RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、シンプルにナチュラルなインテリアづくりをされているkobさん宅の『健やかさ』を象徴するようなキッチンをご紹介していきます。

kobさん

2020年に築40年の自宅をリフォームしました。 共働き夫婦と思春期の子どもたち4人で暮らしています。帰って来たときにほっとできる、居心地の良いお家づくりを目指しています。

スッと空間に溶け込む清々しい場所

kobさん宅のキッチンは、正面の大きな窓から景色が見える開放的な空間です。ダイニングとシームレスに繋がる壁付けI型のスタイルで、伸びやかにスムーズに動線が流れていく雰囲気も魅力的。まずは、そんな素敵なキッチンに込められたこだわりや工夫からお伺いしてみましょう。

kobさん

「大切にしているのは、清潔感と統一感です。我が家は壁付けキッチンなので、リビングからもコンロやシンクが全て見える配置です。清潔感を保ちながら、リビングからの風景としても違和感なく馴染むようなキッチンとなるように心がけています。」

ダイニングとパントリーが浮島

間取り図を拝見すると、キッチンこそコンパクトな壁付けI型ですが、ダイニングと横付けした収納スペースの一帯がまるで浮島のようにレイアウトされていることが分かります。こうすることで、壁付けI型のキッチンのネックとなりがちな、作業スペースや収納スペースの不足、生活感が隠し切れない問題などがクリアにされているのがkobさん宅の特徴です。収納（パントリー）側は回遊性のあるウォークスルーのスタイルでありつつ、リビングから死角になっているので、バックヤードとしてこの上なく優秀ではないでしょうか。

ここからはそんな間取りの妙を含め、見どころや丸見えのキッチンを気持ちよく整えるコツについて教えていただきます。対面スタイルが理想だけれど、スペース的に難しいとお悩みの方、生活感がどうしても目について思うように整えられないと頭を抱えている方は、特にお見逃しなく！発想を転換する素敵なきっかけをくれるアイデアが盛りだくさんです♪

キーワード1 大きな窓の開放感と抜群の陽当たり

kobさん

「1階で最も陽当たりのいい場所にキッチンをつくりました。天井まで届くほどの大きな窓が正面にあるので、とても開放的です。カーテンは付けていませんが、庭のグリーンたちが程よく目隠ししてくれます。」

キーワード2 小物を最小限にし、眺めをすっきりさせる

kobさん

「リビングからキッチンのすべてが見えるので、少しでもすっきりとした印象にできるよう工夫しています。具体的なところでは、キッチンに並べる小物を最小限にしています。」

キーワード3 雑多な印象を生むものはパントリーへ

kobさん

「食品のストックや色のそろっていないキッチン家電などが目につくと、どうしても雑多な感じがでてしまいます。そこで、それらを隠せるパントリーをつくりました。ここでも収納ケースをそろえて、しまいやすさと統一感を大切にしています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

kobさん

「間取りに悩んでいる方は、壁付けキッチンも選択肢にしてみてはいかがでしょうか。飾り棚やカップボードが付けられない場合もありますが、部屋を広く使えます。私の場合は、リビングから見えるからこそ、お掃除のやる気もアップしました。」

まとめ： 包括的なコーディネートが快適の秘訣

kobさん宅のキッチンは、インテリアにスッと溶け込んでいます。だからこそ、大きな窓からの採光もキッチンだけで独り占めせず、LDK全体を健やかに演出していました。そんな心地良い一体感を生み出す秘訣は、キッチン単独ではなくダイニングや収納、リビングとの繋がり、空間を共有するあらゆる要素を包括的にコーディネートするkobさんのセンスにあります。

また、お話を聞くほどに、壁付けI型のスタイルはそうした包括的発想に最適だなと感じました。キッチンそのものはコンパクトに小回り良く、その分生まれたスペースのゆとりを使って理想の動線や勝手の良い収納をつくることができます。また、他に充実の収納があればこそ、キッチンの正面に贅沢な窓を設けることも……♡これから家づくりをするという方やキッチンに割けるスペースが限られている方はもちろん、キッチンの生活感がインテリアの邪魔をするとモヤモヤ中の方もぜひ、今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。

kobさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！