「家族の理解を得ながらつくる、効率よくできるだけ身軽な収納」 by ka10935さん

「家族の理解を得ながらつくる、効率よくできるだけ身軽な収納」 by ka10935さん

RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回は、見るからに効率のよさそうな暮らしづくりをされているka10935さんに、収納面での工夫やこだわりをお伺いします。ご家族間にある、好みのスタイルの食い違いを上手にクリアにするアイデアもお見逃しなく♪

今回教えてくれたユーザーさん♪

家族3人、『大きな収納=納戸だけ』というオシャレだけど不便な、昔のデザイナーズ住宅で暮しています。RoomClipで皆さんの素敵なお部屋を目の保養にしながら、キレイにしたいやる気アップ!に繋げさせていただいております。

ここにあるんだね。と気付くスタイル

ka10935さん宅を拝見させていただくと、使いたいとき、使いたいものがすぐそこにあるような印象を受けます。それってとても快適です。でも実際、手に取りやすいようにものを配置すると、暮らしに不可欠なものは多く、煩雑に見えてしまいそう。どうすれば、ka10935さん宅のようにまとまりもよく、見るからに効率もよいカタチにできるのでしょう。そこでまずは、収納づくりで大切にしていること、スタイルへのこだわりを教えていただきました。

ka10935さん

「我が家の場合、収納場所がわかりにくいと家族が同じようなものを買ってきてしまいます。そこで、使う場所の近くで『ここにあるよ!』と主張する収納を意識するようになりました。中身が見えないボックスにはテプラでラベリングして、開ける前にちゃんと分かるようにしています。」

ka10935さんのご家族は、ストックへの意識も高いとのこと。だからこそ、本当はきちんとあるけれど目につかないと、買い足されているんですね。収納面では、ただしまうでもダメだし、使いやすいだけでもいけない。家族間での在庫数共有のしやすさも重要になります。

ここからは、こうしたあらゆる面での快適を押さえたka10935さん流の収納術に注目していきたいと思います。そこには、考え方が違う家族でもみんなが納得できて暮らしやすい、愛情いっぱいの工夫がぎっしり!『なかなか、家族が定位置に片付けてくれない』とお悩みの方も必見です。

収納の好みが違う家族それぞれに歩み寄る3つの工夫

その1 出しっぱなし、置きっぱなしの近くにしまう場所をつくる

ka10935さん

「我が家は、出しておきたい派と見せずにスッキリさせたい派(私)というように、収納への向き合い方が家族で分かれています。だから『また出しっぱなし!』と思うことがあってもすぐ片づけられるように、出しっぱなしにされがちな場所の近くに出しっぱなしにされがちなものの収納をつくることにしました。考え方の根本が違う家族それぞれの間をとった『ちょうどいい』収納になるよう、日々試行錯誤しています。」

その2 取り出すとき、遠回りをしていないかチェックする

ka10935さん

「ワンアクションでも、目の前からスッと取れるのと、しゃがんで取らなくてはならないのとでは労力が違います。『よく使うのに遠回りを必要としていないか?』と意識してみて、気が付いたら、よりよく変えます。使いやすくなるから、収納場所が変わったとしても家族の納得も得られます。ちょっと遠回りになるような場所(シンク下の引き出しなど)には、ストックを収めることが多いです。」

その3 ホコリのかぶり具合を、見直しの判断材料にする

ka10935さん

「ホコリがかぶっているもの、滅多に使わない割にいい場所に置いているものは、動かしてOKです。きちんとしまってあると『また使うから』と言われがちですが、オープン収納の中でホコリを被っていたら『捨ててもいいか』と思ってもらえることも……。この方法で、しっかり備えたい家族とできるだけ少なくしたい私のバランスもとれています。」

オススメの収納アイテム

ITEM山善の文庫本収納ラック
PRICE2,980円(税込)

見える収納&本が多い方におすすめです。納戸に2つ、トイレに1つ、夫の単身赴任先に5つ、計8つ使っています。奥行き17cmとコンパクトで、棚に置いたものがデッドストックになりにくいので、収納が苦手な方にもいいと思います。

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最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

ka10935さん

「ちょっとしたことで使い勝手が変わるので、思い込みを外せないかを意識しています。ご縁あって来てくれたものたちだから、大切に仕舞い込まずに適材適所で活躍の場をつくってあげられるといいなと思っています。」

大切にしたのは間をとること

身軽にいきたいka10935さん、備えを万全にしたいご家族。雑多を見せたくないka10935さん、見える安心・すぐ手に取れる便利を求めるご家族。お話を聞くと、両者の共存はいずれかの妥協なしには難しいのでは?とつい感じてしまいます。でも、そうしない方法ってあるんですね。収納の仕方や工夫、気遣いでそれぞれの大切にしたい間をとっているから、ka10935さん宅は見るからに効率がよく、暮らしやすそうで、まとまりもいいということが分かりました。

同じように家族間の意識の違いに悩む方は多いかもしれません。そんな場合は特に、今回教えていただいたアイデアやアドバイスが視点を変えるきっかけになってくれるはずです。ぜひ、参考にしてみてください。


ka10935さんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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