イブ・サンローランが愛し、晩年を過ごした国としても知られるモロッコ。マラケシュピンクやシャウウェンブルー、フェズイエローなど、色の名前にもなっているカラフルな街並みが有名です。この記事ではRoomClipユーザーさんたちの実例をもとに、色彩豊かなモロッコインテリアのポイントと、おすすめアイテムを紹介します。
画像をクリックすると、ユーザーさんのアイデアや使用アイテムの詳細がチェックできます。気になった画像はぜひクリックしてみてくださいね。
目次
モロッコインテリアの特徴
北アフリカに位置し、イスラム諸国のひとつであるモロッコは、先住民のベルベル文化、ウマイヤ朝に始まるアラブ文化、フランス植民地時代に広まったヨーロッパ文化が混じり合っているのが特徴です。イスラム教の礼拝堂であるモスクの建築様式を模した内装や幾何学模様は、モロッコの代表的なモチーフといえるでしょう。
カラフルながら彩度の低い落ち着いた色合い
北アフリカのモロッコは土壁や漆喰を使った住居が多く、凹凸を感じる自然な質感が特徴です。カラフルな色使いでも原色のようなビビットさはなく、彩度の低い落ち着いた色合い。こちらのベッドルームは、マラケシュのように壁面をピンクにペイントされています。天井から吊るした右奥の星型と右手前のモスク型の照明はモロッコで購入したものだそうですよ。
昔ながらのタイルやアイアン建具
モロッコらしいインテリアの内装では、モザイクタイルを敷きつめた床や、アイアンの窓枠などがよくみられます。特に窓や玄関扉のデザインは多種多様で、曲線や幾何学模様の美しいアラベスク模様を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。自宅の建具を入れ替えるのは難しいですが、ウォールデコやインテリア小物で取り入れたい要素です。
アラビアテイストのアイテムが定番
モロッコインテリアは、アラビア諸国をイメージするアイテムやモチーフを使うと、雰囲気が出しやすいスタイルです。手織りのラグやクッション、幾何学模様のタイルのほか、透け感のあるカーテン、刺繍やビーズが施されたプフを使って、ゴージャスなお部屋にするアイデアも。こちらのユーザーさんは、モロッコらしい、八望星を意味するオクタグラム柄のウォールデコを飾られています。
モロッコインテリアの作り方
モロッコインテリアは、民族的な要素とモダンな要素を、どのぐらいの割合で組み合わせるかによって印象がかわります。より民族的な雰囲気にしたい場合は、モロッコでみられる塗り壁のような色付きの壁紙やタイルを取り入れてみましょう。モダンに仕上げる場合は、色数を減らして、シンプルなホワイトで構成するとまとめやすいですよ。
アラビア風のラグやファブリックを使って
アラビア風のラグやファブリックを取り入れるだけで、簡単にお部屋の雰囲気を変えられます。ラグはウール素材の細かい織り模様がおすすめです。掃除機のかけやすさを考えると、短めの毛足を選ぶとよいでしょう。来客が多いモロッコの家庭では、長いカウチにたくさんのクッションを並べるのも定番です。
伝統的な柄や装飾を取り入れる
伝統的な模様が描かれた、モザイクタイルや装飾を取り入れるのもおすすめです。タイルは、たまねぎのような形をしたコラベル柄、八望星のオクタグラム柄、その他さまざまな幾何学模様を組み合わせたアラベスク模様があります。
床座またはロースタイルにする
モロッコで暮らす先住民族の多くは遊牧民でした。そのため、地面に直接ラグを敷く床座スタイルが伝統的。ソファーを使う場合は床に近いロースタイルにすることで、モロッコインテリアに合わせやすくなります。プフとミニテーブルだけで構成したリビングにしてもよいですね。
リビングのアイデア
