「木の家具のようなぬくもりのある、コックピットのように機能的なキッチン」 by uchinohirayaさん

「木の家具のようなぬくもりのある、コックピットのように機能的なキッチン」 by uchinohirayaさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、洗練されたナチュラルでモダンにインテリアづくりをされているuchinohirayaさんに、キッチンに込めた工夫やこだわりをお伺いしていきます。

夫婦+娘2人の4人家族です。4回の賃貸暮らしを活かし、2020年春に31坪の平家を建てました。シンプルな中に、ほんのり温かみを感じられるインテリアが好きです。持ちすぎない暮らしを心がけています。

求めたのは、頑張らなくても持続できるスッキリ

uchinohirayaさんのお宅は、無駄のないシェイプが美しい家具と木のぬくもりでシンプルに魅せる空間です。雑多さを感じさせず、心地よくそこにある素材感や風合いを楽しませてくれるのが特徴。キッチンはそうしたインテリアにすっと溶け込んでいました。まるで家具のような佇まいが印象的ですね。まずは、素敵なキッチンの基礎となるテーマや大切にしていることから教えていただきました。

uchinohirayaさん

「テーマは『片付けが楽で、いつも心地よいキッチン』。私にとっての心地よいキッチンとは、清潔でスッキリしたキッチンです。恥ずかしながら、賃貸時代はなんだかいつもごちゃついていて、油汚れやほこりも溜まりがち。見ると疲れが倍増するような場所でした。そんな環境に自己嫌悪しましたが、毎日完璧は無理!そこで考えたのが、疲れた日でも、頑張らなくても、料理や配膳がスムーズにできて楽に片付けができる仕組みです。ただスッキリさせるだけではなく、持続することを大切に考えています。」

家全体を把握できる平屋の真ん中

なるほど、持続可能なこと……本当に何をするにも大切ですよね。キッチンは家の中でも役割の多い場所、過ごす時間も多い場所だからこそ、スッキリを持続させやすい仕組みは『喉から手が出るほど欲しい!』と思う方は多そう。そこでここからは、平屋の間取りの真ん中で家全体を見通しながらスルスルと楽に家事をまわせるキッチンの仕組みにフォーカスしていきます。それはいずれも、これまで感じてきた家事ストレスや生活感問題の解消から導き出されたものばかり。今まさに、キッチンや家事にまつわるストレスをそっと飲み込んで暮らしているという方は特に必見です。

キーワード1 木・ステンレスを基調にした、造作家具のような佇まい

uchinohirayaさん

「基本ものを出さない『隠す』仕組みのキッチンです。そのため、ともすると殺風景で寂しい感じになってしまいます。それをカバーするために、木とステンレスを基調にした造作家具のような雰囲気に仕上げてもらいました。特に木の腰壁は家電や調理中の手元を隠してくれるお気に入りのポイントです。白でそろえた家電もスッキリと木のぬくもりを引き立ててくれます。」

キーワード2 しまってあってもすぐ手が届く、コックピット収納

uchinohirayaさん

「収納は、ほとんど動かず調理や片付けができる、コックピットのようなスタイルを目指しました。通路幅を80cmと狭めにしたのもポイント。Ⅱ型キッチンですが、どの引き出しからもワンアクションでものを取り出せます。しまうのも楽なので、出しっぱなしにしなくても使いやすい状態です。」

キーワード3 片付けストレスをクリアにしてくれる、食洗機&楽々動線

uchinohirayaさん

「食洗機のない賃貸暮らし時代、つい後回しにしてシンクに溜め込むことがよくありました。それを見るのが、またストレス。家を建てるにあたって、大型の食洗機だけは絶対に採用すると決めていました。初期投資はかかりましたが、時間にも心にも余裕を持てるようになりました。金額以上の価値を体感しています。

また、同じくらいストレスを感じていたのが、洗った食器の片付けでした。これも、ほとんど動かず同じ場所にいながら片付けられる動線づくりでクリアにしています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

uchinohirayaさん

「自分にとって心地よいキッチンはどんなものなのか、それを叶えるためにはどうすればいいか、まずはこれだと思います。自分の行動や意識を変えるというよりは、がんばらなくても解決する仕組みを考えてみるといいと思います。私の場合は、汚れたり散らかったりした状態をそのままにしておくことが最大のストレスだったので、自分の家事動線を細かくシミュレーションして、楽に片付く仕組みを整えていきました。料理は毎日のことですし、自分にとって心地よいキッチンがあるとご機嫌な日が続き、生活全体がうまくまわります。家族にも優しくなれますよ(笑)」

まとめ: 探るべきは、快適が続く楽な仕組み

現状と差のある憧れを実現するには、背伸びしなくてはいけない気がしていました。でも、本当に求めるべきは頑張ってつくる『憧れられる空間』ではなく、無理なく続けられる『快適な空間』なんですよね。uchinohirayaさんのお話を聞いて、ハッとさせられます。いつも通りのスタイルで自然ときれいを保てる、頑張らなくてもいい仕組み……最強です。

人の好みはそれぞれ違います。たとえばすっかり隠したい派ならなら、しまうことが負担にならない仕組みやあらゆる場所に手が届く距離設定が要になるかもしれません。逆に見せる派なら、大切なものを汚れから守る工夫や掃除のしやすい環境づくりがポイントになるのではないでしょうか。ぜひ、自分にとってのベストな環境について考えるきっかけもくれるuchinohirayaさんのアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。


uchinohirayaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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