【備えておこう防災グッズ】備蓄用品と防災リュックの実例を紹介

【備えておこう防災グッズ】備蓄用品と防災リュックの実例を紹介

災害はいつ・どこでやってくるかわかりません。普段の備えがとても大切です。いざという時に「あれがない」「これが足りない」と困らないように、家族全員分の備蓄ストックと避難が必要なときに持ち出す防災リュックが必要になります。今回はRoomClipユーザーさん達の実例をもとに、自宅用の防災グッズ・持ち出し用の防災リュックの例を紹介いたします。防災用品を管理するポイントや収納場所もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

画像をクリックすると、ユーザーさんのアイデアや使用アイテムの詳細がチェックできます。気になった画像はぜひクリックしてみてくださいね。

目次

防災グッズのタイプと見直し目安

まずは、防災グッズはどんなものを揃えたらいいのか考えてみましょう。すでに防災グッズを揃えている方も、この機会に家族全員の防災グッズを見直してみるのもいいですね。実際にRoomClipユーザーさん達が備えている防災グッズのアイデアを見てみましょう。

「持ち出し用」と「備蓄用」の2タイプを用意

防災グッズは大きく分けて2タイプ。まずは、避難所で1~2日程度を過ごすための持ち出し用防災グッズ、いわゆる防災リュックです。そして、もうひとつが災害がおきて電気や水道・ガスなどのライフラインが断たれた場合に、家族全員が自宅で1週間程度を過ごすための備蓄グッズになります。

防災グッズの見直しは年2回程度を目安に

防災グッズの見直しタイミングは、3月と、9月の防災週間の年2回がおすすめです。ストックしてある備蓄用品の賞味期限チェックや、お子さんの成長に合わせてグッズを見直してもよいでしょう。3月と9月は、ちょうど季節が変わるタイミングなので、カイロなどの防寒グッズを入れ替えてもいいですね。

防災グッズに入れるもの

ここからは、防災グッズに入れておく必要があるグッズを具体的に紹介します。備蓄の種類や量、あると便利なグッズもチェックしてみましょう。電気・水道・ガスなどのライフラインが止まってしまうと、いつもの快適な生活がガラリと一変してしまいます。できるだけ安全に避難生活が送れるよう準備をしておきましょう。

備蓄用として買い置きしておくもの

まず、自宅で避難生活を送る場合に必要なものは、家族が1週間程度過ごせる程度の食料と、季節に合わせた暑さ対策・寒さ対策のグッズです。お湯を沸かすことができるガスコンロやカセットコンロの予備・防寒用の毛布・寝袋など、水道・ガス・電気のライフラインが止まってしまっても安心して過ごせるアイテムを揃えておきましょう。

持ち出し用の防災リュックに入れるもの

こちらのユーザーさんは、フェリシモで購入した防災グッズシリーズに、気兼ねなく使える貰い物の粗品を組み合わせて、防災グッズを準備されています。ほかにも、簡易トイレなどを揃えておくとより便利ですね。定期的に見直すことで、賞味期限のチェックや家族の成長に合った必要な防災グッズを用意しておくことができます。

防災グッズの例
  • 重要な書類
    家族の連絡先メモ、本人確認書類(保険証のコピーなど)、大事な書類のコピー(預金番号など)

  • 現金
    公衆電話用に10円硬貨を多めに用意して

  • 懐中電灯またはランタン
    電池式またはソーラータイプがおすすめ。手が塞がらないヘッドライトも便利。予備の電池もあるとなお安心です

  • ラジオ
    被災時の情報源として

  • 重要な書類
    家族の連絡先メモ、本人確認書類(保険証のコピーなど)、大事な書類のコピー(預金番号など)

  • 1~2日分の食料品
    調理不要な非常食と500mlのペットボトル3〜4本程度

  • 携帯簡易トイレ
    排便対応タイプがおすすめ

  • ゴミ袋
    持ち手付きタイプと、大きな45Lタイプがあると便利です

  • 衛生用品
    ティッシュ、トイレットペーパー、除菌シート、マスク、救急セットなど

  • 暑さ・寒さ対策グッズ
    冷却グッズ、防寒シートやカイロなど

  • その他あると便利なもの
    軍手、ラップ、タオル、メモ帳、ペン、養生テープ、レインコート

上記に加えて、生理用品やメガネ、常備薬など必要に応じた生活必需品を加えましょう。移動時に安全を確保できるよう、防災ヘルメットや走れるスニーカーを用意しておくとなお安心です。