モロッコインテリアのリビングには、柄物ののラグとプフを組み合わせたロースタイルがおすすめです。ソファーを置く場合も、なるべく床に近いロータイプを選んで。ラグはカラフルなものから、モノトーンのモダンなものまでさまざまなデザインがあるので、お部屋のイメージに合わせて色を吟味してくださいね。
モロッコの定番・メタルトレイテーブル
こちらのユーザーさんは、ピンクとパープルをメインカラーに、ゴールドを差し色にされています。モロッコでは装飾が施されたアルミのメタルトレイを、折りたためる木製脚に乗せたミニテーブルがよく使われます。トレイの色によっても雰囲気が変わるので、インテリアに応じてシルバーやゴールドを選んでみてください。
シルバーカラーはモダンインテリアに馴染む
こちらのユーザーさんは、シルバーカラーのメタルトレイを使われています。モダンなインテリアに、モロッコらしいテーブルや織地のクッションを組み合わせる楽しみ方も。軽量で好きなところに簡単に持ち運びやすいメタルトレイテーブルは、サンルームなどで使うのもおすすめです。
形や柄でモロッコらしさを取り入れて
四季物ひろばのトルクメン風洗えるラグに、荻原のインド綿ラウンドクッションを組み合わせたアイデアです。ホワイトやベージュカラーであれば、既存のインテリアにも合わせやすいですよ。民族っぽさを抑えたい場合は、形や柄でモロッコテイストを取り入れるのがおすすめです。
モロッコインテリアの定番「プフ」
モロッコといえば、丸いスツール「プフ」も人気のインテリアアイテムです。より現地らしい、革をパッチワークのように縫い合わせたものや、モダンインテリアに馴染むニットなど、デザインはさまざま。写真中央の刺繍入りプフは、Salyu!のアイテムだそうですよ。
ラグとプフで作るロースタイルリビング
こちらのユーザーさんは、GADANのバイカラープフに、Urban Outfittersのピンクのラグを組み合わせられています。床に近いインテリアスタイルは、モロッコらしい雰囲気の演出にぴったり。ソファーを使わずラグとプフにすることで、お部屋も広く使えますよ。
モロッコで購入したパープルのプフ
モロッコで購入したパープルのプフが目を引くこちらのリビング。同じくモロッコ製のカラフルなラグを合わせることで、インパクトの強いカラーもうまく馴染んでいます。写真奥の、シャウエンブルーを思わせるアクセントウォールもポイントです。
古布を切り裂いて織る「ボ・シャルウィット」
モロッコでは古布を切り裂いて織った「ボ・シャルウィット」と呼ばれる織物が人気です。こちらのクッションカバーはモロッコのオールドラグを使ったアイテムで、ひとつひとつ1点ものなのだそう。毛足の長いつくりと優しい色合いは、日本の寒い冬にも活躍してくれそうです。シンプルな柄であれば、BOHOスタイルにも馴染みます。
エキゾチックからモダンまで振れ幅が大きいのが特徴
こちらのユーザーさんは、エキゾチックな四角いプフと、モダンなベニワレン柄クッションカバーを購入されました。どちらもモロッコのアイテムなのだそう。昔ながらのカラフルな柄物から、モノトーンのシンプルでモダンなものまで、デザインの幅が広いのもモロッコインテリアアイテムの特徴です。
柄物は色使いによって雰囲気が大きく変わる
モロッコ在住のこちらのユーザーさんは、家の中にもモロッコらしさを取り入れられています。モロッコは国教のイスラム文化、フランス植民地時代に入ってきたヨーロッパテイスト、アフリカの気候や文化が融合しているのが特徴。イスラム風にもヨーロッパ風にも見えるエレガントな柄物ファブリックは、色選びも重要です。
モロッコらしいコラベル柄のクッションカバー
こちらのユーザーさんは、ブルーのファブリックソファーに、同じくブルー系色のクッションカバーを合わせられています。モロッコらしいコラベル柄とオリエンタルなゴールドの差し色がポイント。クッションカバーであれば気軽に取り入れられるので、モロッコインテリアを初めて挑戦する場合におすすめなアイデアです。
