RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、空間ごとに異なる世界観を楽しむ住まいづくりをされているokirakuhomesさんご夫婦の、目が覚めるように鮮やかでユニークなキッチンをご紹介します。細部まで丁寧に込められたこだわりや工夫に迫っていきましょう。
海外×昭和感を味わう、レトロポップ"
okirakuhomesさん宅のキッチンでは、まずその色彩の豊かさとバランスの良さに心を奪われます。そしてじっくりと眺めるほどに増えていく、統一された家具のデザイン、その中で小気味よく主張する遊びの効いたシェイプといったつくり込みの細かさに圧倒されました。そこからは、ひとつのアートや、プロが全力投球した映画やドラマのセットから感じられるような情熱とパワーがあふれています。お伺いしたいことは山のようにあるのですが、はじめにキッチンのテーマや大切にしていることから教えていただけますか?
「テーマは、レトロポップです。海外のようにカラフルにしつつ、少し昭和感もある雰囲気にまとめています。床の寒色に対して天井は板張りにすることで、あたたかみを持たせました。カウンターやカップボード、吊り戸棚などは、デザインから考えて製作しました(夫婦共に家具職人です)」
昔ながらと今っぽさを兼ね備える間取り
昭和の間取りの多くは、台所が広めで独立していたように思います。昔から愛されるアニメの多くにもそのスタイルが残っているもの。okirakuhomesさん宅のキッチンは、そんな昔ながらの面影を間取りの上でも残していました。でも大きな扉を開ければ、一体感のあるセミオープンな雰囲気にもなる仕様になっていて、今っぽいリビングとの関係性も兼ね備えているのが特徴。スタイリングやコーディネートだけでなく、間取りにもテーマに沿った仕掛けが込められているのが素敵です。
そしてここからは、ご夫婦で家具職人というおふたりならではのこだわりの数々をさらに深堀りしていきます。『まとまりのあるカラフルの楽しみ方を知りたい』という方や、『ありがちなキッチンにしたくない!』という方は特にお見逃しなく♪
キーワード1 独立にもオープンにもできる、柔軟な仕様
「リビングとキッチンをパーテーションで仕切っています。閉めている時はそれぞれの部屋として、開けているときは開放感ある大きな空間として使える設計です。また、リビングはシンプル、キッチンはカラフルと、対比を楽しむつくりにしました。」
キーワード2 こだわり抜いたカラフルスタイル
「レトロでポップな演出をするため、壁や床をはじめとした全体の色使いに特に気を配っています。カウンターやカップボード、吊り戸棚の色や形まで、目指す世界観に溶け込むよう考えて製作しました。」
キーワード3 コーディネートで味わう季節感
「テーブルクロスを変えて、季節感が出るようにしています。テーブルクロスを変えたり、花や小物もそれに合わせてコーディネートしたりして、おうち時間を楽しんでいます。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「今は色々な媒体でおしゃれなキッチンを見ることができますが、自分の好きな世界観をブレずに待つことが大切だと思っています。また、動線やデザインなど、何を一番に重視するかを決めることも重要だと感じます。」
まとめ: ブレない芯を見つけたい
雑誌、ドールハウス、物語や映画、こうした『なにかの中』にあるキッチンの多くには、それだけが持つ世界観があります。それが魅力のひとつではないでしょうか。そして、okirakuhomesさんご夫婦のキッチンにも、確固たる世界観がありました。だから、心を掴んで離さないんですね。
レトロ、ポップ、カラフル、どれもが賑やかさを秘めた要素で、ともすればゴチャゴチャになってしまいそうなところです。でも、ブレない世界観という芯が一本通っていて、okirakuhomesさん宅のレトロポップはどこかすっきりしています。コーディネートの妙、デザインや配色のセンス、季節感の楽しみ方まで、参考にしたいことがギュギュっと詰まった素敵なキッチン。ぜひ、引き続き注目してみてください。
okirakuhomesさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
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