiittalaのサルパネヴァ

iittalaのキャセロール「サルパネヴァ」を見せる収納にしたアイデアです。木製のハンドルと鋳鉄のボディでつくられたクラシカルなデザインは、そのシンプルさゆえに和風インテリアにも馴染みます。飾りけのない、自然素材を使った北欧アイテムを取り入れるのもおすすめです。

トイレ・洗面のアイデア

スペースが限られているトイレは、好きなインテリアを取り入れるのにおすすめな場所です。大胆な壁紙や意匠を取り入れて、和風なトイレを作ってみませんか?ユーザーさんの間では、ダウンライト、耳つきのカウンター、焼き物の洗面ボウルなどがよく取り入れられています。

和紙やダウンライトでムーディーに

壁面には和紙を取り入れ、床にはダウンライトをつけてムーディな和モダン空間を作ったユーザーさん。大胆な大きな円は、まるで夜空に浮かぶ月のようです。トイレはTOTOのネオレスト。凹凸のないボディはホコリが溜まらず拭き掃除がしやすいそうですよ。

「耳付き」の一枚板カウンター

腰壁、一枚板カウンター、手洗い、内窓の障子をDIYしたユーザーさん。丸太の辺材部分を残した「耳付き」の一枚板は、和風インテリアにおすすめです。また、タンクレストイレにすることで空間がすっきりとして見えますね。

小物を隠すとカウンターが際立つ

こちらのトイレも、耳付きのカウンターが和のテイストを醸し出しています。高級感のある皮や木目を活かしたつくりは、まるで旅館のよう。床や洗面ボウルはモダンなデザインにすることで、現代的な住居にマッチしています。トイレはLIXILのサティスS、手洗いはカクダイだそうです。

合わせる小物で和モダンに

玄関脇の手洗い場を和モダンに仕上げたアイデアです。ポンプ式のソープディスペンサーは、和風インテリアにおすすめなブラック。水栓の直線的なフォルムや、侘びた風合いの植物も和風インテリアにマッチしています。

白地に青の絵付皿を洗面ボウルに

絵付やモチーフは国によって特徴があるため、絵付の洗面ボウルのほうが、無地の焼き物よりもぐっと日本らしさをプラスできます。白地に青というカラーリングは、清潔感を演出したいトイレにぴったりです。

竹ひごと障子でつくるオリジナル照明

和風のトイレに合う照明器具が無かったため、DIYしたというユーザーさん。材料はホームセンターで売っている檜材と竹ひご・障子のみ。竹ひごを使ったミニマルなすすきの表現がなんともおしゃれです。

収納とインテリア小物のアイデア

和風インテリアには、ヴィンテージの収納タンスや竹カゴ、自然素材のほうきや焼き物の花入がおすすめ。どれも近代の素材ではなく、昔ながらの木材や竹を使っているのがポイントです。また、プラスチックやナイロンでも、自然な風合いのものを選ぶとお部屋に馴染みやすいですよ。

骨董や古道具を上手に組み合わせて

古いタンスに、竹かごや古道具をうまく調和させた実例です。複数のアイテムを組み合わせるのは難しいですが、素材の色、形のテイストを揃えるのがポイントです。竹かごはタンスに合わせて、やや直線的ですっきりとしたフォルムですね。

大きな桐タンスを上下に分けて

譲ってもらったという桐タンスを、上下に分けてタンスとローボードとして使ったアイデアです。大容量の桐タンスは、高さがあり圧迫感がでてしまいますが、このように分けることで壁の余白を残すことができます。壁は麻色に塗装されているそうですよ。

ガラス引き戸の棚にディスプレイ

古い引き戸棚を、ディスプレイ用に活用したアイデアです。2枚のガラス戸を通して、中に飾った片口などの食器がほどよく見えます。余白のある並べ方は生活感の軽減だけでなく、食器が手に取りやすく実用性も兼ね備えた方法です。

直線的なフォルムが美しい姿見

こちらのユーザーさんは和室に姿見を設置されています。装飾のない直線的なフォルムが、和風インテリアにぴったりです。脚があることによって床との間に隙間ができ、軽やかな印象に。

​​棕櫚やい草など自然素材を使ったほうき

自然素材をつかう和風インテリアには、同じく自然素材でつくられたほうきが似合います。廊下用のシュロ箒、畳間用のイグサ箒、障子のホコリ払いに小箒、筆、はたきを使い分けているユーザーさん。現在は製造されていないものもあるので、手入れをしながら大切に使っているそうですよ。

イケヒコのい草消臭スティック 「フレグラス」

イケヒコのい草消臭スティック 「フレグラス」を使ったアイデアです。い草には空気の自然浄化作用、湿度の調節作用、リラックス効果などがあります。好きな長さにカットできるので、入れる容器や置く場所に合わせて自由に調整できますよ。

魚籠花入に稲をいれて

住吉大社でいただいたという稲を、壁掛けタイプの魚籠花入(びくはないれ)に入れて飾ったユーザーさん。魚籠花入とは、漁師が獲った魚を入れておくために作られたカゴのこと。現在では茶道の花入としても使われています。

和モダンなお部屋に盆栽を飾って

こちらのユーザーさんは、和モダンなお部屋に盆栽を飾られています。盆栽は切り花と違い、都度生けなおす必要がありません。こまめな水やりは必要ですが、比較的簡単にお部屋の中に和と自然の要素をプラスできるアイテムです。

日本に馴染み深い花を飾って

和風インテリアには、昔から日本で親しまれてきた草花が似合います。水仙は平安時代末期には国内で自生していたといわれる、歴史ある花。透け感のある青緑の花入が、水仙に似合っています。季節ごと、花ごとに似合う花入を集めてもよいでしょう。

KAHLERのハンマースホイ ベース

モダンにまとめる場合は、よりシンプルな形と色を選んで。こちらはKAHLERのハンマースホイ ベース。組み合わせる小物や生ける花によって、和風にも洋風にも使えます。花器の下に黒いスレートを敷くことで、日本の漆を思わせます。

青い染付の火鉢

古道具屋さんで火鉢を購入したユーザーさん。従来通り、火鉢として使っても良し、プランターカバーやメダカの水槽として使っても良し。意外とさまざまな使い方ができるアイテムです。青い染付は、お部屋をぐっと和のテイストにしてくれますよ。

日本各地の民芸品を集めて

古いタンスの上に、民芸品のコレクションを並べているユーザーさん。どれも木を使った優しい風合いです。こけしやあかべこ、木彫りの熊など、日本各地の旅行先でこつこつ集めてもよいですね。このようにテイストを揃えることで、まとめて並べても調和のとれたディスプレイになります。

お手製の桜手毬を飾って

季節ごとに、さまざまなカラーの手毬をつくっているユーザーさん。奥は七宝麻の葉、左は重ね星かがり、中央は麻の葉、右はさくらのまり、手前は交差菊だそう。作るたびに、日本の紋様にも詳しくなりそうですね。


ここまで和風インテリアの実例を紹介しました。本来、畳敷きの和室には据え置きの家具が少ないため、家具のレイアウトバリエーションはそこまで多くありません。現代の暮らしに合わせてモダンの要素を取り入れながら、生活しやすい和風インテリアを作ってみましょう。


RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「和風インテリア」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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