マラケシュ風のピンクとブルーグリーンを合わせて
マラケシュを思わせるピンクの壁紙に、ダークなブルーグリーンのシェルフのコントラストが美しいこちらのお部屋。より異国感を出したい場合は、大きな面積を占める壁やシェルフの色を思い切って変えてみましょう。たっぷりドレープをつけたカーテンとタッセルも、モロッコらしい雰囲気です。
ブルー×ゴールドのモロッコ風カーテン
こちらのユーザーさんは、びっくりカーテンのモロッコシリーズを使用されています。壁紙を張り替えるのは大変ですが、カーテンなら取り替えも簡単。レースカーテンも幾何学模様の刺繍入りにすることで、異国情緒が漂います。ブルー×ゴールドの組み合わせは、イスラム圏の雰囲気を感じさせるおすすめのカラーリングです。
フェズイエローのコラベル柄カーテン
フェズイエローのコラベル柄カーテンをオーダーしたユーザーさん。明るいイエローは、シンプルになりがちな日本のお部屋を、ぐっと明るくしてくれます。柄を同系色にすることで、主張しすぎないほどよいモロッコテイストに。ツヤ感のある生地は高級感も演出してくれますよ。
エレガントなモノトーンのモロッコ風リビング
ヨーロッパのエレガントさも感じる、モノトーンで揃えたこちらのモロッコ風リビング。長いカウチにたくさんのクッションを並べるのも、モロッコの定番です。写真右側のカーテンレールカバーと写真中央のウォールデコは、ユーザーさんがトレースしたものを大工さんにカットしてもらったアイテムだそうですよ。
金属でアラベスク模様をかたどったモロッコランプ
モロッコアイテムを取り扱う、GADANでペンダントライトを購入したユーザーさん。モロッコのランプは、鉄や真鍮などの金属でアラベスク模様などをかたどった、デコラティブなデザインが定番です。そのため影がとても美しく、夜にこそその真価を発揮すると言っても過言ではありません。
谷口ぴかぴか商店のモロッコランプ
こちらのモロッコランプは、谷口ぴかぴか商店のアイテム。ブルーと白のカラーリングも特徴で、ライトをつけない日中もオブジェのように楽しめるデザインです。
吊るす高さによっても影が変わる
こちらのモロッコランプは、シェードのフォルムもオリエンタルテイストなデザイン。影が美しいモロッコランプは、吊り下げる高さ・低さによって影の出方が変わります。こちらの実例のように天井付近に吊るすとコンパクトに、低い位置に吊り下げると影が部屋全体に映りますよ。
寝室のアイデア
異国情緒を出したい場合は、ドレープたっぷりのカーテンがおすすめです。可能な場合は、天井から吊るして天蓋風にしてもよいでしょう。少しだけモロッコの要素を取り入れたい場合は、ベッドサイドにモロッコランプやスツールを置いてみましょう。
レースカーテンの天蓋でリヤド風に
モロッコのリヤドゲストルーム風にまとめられたこちらの寝室。天井の梁を利用してレースカーテンを垂らし、天蓋風にされています。リヤド(リアドとも呼ばれる)は、古い邸宅を改装したモロッコの宿泊施設のこと。モロッコの伝統的な住まいの雰囲気が感じられるのが魅力です。
ブルー×ブラックを差し色にしたベッドルーム
ウォークインクローゼットの入り口にあえて扉を付けず、アーチのくり貫きにしたこちらの寝室。差し色をブルーとブラックに統一することで、リヤドのような空間に。タッセルや曲線的なアイアン装飾も、モロッコインテリアにおすすめです。
メインカラーをマラケシュピンクに
濃淡のムラが美しいピンクの壁紙に、同じくピンクのカーテンを組み合わせたこちらの寝室。カーテンレールや装飾品のすべてが、オリエンタルなテイストにまとめられています。ベッドカバーなどのファブリックでブルーを差し色として取り入れることで、メインカラーのピンクが引き立っていますね。
ボヘミアンを合わせたカラフルな寝室
