連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.405 2024年3月24日更新

「大改造でアップデートした、北欧ナチュラルな暮らし」 by ayako1016springさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、北欧のエッセンスを楽しみながら落ち着いたナチュラルな空間づくりをされているayako1016springさんと、そのお宅をご紹介します。

今回ご紹介するのはこの方です！

ayako1016springさん

3LDKの集合住宅に、夫と二人で暮らしています。私はインテリアや住まいが一番の関心事ですが、夫は無頓着。なのでインテリア計画はなかなか進みませんでした。ですが昨年の6月、今はじめないと何も変わらないと一念発起して、私なりにインテリア大改造に着手したんです。『壁につけられる家具』の設置など夫も快く協力してくれています。

好きな物と心地良く暮らす工夫

新しい出会いも、長く使い続けたい物も大切に

千葉県在住のayako1016springさんご夫婦のお住まいは、3LDKの賃貸マンションです。賃貸でもインテリアを諦めないこと、インテリア大改造計画で好きを存分に取り入れることを楽しまれているのが、ご夫婦の暮らしづくりの特徴。中でも、改造に伴って新しく迎えたこちらのダイニングソファセットは、お気に入りだと教えてくれました。

広さの面でダイニングセットとソファの両方を置くのが難しかったというのが、こちらを選んだきっかけなのだそうです。けれども、それが大正解。食事をしながら、バラエティ番組を見たり、映画を見たりすることが多いというお二人にとっては、いずれのシーンにもしっくりくるこのカタチがぴたりと合うようです。くつろぎながら食事ができるし、食後も場所を変えずにのんびり過ごせるのが良い、とayako1016springさんは語ります。

インテリア大改造計画で刷新した物もありますが、同時に、大切に使い続けるために磨き直された『愛用品』があるのも、ayako1016springさん宅の魅力だと感じます。ダイニングソファセットとキッチンを繋ぐ場所に佇む木製の食器棚は、まさにそんな一品。約25年もの間、日々に寄り添い続けた道具は年季物です。でも住まいの雰囲気を入れ替えるタイミングでオイルを塗り、棚板にフェルトを敷いてお色直しをしているから、新しい物たちとも違和感なく馴染んでいます。むしろそのあたたかな佇まいが、緩やかにこれまでとこれからを繋いでいるのかもしれません。

大改造で生まれた、とっておきのコーナー

ちなみに改造計画をスタートする前のリビングには、ご主人のパソコンデスクや腹筋マシンが置かれていたそうです。それらを個室や家族収納に当てることにした和室に移動したところ、生まれたのがこちらのカフェコーナー。カフェグッズだけでなく、蚤の市で購入した雑貨などを飾るディスプレイスペースとしても活用できるayako1016springさんお気に入りの場所です。

ご主人が協力的だからこそ順調に追加できた『壁に付ける家具』もここでは大活躍中。とっておきのマグを見せたり、アートやオブジェを並べたり、色々楽しまれている様子はなんだかayako1016springさんの毎日の充実度を現わしているように感じます。

突破口になったのは、パートナーの助言と協力

ayako1016springさんご夫婦には、それぞれの個室もあります。ただ、物が何かと多くなかなか思うように自分のお部屋をつくることができず悩んでいたそうです。その突破口を開いてくれたのが、ご主人の言葉でした。それは手放すことができない思い出深い品々を、普段は使わない和室に逃がすという案。そうして和室を家族収納化したことで、個室に余裕が生まれ、同時にayako1016springさんの心にも好きな物をもっと楽しむ、より良く活かすゆとりができました。

だから個室は、ayako1016springさんの宝箱です。好きなテキスタイル、好きな色、好きな雑貨、道具……たくさんの幸せがギュッと詰まっているのが写真の穏やかな雰囲気からも伝わってきますよね。

ayako1016springさん宅のインテリアは、あたたかく穏かな北欧のエッセンスが溶け込むナチュラルなスタイルでした。でも、ご夫婦の素敵なエピソードの数々こそがお住まいの魅力の源のような気がしてなりません。ayako1016springさんの暮らしづくりは、賃貸インテリアやナチュラルなスタイリングの参考になるのはもちろん、ご夫婦の優しいひらめきにも触れることができます。ぜひ、引き続き注目してみてください。