防災グッズの収納アイデア

かさばりがちな備蓄用の防災グッズを、どこに収納すればよいか迷うことはありませんか?スペースを取ってしまうことも気になりますが、防災グッズは万が一の時にすぐ持ち出せたり、使いやすい場所や方法で片付けておくことも重要です。

やわらかポリエチレンケースに入れてホコリ避け

こちらのユーザーさんは、無印良品のやわらかポリエチレンケースに防災グッズを収納しています。蓋が付いているので、ホコリが入らないのがいいですね。重ねて収納しておくことも可能です。たっぷり収納できるのがポイントです。

非常食は開け閉めしやすいコンテナに

非常食のストックは、開け閉めがしやすいコンテナボックスに収納しているユーザーさんのアイデアです。レトルト食品は長方形の箱タイプが多いので、立ててキレイに収納ができます。空いたスペースに缶詰やスティックタイプの栄養食などを入れることが可能です。

床下収納を防災グッズスペースに

普段、あまり使わない床下収納に非常食のストックを収納するアイデアです。奥行きがたっぷりとあるので、家族全員分の非常食を入れることができます。かさばりやすいカップラーメンなども積み重ねて収納しても床下収納なら見た目にもスッキリです。

大型スーツケースに詰めて

長期の旅行にしか使用しないスーツケースは、防災グッズの収納にぴったり。万が一の時の持ち運びにもスムーズです。水・食品・簡易トイレ・ガスバーナー・携帯のバッテリーなど、大きめのスーツケースなら収納容量もたっぷりとあります。

嵩張る消耗品はソファベッド下に入れて

こちらはリビング下のソファベッドに防災グッズを収納しているユーザーさんのアイデアです。中身は、ウエットティッシュや防寒用のカイロ・簡易トイレなど。非常時に断水してしまうことを考え、ウエットティッシュや体拭き、水のいらないシャンプーなどを備蓄しています。

玄関に大型収納付きテーブルを置いて

防災備蓄グッズのひとつに水は必須のアイテム。家族全員分の水を備蓄するとなると、量が多くなってしまうのが悩みです。こちらのユーザーさんは、廊下の収納スペースに水の備蓄を収納しています。水の賞味期限は、扉の部分にマスキングテープで表示。避難先の場所も貼っておけば、家族全員が一目でわかるので便利です。

玄関の靴箱に防災グッズスペースを

緊急時の避難時にすぐ手に持って外に出られるよう玄関の靴箱に防災グッズを収納するアイデアです。ヘルメットも収納しておくことで、落下物から頭を守ることができます。緊急時は、時間との戦いです。必要な物はリュックに収納しておくことで、すぐ持ち運ぶことができます。

山善のペール缶収納スツール

持ち手がついた山善のペール缶収納スツールは、持ち運びにも便利な収納アイテムです。玄関先に置いておけば、避難の時にすぐ蓋を開けて中身が取り出せます。ミネラルウォーターなど備蓄品の交換も玄関ならいつも視界に入るので忘れることもなさそうですね。底面に保護キャップが付いているので床タイルが傷つくことはありません。

便利な防災グッズ・非常食

ここからは、防災グッズの中でも非常食にスポットを当ててユーザーさんが実際にどんなものをどんな風にストックしているのか見てみましょう。普段から少し多めに食材やレトルト食品を買っておいて、順番に消費していくローリングストックや見た目もかわいいおしゃれな非常食などいろいろなアイデアを紹介します。

非常食はローリングストックがおすすめ

少し多めに商品を購入して、保存している古いものから使うローリングストック。普段の生活にも取り入れやすい非常食の備蓄方法です。食品だけではなく、トイレットペーパーやティッシュなど生活用品にも使えるアイデアになっています。まずは「1つ多めに用意しておく」から始めてみませんか。

スタイリッシュな非常食

長期保管ができる非常食は、ついつい「まだ賞味期限があるから」と、収納庫などの奥に仕舞いこんでしまいがち。でも、こんなスタイリッシュでおしゃれ非常食ならインテリアとして飾っていても違和感なくとてもおしゃれです。見せ置きできるデザインなので、しまわないで飾っておきたいデザインですね。

