連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.397 2024年1月28日更新

「洗練された間取りと北欧シンプルで導く、優しくモダンな暮らし」 by chovyさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回ご紹介するのは、自ら設計したお住まいでシンプルかつナチュラルに洗練された暮らしを送るchovyさんです。設計に込められたたくさんの思い、インテリアのこだわりに迫ります。

今回ご紹介するのはこの方です！

chovyさん

自宅で建築関係の仕事をしています。昔から間取り図を見るのが大好きで、自分の住む家は自分で設計するのが夢でした！念願叶って住みはじめて早1年。ああすれば良かったなと思うことも多々ありますが、お気に入りの空間で愛猫を眺めながら毎日癒されています。

夢を叶えた家づくり

待っているのは癒しのある豊かな空間

三重県在住のchovyさんご夫婦が暮らすのは、スキップフロアのある2階建て3LDKのお家です。chovyさんご自身による設計で建てられたお住まいは、すべての場所にこだわりと愛情が詰まっています。例えば玄関。ご夫婦の靴が仲良く並ぶ様子にほのぼのしますね。土間タイルとの優しいコントラストが美しいフロアも印象的です。お伺いすると、使用されているのは栗の無垢材。ここを無垢材にすると玄関框（上がり框）を使わず、切りっぱなしの施工が可能になるのだそう。『見た目もシンプルでスッキリするのでオススメです』と教えてくださいました。建築のプロの貴重な知見を聞けちゃうのも、chovyさん宅ならではの魅力です♪

そして美しい足元から目線をあげると、正面にシンボルツリー（もみじ）がまるで額装された絵画のように現れます。家に帰ると迎えてくれるこの眺めに、まず癒される……素敵な日々です。

そして、すっとシンプルに洗練された玄関ホールを曲がっていけば、ゆったりとしたLDKが待っていますよ。すっきりと整った『詰め込みのない』空間ですが、随所からはひしひしと『詰め込まれた』こだわりを感じます。ここからはひとつひとつ、研ぎ澄まされた中で輝くこだわりたちに注目していきましょう。

バランスの良いダイニング＆キッチン

まずはダイニング＆キッチン側から。白を基調にした内装に、凛と黒のアクセントが利いたハンサムなスタイリングに心を奪われます。黒枠の室内窓を通してキッチンと繋がりを保ちつつ、明確にエリア分けがされているのも特徴的です。どことなくカジュアルなレストランのような、オシャレなカフェのような雰囲気がありますね。

気になる室内窓の向こう側は、絵になるコの字型キッチンでした。天井、タイル、アクセントウォールの切り替えは計算されたアートのようで、その絶妙なバランスはいつまでも見続けていたくなります。反対側の奥にはパントリーもありますよ。モダンに洗練された側を見てから振り返ると、華やかで可愛げのある花柄の壁紙のギャップにキュンとせずにはいられません。ちなみに、パントリーにはリリカラのミッフィーモチーフのクロスを採用されているとのことです。

こだわりが大集合するリビング+α

続いては、キッチンを後にしてリビング側に移りましょう。chovyさん曰く、お気に入りの場所です。というのも、『家づくりのこだわりポイントが一望できる』から。先にご紹介したキッチンの室内窓、インテリアはもちろん、ワークスペースとなるスキップフロアとの巧みな繋がりもこだわりポイントのひとつです。また、リビングの天井部分だけ、スキップフロアに向かうように勾配しているのもさりげなくて素敵なところ。こうすることで、スキップフロア側からリビングを見たときの見晴らしを良くなるそうです。

まだまだあります。気になっている方もきっと多いであろうスキップフロア下の畳スペースも、こだわりが凝縮された場所です。ここは漫画好きのご夫婦にとっての秘密基地のような場所かもしれません。スキップフロアの真下という性質上、どうしても低くなる天井。でもそれが心地よいおこもり感に変わります。とは言え、閉塞感を解消するchovyさんならではの工夫もたっぷり。実は、天井高を演出できるようにとリビングより床を20cm程度下げたり、梁を出したりされています。和の奥ゆかしさとモダンのクールさを融合させる、ノイズレスな畳の採用もさすがのセンスだと感じました。

『自分の住む家は自分で設計したい』chovyさんのお住まいは、まさにこの夢を実現させた家です。だからこそ、ここではその魅力のすべてを紹介し尽くすことは不可能でした。（ご紹介できたのはあくまでほんの一部です。）そして、夢を叶えたその先にもやりたいことや新たな理想は膨らみ続けているご様子。ぜひ、引き続き注目してみてくださいね。