ayako1016springさん邸の間取り図

ayako1016springさん宅は3LDKの間取りのマンションです。和室を家族収納とすることで、隣接するLDKやそれぞれの個室の余力を引き出し、好みの空間づくりを楽しまれています。

ayako1016springさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

ayako1016springさん

カラーはベージュとグレー、家具は木製を基本としたシンプルでナチュラルな空間がテーマです。家事動線や物の取り出しやすさも大切にしています。使用頻度の低い和室を家族収納として活用したり、ディスプレイスペースを室内の一箇所に絞ったりして、好きな物を楽しみつつもすっきりシンプルに保ちやすいようにしているのがこだわりです。ですが、どうしても物が増えがちなのが悩みなので、『引き算の美学』を学びたいと思っています。

RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

ayako1016springさん

収納家具、収納グッズなら無印良品です。家具や雑貨で心惹かれるのは、ACTUSやunico。ホームページや動画で参考になる情報や商品情報をわかりやすく発信されているRe:CENO（リセノ）は、見ていてとても勉強になります。またIKEAやZara Homeもよく利用します。Marimekko（マリメッコ）の食器やファブリックはコレクションしたくなる素敵さです。

RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

ayako1016springさん

フロアライトの『スヴァンテ』です。これまで、昭和感覚で昼光色の青みを帯びた電球の、煌々と明るい照明で過ごしていました。それを昨年6月のインテリア大改造を機に、オレンジがかった電球色に移行しています。その一環で、『あたたかみのある間接照明を部屋の各所に置いたらリラックス度が増すのだろうな』と考え、色々なインテリアショップでフロアライトを見てまわったんです。そしてunicoで出会ったのが、こちら。展示されていて、木製支柱とアンティークゴールドの台座、ファブリックシェードの絶妙な組み合わせに釘付けになりました。部屋にお迎えしたら、お気に入りのリラックス空間をさらに落ち着く居心地の良い雰囲気にアップデートしてくれました。

RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

ayako1016springさん

遅ればせながら、ペーパードリップでコーヒーを淹れることです。RoomClipでも素敵なカフェコーナーを見かけて憧れていました。これまでは憧れつつもインスタントで済ませてしまったり、せっかくコーヒー豆を買っても使い切れなかったりしていたんです。しかし、せっかくのリラックス空間ができたので、そこで美味しいコーヒーとお菓子をいただきたいなと思いカフェーコーナーをつくりました。それと共に、マグカップツリーやコーヒージャー、ペーパーフィルタースタンドなどのおしゃれカフェグッズもそろえて、『おうちでカフェ』気分を盛り上げております。

最近は週末に、お湯の温度や量、豆の量、豆の挽き方、などを勉強しながら、自分で丁寧に淹れたコーヒーをお菓子と共に楽しんでいます。まだコーヒー専用のミルを持っていないので、どのミルを購入しようか吟味中。それと、RoomClipユーザーさんのお部屋で見た、ウォールナットの台座と真鍮の支柱やフィルターが美しい、KINTOの『ブリュワースタンドセット』も欲しいなぁと画策中です。

RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

ayako1016springさん

リビングのテレビ台がブラウン管時代のままなので、素敵なテレビ台をお迎えしたいです。あと、私はどうしてもあれもこれも盛りだくさんに飾りたくなってしまうので、素敵にディスプレイをつくっているユーザーさんのアイデアや、そこに見る『引き算の美学』をぜひ学ばせてください。

また、RoomClipでは新築戸建てや注文住宅をはじめ、細部まで工夫された内装やインテリアなど、惹きつけられるお部屋にたくさん出会えます。私もいつかは、自分の希望を叶える家を建ててみたいという憧れがありますので、思いを馳せながらいつも楽しませていただいています。室内窓、アクセントクロス、アイランドキッチン、パントリー、アーチ壁など……良いですね。でも今は賃貸。できる範囲で希望を叶えていけたらと思っています。そのため、賃貸住宅やリノベ団地などで工夫して素敵に暮らしているお部屋もとても好きです。また、コンパクトな中に素敵にコーディネートされた一人暮らしのお部屋にも興味津々。さまざまなエッセンスに触れることができるRoomClipにとても感謝しています。