「フルリノベで手にした、素材感と風合いを味わう快適を追求する住まい」 by konstnarさん

「フルリノベで手にした、素材感と風合いを味わう快適を追求する住まい」 by konstnarさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、心地良い懐かしさを覚えるインテリアづくりをされているkonstnarさんと、天井に壁に床にと無垢材をふんだんに使った味わいのあるお宅をご紹介していきます。家づくりのプロ目線からのリノベーションの面白みも必見です♪

今回ご紹介するのはこの方です!

築52年の中古住宅を購入しリノベーションしました。建築関係の仕事をしているため、自ら設計し断熱性能や耐震性の向上はもちろん、内装やインテリアも自身でデザインしています。築50年以上の住宅でも、これだけの可能性があるということが少しでも伝わったらうれしいです。

どこか懐かしい、いつでもリラックスできる空間

あふれるリノベーションの醍醐味

konstnarさんご家族が暮らすお宅は、2階建て4LDKです。もとは築52年の中古住宅を、建築士であるご自身自ら設計デザインしフルリノベーションされたそうです。玄関ドアを開けると、古さなど全く感じさせない空間が迎えてくれました。天井と壁は杉、床はパインと、たっぷり無垢材を用いて仕上げられた空間はシンプルだけれど趣いっぱい。アクセントとなるドアの重厚なカラーリングは、どこか海外の歴史ある邸宅のようでもあります。

向かって左手側のドアへと進むとkonstnarさんのこだわりが、より詰まったLDKでした。こちらも玄関同様に、天井から床までふんだんに無垢材が用いられています。特に天井の杉板は通常使われる表面ではなく、あえて仕上がっていない裏面を見せることで、より素材感を楽しめるようにしたのだと教えていただきました。なるほど、だから力強く活気のある雰囲気になるんですね。

ご家族がほとんどの時間を過ごすLDKは、外装・内装からとことんこだわったお住まいの中でも面積の大きな場所です。だからこそ、好みも思いもひと際詰まっているのではないでしょうか。そのリビングの一画に設けたこちらのワークスペースだと『心なしか仕事に集中できます』とkonstnarさんは語ります。別に仕事部屋はあるものの、賑やかなこちらの方が意外とはかどるのだと。もしかすると、そこにあるもの全てが愛すべきものばかりで、ストレスを感じないからかもしれませんね。

ディティールと趣で魅せるアメリカンレトロ

konstnarさんはもちろんインテリアも、内装に負けないくらいこだわられています。イメージはアメリカンレトロ。ヴィンテージ感のある家具やさりげなくポップなアート、キッチンの見せる収納で、サラッとそれを表現されているのが粋ですね。全体としてはスッキリと無駄のないコーディネートですが、脚にひと癖あるダイニングテーブルやデザイン違いの椅子、なんとなく存在感のある照明と、あるものひとつひとつの個性が際立っています。

ダイニングの横には小上がりのキッズスペースがあります。黒を利かせた男前なナチュラルスタイルで、周りの雰囲気を延長しているようです。もとは畳スペースだったところをLDKのテイストとあわせるため、床にコルクを敷いたそう。天井・壁・床、空間のほとんどを占める部分の素材は、本当に空間のイメージに大きく影響するんだな……と思い知ります。

暮らしを楽しむ余裕を生む快適

とことんこだわった空間は間違いなく快適です。だからこそ、好きなことをより深め、好きなことにさらに踏み込む余裕も生まれるのではないでしょうか。毎日がますます充実しそうな予感でいっぱいです。そんな予感を確信に変えてくれたのが、キッチンで見つけたオシャレな光景です。眺めているだけで楽しい、飾り棚に並ぶ小さな酒樽。こちらの中にはkonstnarさんお気に入りのウィスキーが熟成されています。ブレンディングにも挑戦中なのだそうですよ♪

また、生活動線の快適も豊かな暮らしには欠かせません。konstnarさん宅は、キッチンの向こうにはパントリー、勝手口と続いています。ちょっと重い買い物をしても外から直接収納できたり、自然光が入るから薄暗く探し物に手間取ることもなかったり……痒いところに手が届く、日常の動きに無駄が出ない間取りではないでしょうか。

『中古住宅は現代の暮らしに間取りが合いにくい』と感じ、購入をためらう方も多いかもしれません。でも、リノベーションをすることでより自分たちの暮らしに合わせやすいという側面もあるんですね。家の仕上がりへの満足度は家とどこまで向き合えるかにかかっているんだな……とkonstnarさんのお話を伺っていると感じます。ぜひ、インテリアづくりだけでなく内装や外装まで、家づくりの醍醐味をとことん教えてくれるkonstnarさんとそのお宅の今後にも注目してみてください。

konstnarさん邸の間取り図

konstnarさん宅は、2階建て4LDKの間取りです。広かった玄関土間の一部をコート掛け&シュークロークとされていたり、細かな部屋割りを大きなワンルームに仕上げ直し広々としたLDKにしていたりと、フルリノベーションならではの見どころがたくさんあります。

konstnarさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

konstnarさん

テーマは『どこか懐かしいけど、古臭くないインテリア』です。家具やインテリア雑貨以上に、床や壁、天井などの内装仕上げにこだわりました。 壁の板はあえて隙間をあけて張り、ラフな雰囲気にしています。目指したのは、いつでもリラックスできる空間を目指です。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

konstnarさん

アクメファニチャーのアイテムはいくつも持っています。 ソファやダイニングチェア、テーブルランプなど、アメリカンレトロなテイストがうちにはぴったりです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

konstnarさん

Poster Storeというスウェーデンのオンラインショップから、ポスターやフレームをいくつか買いました。 リーズナブルなのにオシャレで、クオリティも高く大満足です。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

konstnarさん

建築士としてインテリアはもちろん、住環境の面でも快適な暮らしができるように心がけたいと考えています。そのため、暮らし方によって室内の温度や湿度がどのように変化するのかを知るために、家中に温湿度計をいくつか置いて定期的に計測しています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

konstnarさん

RoomClipはユーザーさんたちのリアルな暮らしが見えるので、とても参考になります。 建築士としての目線では気付かないこともたくさんあり、自分自身とても勉強になっています。 家を建てる前も建てた後も楽しめる、今後もそんなRoomClipであり続けて欲しいです。

konstnarさんのお部屋ギャラリー

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konstnarさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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