フェイクグリーンとインテリア〜inazaurusuさん

フェイクグリーンとインテリア〜inazaurusuさん

まるでホンモノの観葉植物のように、水々しい緑と可愛らしい形で人気の「フェイクグリーン」。
RoomClipでもとても人気のインテリア・アイテムです。
今回のRoomClipMagは、ご自身でフェイクグリーンの販売もしているinazaurusuさんのインタビュー。
「いなざうるす屋さん」タグは9000枚を超える人気タグのひとつです。
今回は、inazaurusuさんがイベントなどで場所を借りている下北沢のカフェ「Cafe KICK」で、インテリアやフェイクグリーンとの出会い、お店をやることになったきっかけなどを聞きました。

#14「フェイクグリーンとインテリア」〜inazaurusuさん

ー元々なんでフェイクグリーンを好きになったんですか?

「どうしても私はフェイクグリーンのイメージが強いみたいなんですが、本物のグリーンがやっぱり好きなんですよね。入り口も観葉植物でした。4年前くらいに、今の夫と結婚する前に同棲を始めるときに家具を買いにIKEAに行ったんですが、そこでグリーンコーナーが楽しくって、モンステラとパキラを買ったんです」

「2人で育てているうちにグリーンがどんどん好きになっていきました。ただ、当時2人とも仕事が忙しくて毎日夜遅かったりしたこともあって、結局枯らしてしまったんです。悲しいなって思っていた時に雑貨屋さんでステキなフェイクグリーンに出会ったんですよ。フェイクなのにめっちゃリアルで素敵だなって感動したんです」

ーなるほど。リアルもフェイクも含めてグリーンが好きになっていったということですね。

「そうですね。結婚式では、普通は花を使うところを全部グリーンにました。フラワーシャワーはリーフのシャワーでしたし、高砂も客席も、花じゃなくて全部本物のグリーンを使いました。打ち合わせで細かく自分たちで選んだんですよ」

「チャペルでも『フェイクグリーン持ち込んでいいですか?』って聞いて、自分たちで選んだグリーンを持ち込みました(笑)。来てくれた友達も感心してくれて、その子の結婚式でも私のグリーンを使わせて、って頼んできてくれたりしました」

ー結婚した後に家を買って、さらにはまっていく感じですか?

「そうですね。家を買って広くなったので飾る場所が増えたんですね。あと、今の家は建て売りで、天井も壁も床も全部白かったんです。で、殺風景だということもあって、家具の配置とかを決めるときにグリーンをたくさん置くって決めたんです。それで一気に40本くらい買いました(笑)」

ー40本はすごい!

「お店の人は変な人だって思ったんじゃないですかね。1本1000円くらいするから。『領収書切りますか?』って聞かれましたよ(笑)」

「あと今のお家はリビングが北向きなので、ホンモノの観葉植物だとやっぱり育てにくいというのもありますね」

ー旦那さんも好きなんですね。

「そうですね。夫もグリーンは大好きなので。ただ、まぁ今のモフモフの量はすごいことになっているので、どう思ってるかはわからないですけど(笑)」

ーインテリアは昔から好きだったんですか?

「それなりには好きだったんですが、インテリアが本当に大好きになったのは、やっぱり家を買ったことがきっかけですね。unicoとかはめっちゃ行きました。カタログ毎日持ち歩いてめちゃめちゃ読み込んでました(笑)」

「ソファーもダイニングテーブルもテレビボードも引っ越した時に全部新調したんですよ」

ーそれ以前はどうだったんですか?

「1DKに住んでいたころはひと通りインテリア雑誌は読んだんですが、まぁ家具の色を統一したり、背の低い家具を中心に揃えて広く見せたり、とかいった基本的なことはやってましたけど、そんなに凝ってはいませんでした」

「今の家でも白とグリーンと茶色で統一していて、背の高い家具は使わないようにしているので、そこはそのころから変わっていないですね。」

ー大学では建築を勉強していたとか?

「そうなんです。大学の時は建築の勉強してて、大学院では『人間環境システム』という学問を専攻してました」

「建築を勉強しているうちに、建物の中で動く人の行動にも興味が出てきたんです。大学院を卒業してからは不動産業界に入ったんですが、それは人と建築の両方に関係がある業界だからです」

ーへー!とても共感できます!運営チームも建築を目指してた者がいるんですよ。

「そうなんですねー!RoomClipは、家やインテリアと、そこに住む人の生活感が出ているところがいいんですよね。見ていてとても楽しいし、すごく豊かだと思うんです。まさに私がもともと興味を持っていたこととぴったりあっていて、だからどんどんハマったんだと思います」

ーありがとうございます!目指してるものが似てる気がします。

「だから嬉しいんですよー。」

ーグリーンを好きになってから、「いなざうるす屋さん」を始めることになった経緯を教えていただけますか?

