「宿した記憶や風合いがたまらない、かつてロッカーだった跡が残る棚」 by Canaさん

「宿した記憶や風合いがたまらない、かつてロッカーだった跡が残る棚」 by Canaさん

RoomClipユーザーがだいじにだいじに使い続ける愛用品を紹介する連載。今回は、リノベーションから家具づくりまで自らの手で行い、心地よく個性を滲ませた住まいづくりをされているCanaさん宅で活躍する一点物の家具「DULTONの棚」をご紹介します。

今回教えてくれたユーザーさん♪

築56年の2LDKのマンションの部屋をワンルームにリノベーションしました。夫とふたり、解体から施工まで取り組んだので、すっかりガテン系に。でも、最高に気に入った空間が完成し、音楽とアートを存分に楽しめることに満足しています。

ご紹介いただいた愛用品

ITEMDULTONの棚
PRICE55,000円(税込)
MEMOアンティークの一点物

心に残る印象的な家具をプロダクトし続けるダルトンの、アンティークの棚です。その使用感からは、かつて活躍していた場所や時代、使っていた人の面影を感じることができます。

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青春のドラマを感じる使用感

Canaさん宅は、水道・電気を除く基本のリノベーションをご夫婦でされた、思い入れと味わいのある空間です。そうした中からピックアップしていただいた愛用品は、アンティークの一点物の棚。鮮やかな配色とアイアンのフレームが無骨さとポップさを同時に感じさせる、アメリカンスタイルの家具です。まずは愛用品の魅力から教えていただきました。

Canaさん

「DULTONに洗面所などの小物金具を探しに行ったとき、夫婦でひと目惚れして迷わず購入しました。アメリカのスクールで男子のロッカールームに使われていたであろうこの棚は、名前のシールが貼ってあったり、腹が立ってロッカーを蹴り飛ばしたのかな……と思うような凹みがあったり、スプレー缶で色を塗ってあったりします。ガタつき含め、青春映画のワンシーンに出てきそうなドラマを感じるところが気に入っているポイントです。」

絵になる玄関収納として活躍中

Canaさん

「特に気に入っているのは、部屋のどこに置いても絵になるところです。どこに置いて何を入れるのか散々迷いましたが、最終的に玄関で夫の野球・サッカーの道具やユニフォーム、季節のグッズなどを入れています。」

例えば、リビングとダイニングの間に置いてパーテーション代わりにしたり、仕切りのない寝室に置いて収納スペースをつくったりなんて使い方をするのも便利そうですね。どこにあってもその場所に個性と豊かさを演出してくれるのは間違いありません。でも、無骨な表情やかつての使用感は、玄関が一番しっくりくるような気がします。野球やサッカーの支度をしながら、青春を思い出せそうです。

アンティークならではの使用感

Canaさん

「この棚はなんと言ってもガタガタで開けるのにもコツが必要だし、決して見た目も美しいとは言い難い品です。それも承知で購入したのですが、神経質な方には不向きだと思います。注意点と言えばそれくらいでしょうか。私たちにとっては、こうした表情ごと愛すべき存在です。」

アンティークやヴィンテージのアイテムは、そうしたものにしかない趣があります。ただその一方で、使いやすさや新品のような美しさは必ずしも保証されませんよね。一期一会ではありますが、悔いのないようにきちんと自分が重視したいことと向き合うことも大切です。

雰囲気になるものに宿った記憶

Canaさんの愛用品は一点物です。かつてどこかで使われた歴史、使った人の思い出、ものに宿った記憶ごと魅力のひと品でした。そのため、同じものは残念ながら探しても手に入りません。ただ、Canaさんのお話しや愛用品の佇まいからは、アンティークやヴィンテージの品を暮らしに取り入れる醍醐味がよくわかります。便利さも大切だけれど、慈しみたくなるような、語り掛けたくなるような、まるで人に接するのに近い感覚の家具が好き……そんな家具をインテリアのアイコンにしてみたい。こんな風に考える方はぜひ、参考にしてみてください。


Canaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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