こちらの寝室は、パープルのアクセントウォールに大きな柄もののベッドカバーが目をひきます。ブルーのプフに、イエローのクッション、サイドテーブルを組み合わせる色彩バランスが絶妙!ファブリックの柄でボヘミアンテイストを合わせた実例です。
BOHOスタイルは素材感でアクセントを
こちらは打って変わって、ホワイトでまとめたBOHOスタイルの寝室です。モロッコテイストを取り入れたいけれど、色の組み合わせを難しく感じる場合は、ホワイトやベージュでまとめるのがおすすめ。色がシンプルなので、毛足の長い生地やフリンジで、質感にアクセントをつけるのが人気です。
軽量なモロッコスツールをディスプレイ台に
こちらのユーザーさんは、軽量な脚と編み座面のモロッコスツールをディスプレイ台に。トレイテーブル同様、軽いので移動させやすいアイテムです。ベッドサイドテーブルとしても使えますよ。色の淡いライトブラウンは、木製家具や自然素材を使うナチュラルインテリアにも馴染みます。
置き型のモロッコランプとシルバートレイ
置き型のモロッコランプとシルバートレイを組み合わせたアイデアです。影が美しいため、リラックスタイムに間接照明として使うのもおすすめです。カラフルなガラスを使わない、金属の枠組みのみのデザインはモダンインテリアにも合わせやすいですよ。
ブルーのガラスシェードには昼光色を
ベッドサイドにモロッコランプを置いたアイデアです。シェードがカラフルなガラスで覆われたデザインは、ぐっとオリエンタルな雰囲気を醸し出してくれます。日中はオブジェとしても楽しめる存在感。また、ブルーのシェードは白っぽい昼光色がマッチします。
曲線的なスタンドランプに孔雀の羽を合わせて
こちらのユーザーさんは、小樽で購入したランプを飾られています。曲線的なスタンドとガラスシェードは、モロッコのエキゾチックさも感じられます。孔雀の羽を合わせてディスプレイすることで、より異国情緒が増しますね。
キッチンのアイデア
モロッコでは、シルバートレイやガラスコップ、絵付き皿が定番です。曲線的な形が特徴なので、モダンにまとめたい場合は、色のない無彩色のアイテムを選んで。また、調理するキッチン台は、モザイクタイルを貼ってアレンジしてもよいでしょう。
モロッコミントティーグラス&ポット
ユーザーさんのお気に入りだという、モロッコミントティーグラス&ポット、プレートのセットです。来客が多いモロッコでは、ティータイムのアイテムもよく見かけます。食器はシルバーカラーやガラス素材が多く、曲線的なデザインが特徴です。
アルハンブラ宮殿で購入した寄せ木細工コースター
こちらのユーザーさんは、モロッコの対岸にあるスペインのアルハンブラ宮殿で買った寄せ木細工のコースターとトレイを使われています。アルハンブラ宮殿はイスラム建築の最高峰とも呼ばれる名建築。お土産もイスラム文化の影響を受けたものが多く、モロッコインテリアに馴染みますよ。
モノトーンカラーはモダンなキッチンにも馴染む
こちらのユーザーさんも、モロッコで購入したグラスを使われています。色数が少ないデザインであれば、モダンなキッチンにも馴染みますよ。モロッコなどのイスラム諸国のアイテムは曲線的な優美なデザインや幾何学模様が特徴のため、色味がなくても”らしさ”を取り入れることができます。
透明感のあるモロッコグラスとシルバートレイ
再生ガラスを使い、吹きガラス製法で作られるモロッコグラス。淡いブルーの色が定番で、グラス中央よりも飲み口寄りに作られた凸部分が特徴です。ミントティーを注げば、モロッコのティータイムが楽しめます。透明感のあるモロッコグラスは、シルバートレイとの相性も抜群です。
幾何学模様が描かれたモロッコの焼き物
モロッコでは幾何学模様が施された焼き物も人気です。特に観光地でもあるフェズは焼き物の街としても有名。ひとつひとつ手描きで描かれた模様に温かみを感じます。和洋どちらにも合うため、意外に使い勝手が良い食器ですよ。