ペットボトルに生活用水を入れて

家族分の防災グッズや備蓄品を揃えておくとなると、場所をとってしまうのが悩みのひとつ。こちらのユーザーさんは、無印良品のポリプロピレン収納ボックスですっきりとひとつにまとめています。万が一の断水の時にも使える水は、空いたペットボトルのなかに水道水を入れて備蓄しています。

自然放電しにくいエネループ

防災グッズに欠かせない乾電池ですが、通常の乾電池だと使いきったらそこで終了です。ですが、充電すれば使えるエネループなら、繰り返し使用することができます。低温特性に優れているので、寒い場所でもしっかりと性能を発揮してくれます。

防災グッズにもなるキャンプ用品

キャンプが趣味の方は、こんなアイデアはいかがでしょうか。こちらのユーザーさんは、おしゃれなキャンプグッズを防災グッズとして活用しています。用意しているクーラーボックス・チタンマグ・コーヒーメーカー・ランタン・ポータブル電源など、どれもキャンプグッズですが防災グッズとしても機能してくれます。

ポータブル電源で充電を

災害の時は、電気・ガス・水道のライフラインが使えなくなる心配があります。そんなときに大活躍してくれるのが、持ち運びが可能なポータブル電源です。災害時の最新情報を収集するためや、家族や親戚との安否確認などに必要となる携帯帯電話の充電のためにも用意しておくと安心です。

嵩張らない折りたたみ式ヘルメット

トーヨー(TOYO) 防災用折りたたみヘルメットは、折りたたむとわずか45㎜の厚さになるヘルメットです。ワンクッションで簡単に組み立てができます。かさばり、収納スペースが必要になるヘルメットも省スペースで収納が可能です。

ペット用の防災グッズも用意して

家族の一員であるペット。災害時に一緒に避難ができるように、ペット用の防災グッズも忘れずに用意しておきましょう。避難の時にすぐ対応ができるよう、こちらのユーザーさんは、玄関の靴箱下に置いています。ペットキャリーは、リュックとしても使用ができますので、両手を開けて避難ができます。

事前にペットを慣らしておくと安心

こちらのユーザーさんのペット用防災グッズは、ケージ・トイレ・フードボールを用意。全て折りたたみができてリュックに収納しています。人間と違い、ペットは避難といっても事の重大さがわかりません。いざという時、スムーズに対応ができるよう普段からキャリーにならして置くのがおすすめです。

100均の防災グッズとDIYアイデア

いざという時に必要な防災グッズ。電気・ガス・水道などのライフラインがストップして閉まった場合を考えて、使い捨てができる100均などプチプラの防災グッズを揃えておくと気兼ねなく使用することができます。

キャンドゥの折りたたみコップ

キャンドゥの折りたたみコップは防災グッズとしても、便利なアイテム。簡単に畳んでしまうことができるので、家族分を揃えても場所を取りません。蓋付きなので、実用性も高いグッズです。

セリアのウォータータンク

断水がおきてしまったときに、困るのが水の確保。飲み水はもちろんですが、手を洗いたいなどちょっとしたことでも水が必要になるケースが多いです。セリアのウォータータンクは、モノトーンのデザインがとてもおしゃれ。持ち手が付いているので持ち運びも楽々です。

3COINSのウォーターバッグとアルミシート

こちらのユーザーさんは、3coinsの給水バッグとアルミシートを防災グッズに用意しています。断水が起きた時、給水車から水をもらうときにも給水バッグは欠かせません。使わないときはスリムに折りたたみしまうことができるので、場所も取りません。

オムツペールを簡易トイレに

災害時に困るのがトイレ問題。普段使用している水栓トイレは、ビニールを掛けて汚物を溜めないようにしても、水が溜まっているので交換しにくいのがネックです。こちらのユーザーさんは、蓋付きのバケツにSeriaのヨガポールを切り取って挟み、簡易トイレを作っています。切り取ったクッション部分も使わないときは、バケツのなかに収納が可能です。

防災リュックのアイデア

ここからは、防災リュックに関してのアイデアをご紹介します。防災リュックの置き場所や、どんなリュックがおすすめなのか、防災リュックのなかには何を入れたらいいのかなど、実際に用意しているユーザーさんのアイデアを参考にしてみてください。