モノトーンインテリアにもおすすめなモロッコ食器
こちらのユーザーさんは、モノトーンのモロッコ食器を購入されました。下に敷いたランチョンマットは、Beija Flor(ベイジャフロール) のもの。モノトーンインテリアに、モロッコ食器の柄を取り入れるのも面白いですね。
モロッコのタジン鍋を取り入れて
モロッコは、円錐形のタジン鍋も有名です。タジン鍋は油をあまり使わずに蒸すことで、ヘルシーな料理が作れるアイテム。フォルムが特徴的なので、異国情緒を出したい場合にもおすすめですよ。
貼って剥がせるダイソーのタイルシール
ダイソーのフラットタイプのタイルシールをキッチンに貼ったアイデアです。賃貸など、退去時に現状復帰が必要な場合は、貼って剥がせるシールでDIYを。イスラム教は偶像崇拝を禁止しているため、具象絵画ではなく、美しい幾何学模様の装飾が発展しました。
バス・トイレのアイデア
バス・トイレの水回りはアラビアンなモザイクタイルがおすすめです。壁の色やインテリアテイストに合わせて、ブルー系にしたりレッド系でまとめたり調整を。モザイク柄よりもシンプルなコラベル柄も人気です。
装飾つきのゴールドフレームミラー
アラビアンなオージアーチと八芒星がデザインされたモロッコミラー。装飾が入ったゴールドやシルバーのフレームミラーは、それひとつでぐっとお部屋の雰囲気が変わります。壁面の装飾アイテムとしてもおすすめです。
洗面所の入口をオージアーチに
こちらのユーザーさんは、洗面所の入口をオージアーチにされました。玉ねぎ型のオージアーチも、イスラムのモスクを思わせる特徴的なデザインのひとつです。洗面台のブルーのタイルも、アラビアンテイストに似合います。
ブルーグリーンのモザイクタイル
イスラム諸国でよく目にするモザイクタイル。ブルーやグリーン、グレーカラーのタイプは、よりアラビアンな雰囲気を感じます。なかでも細かくカットされたタイルを幾何学模様に組み合わせたものは「ゼリージュ」と呼ばれ、手の込んだ細工は高級感がありますよ。
ブルーのクロスとモロッコ柄の床材
こちらのユーザーさんは、ティファニーブルーのクロスにモロッコ柄の床材を組み合わせられました。まるでシャウエンにいるような真っ青な空間は、非日常を感じられます。トイレットペーパーホルダーを、硬質なゴールドカラーの金属にしているのもポイントです。
グレーピンクの壁とコラベル柄フロア
こちらのユーザーさんは、マラケシュ風のグレーがかったピンクの壁に、コラベル柄のクッションフロアを組み合わせられています。壁は壁紙屋本舗のペンキで塗装、クッションフロアはサンゲツのアイテムだそうですよ。トイレスリッパをパブーシュにすることで、よりモロッコらしい空間になっています。
くすみ感のあるピンクとイエロー
こちらのユーザーさんは、マラケシュピンクとフェズイエローのバイカラーでコーディネート。どちらも鮮やかすぎないくすみ感のある色味で、塗装した土壁に近いテイストになっていますね。床はピンクとイエローに合うよう、赤系を選ばれています。
グレーのコラベル柄タイルでモダンに
モロッコから輸入したコラベル柄タイルを敷き詰めたアイデアです。壁も床に合わせたグレーにすることで、落ち着ける空間に。リビングや寝室同様、モダンなテイストにモロッコアイテムを取り入れる場合は、色味を抑えたり無彩色をチョイスするとうまく馴染みます。
収納とインテリア小物のアイデア
モロッコの収納アイテムといえば、水草で編まれたベルベルバスケットが有名です。カラフルなものから素材を活かしたナチュラルカラーまで幅広く、蓋付きなので生活感も出にくい便利なアイテム。インテリア小物は、シルバートレイや銀細工を施したものがおすすめです。モロッコのアラビアンな雰囲気を取り入れてみませんか?