長時間背負っても疲れないものを

緊急時の避難は、安全な場所までの避難や避難所まで歩くことがあります。そのため、防災リュックは長時間背負っていても負担が少ないものがおすすめ。ショルダー部分がクッション性のあるリュックだと、長時間背負っていても疲れにくいですよ。普段使っていないアウトドア用のリュックを活用してもいいですね。

防災リュックはすぐ手に取れる場所に

就寝中に災害がおきたときすぐに対応ができるよう、防災リュックは、玄関付近や寝ていてもすぐ手に取れるベッドサイドなどに置いておくと安心です。こちらのユーザーさんは、寝室にキャリーカートにもなる防災リュックを用意しています。

無印で揃える持ち出しグッズ

無印良品は、防災グッズとして使えるアイテムが多数あります。いつものもしも携帯セットには、不織布のマスク・携帯用救急絆・除菌シート・ファスナー付きのEVAケース・ハンカチなどが入っています。そのなかのひとつである家族で決めておく連絡のルールは、家族での情報共有に便利です。

「吊るして使える洗面用具ケース」を救急セットに

無印良品の「吊るして使える洗面用具ケース」のなかに、持ち運び用の救急セットを用意しているユーザーさんのアイデアです。ケースを広げてフックに吊るしておくことができるので、収納スペースも多くあります。ユーザーさんは、夫婦それぞれに持ち運びをして動けるように、同じものを2セット用意しています。

アイリスオーヤマの防災リュック

アイリスオーヤマの防災リュックは、一目見ただけでは防災リュックに見えない、とてもシンプルなデザインなので、男女ともに使用ができます。防災リュックのセットは必要なものがセットになっているため、1点1点自分で揃えなくてはいけないという手間がありません。

山善の防災リュック

何を揃えたらいいのか迷ったときは、必要なものがセットになっている防災リュックがおすすめです。山善の防災リュックセットは、「まずは生きる」に特化して一次避難対策に特化した防災リュック。本当に必要なものを必要最小限の量を厳選しているので、すぐリュックをもって避難ができるよう軽量化されています。

人混みで目立つ蛍光カラーも

被災時の避難には、一次避難と二次避難に分けられます。一次避難は「命を守るための避難」「その場から逃げるため」の避難です。二次避難は「生き残った後の避難」「避難生活をおくるため」の避難。一次避難の時は、他の人たちも避難がしますので、人混みの中でも目立つ蛍光カラーの防災リュックがおすすめです。

被災時に慌てない収納場所

災害は、いつ・どこで・何時に起こるか誰にもわかりません。万が一、家族の就寝時に被災しても、必要最低限の防災グッズがすぐ手に取れると、スムーズに非難ができます。ベッド周りに防災グッズを配置しているユーザーさんのアイデアを紹介します。

最低限の防災グッズをベッドサイドに

もしもの時の防災グッズ、あれもこれもと選んでしまうとついつい量が膨大になってしまいがちです。こちらのユーザーさんは、ベッドサイドに本当に必要なものだけを厳選して、緊急時にサッと取り出せるようにしています。引き出しのなかには、ライト・軍手・笛・子ども用の靴です。子ども用の靴は履きやすいかかとがあるマリンシューズを選んでいます。

避難時の靴をベッド下に入れて

2階がリビングで、寝室が1階の間取りの場合、就寝時の避難は1階からそのまま逃げる形になります。そのため、靴は防犯グッズの一つと考え、ベッド下の収納スペースに靴を収納。大人はふだんあまり使用しない靴・子どもはワンサイズ大きいサイズを選んで仕舞うのがポイントです。時々、子どもの靴サイズを見直す事を忘れずに。災害時は、物が倒れたり、ガラス片が飛び散ったりの心配があります。そんなときにも、怪我をせずに対応が可能です。

地震や台風・水害など万が一の時の備えは、日ごろから必要なものを必要な分、用意しておくことが必要です。災害時の避難場所に移動するときに必要な防災リュックと、家での被災生活を送るため、電気・ガス・水道のライフラインが止まってしまったときのための備蓄の、2種類を用意しておきましょう。予期せぬ災害による被害のときも、できる限り最小限の負担で命を守る生活が送れるよう準備をしておくことが大切です。

RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「防災グッズ」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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