タイル風のアンティークトランク
soracielのアンティークトランクエレガントタイルのサイズ違いを2個重ねて使ったアイデアです。収納アイテムもモロッコインテリアに馴染むアイテムにすることで、インテリア小物としてディスプレイできます。並べられた絵付き壺や壁面のフレームアートからもオリエンタルな雰囲気が漂います。
色鮮やかなベルベルバスケット
こちらはモロッコ現地でトレンドのベルベルバスケット。図面などはなく、編み手の感性でデザインが決まるのだそう。モロッコやアルジェリアなどの北アフリカに暮らす先住民族・ベルベル人から名付けられており、ひとつひとつ手仕事で作られた蓋付きのバスケットです。
落ち着いた色合いなら取り入れやすい
モノトーンや彩度の低いおちついたカラーのベルベルバスケットなら、モダンなお部屋にも取り入れやすいですよ。水草で編んだベースに毛糸を編み込んで作られるため、温かみのある風合いです。
ナチュラルカラーのシーグラスバスケット
こちらのユーザーさんは、素材の色を活かしたベルベルバスケットを購入されました。水草のライトブラウンカラーは、ナチュラルインテリアにぴったり。水草を使うため、シーグラスバスケットとも呼ばれます。タジン鍋のような三角型の蓋のフォルムも愛らしいですね。
チャイハネのインテリア小物を飾って
こちらのユーザーさんは、IKEAで購入したシルバートレーに、チャイハネで購入したアラビアンなランプや食器をディスプレイされています。部屋全体をモロッコテイストにするのは難しくても、ディスプレイコーナーで好みのインテリアを楽しんでもよいですね。
ピンクやレッドカラーの小物をまとめて
塗装された珪藻土の壁色に合わせ、ピンクとレッドでまとめたディスプレイコーナーです。写真左奥の小物入れは、Francfrancで購入された物だそう。モロッコ製でなくても、素材やカラーが近いアイテムを組み合わせて、プチプラで揃えるのもひとつの方法です。
シャウエン風にブルーでペイントして
シャウエンをイメージして、イマジンウォールペイントで壁を塗装したアイデアです。真っ青な背景を前に、ホワイトとゴールドのディスプレイが映えています。カラーを絞ることで、統一感のあるディスプレイになりますよ。
装飾性の高い香水瓶を並べて
こちらのユーザーさんは、シルバートレイにさまざまな香水瓶を並べてディスプレイ。装飾性の高い香水瓶は、インテリア小物としても活躍します。お気に入りの香水を入れれば、実用性も兼ねられますね。
シルバー細工つきのフェズ陶器
陶器がアクセサリーをまとったような、シルバー細工がプラスされたフェズの陶器。ちょっとした小物入れとしても使えます。エレガントなモロッコインテリアにおすすめのアイテムです。
ミニラグとオージアーチミラーを合わせて
オージアーチがデザインされたミラー前に、ミニ絨毯とランプ、キャンドルを並べたアイデアです。幻想的な様子は、まるで小さな礼拝堂。小ぶりなアイテムを組み合わせて、モロッコのアラビアンテイストを上手に表現した実例です。
普段使いのアクセサリーをトレイに乗せて
毎日使う時計やアクセサリーを、シルバーとゴールドのトレイに収納しているユーザーさん。シルバートレイにはゴールドのアクセサリーを、ゴールドのトレイにはシルバーのアクセサリーを乗せて、コントラストを楽しまれています。
モロッコの伝統的なスリッパ「パブーシュ」
モロッコで伝統的に使われているスリッパ「パブーシュ」も、モロッコインテリアには欠かせません。羊や牛などの革に、ビーズなどで刺繍を施したデザインが定番。落ち着いたホワイトやベージュカラーであれば、モダンなお部屋にも取り入れやすいですよ。
尖ったつま先と装飾が本格的なパブーシュ
こちらのユーザーさんは、モロッコ製のつま先が尖ったパブーシュを使用されています。つま先のフォルムと煌びやかな刺繍によって、よりオリエンタルな雰囲気に。本格的なモロッコインテリアにおすすめのデザインです。
ここまでモロッコインテリアのポイントと実例を紹介してきました。イスラム文化とヨーロッパの文化、アフリカの気候風土が混じり合うモロッコは、エキゾチックな雰囲気が魅力です。定番のラグやプフ、メタルトレイやパブーシュであれば気軽に取り入れやすいですよ。より本格的なモロッコインテリアにする場合は、壁や床のリフォームをおすすめします。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「モロッコインテリア」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!