「2年前に家を買ったあと、友達をよく呼んでいたんですが、みんなに『照明とかクッションとかをどこで買ったの?』って聞かれることが多かったんです。それじゃブログでもやるかなって始めました」

「インテリアの写真とか好きなモノの写真をアップして、どこそこで買えるよーみたいな感じでした。ブログを始めて半年くらい経ったころ、部屋に飾っているグリーンについての質問がたくさん来るようになったんです」

ーフェイクグリーンへの質問ですか?

「『どうやって育ててるんですか?』みたいな(笑)。で、ある読者さんに『いなざうるすさんの部屋にあるグリーンがたくさん欲しいので、譲ってもらえませんか』って頼まれたんです」

ーお願いされたのがきっかけだったんですね。

「それで一度にたくさん譲ってくれるお店を探していたら、ある問屋さんを見つけました」

ーすごい行動力だ。

「そうそう。もうこれは行くしかないって。最初、お店のおっちゃんと電話で話したら、すごくいい感じだったので、翌日にすぐに行きました。で、うちの自宅の写真見せながら、フェイクグリーンの魅力について力説したら、『お姉ちゃんだったら絶対たくさん売れるよ〜』って乗せられて、結局3ロット72本買わされちゃったんです(笑)」

ー向こうも商売人ですね(笑)

ー仕入れた後はどんな感じだったんですか?

「ほそぼそとブログで『欲しい方にはお譲りします』みたいな感じで始めました」

「オーダーしてくれたブロガーさんがフェイクグリーンをお部屋に飾ったお写真をご自分のブログで紹介してくれて、それを見た方がまたオーダーしてくれるみたいな流れで、私がセレクトしたフェイクグリーンが欲しいって言ってくださる方がどんどん増えていったんです」

ー口コミで広がっていった感じですね。

「そうなんです!前から好きだったブロガー作家さんにオーダーしたリメイク缶やハンドメイド雑貨にフェイクグリーンを合わせたりしていました。作家さんとの輪も広がっていきました」

「問屋さんのおっちゃんが他のグリーンのメーカーさんを色々と紹介してくれました。取引してくれるメーカーさんも徐々に増えていって、フェイクグリーンや雑貨の種類も増えていきました」

ー最初にいなざうるす屋さんのタグをRoomClipで作ったのってどなたなんですかね?

「chocolateちゃんです。彼女とはかなり前からブログ上で交流があったんです。私がイベントをやるときにはよく足を運んでくれてたんです」

「いなざうるす屋さん」タグが使われたchocolateさんの写真
「いなざうるす屋さん」タグが使われたchocolateさんの写真

ーあぁ、去年の6月にアップされていますね!

「そのころはまだ私はRoomClipを全然知らなかったんですよ。で、去年の10月に下北沢でお店を10日間くらいやった時に、結構な数のお客さんが『RoomClipを見て知りました』って言ってきてくれたんです」

「その中のひとりがアプリの『いなざうるす屋さん』タグの画面を見せてくれて、その時にすごく感動したんです!自分のお店のグリーンが実際にお部屋に飾ってあるところがたくさん見られて、ぶわーって鳥肌が立つくらいでした」

ーいやーそれは私たちとしてもとっても嬉しいですね!まさにこれまでなかなか見られなかった『人の家の豊かさ』を見られるようにしたい、というのがRoomClipの思想なので。

「まさにそこは私も考えていることが一緒だったんです。人とのつながりを大事にしていきたいっていう私の思いもRoomClipとは共有できてるなって思います」

ーネットショップだけでなく、ロハスフェスタや色々な地域への出店やワークショップの開催なども積極的にやってますよね。

「そうなんです!やっぱり実際にお客さんに会えることが1番嬉しいんです。そこでの一つ一つの出会いを大切にしていきたいなって。できるだけいろんな地域の人たちとふれあいたいと思っています。さらに、私のお店でお客さん同士の新たな出会いが生まれるのも幸せですね」

「例えば私の母親くらいの世代のお客さんでよく来てくれる方が2人いるんです。その2人は直接の知り合いじゃなかったんだけど、下北沢での私のお店でお互いに紹介をしたんです。仲良くなって、今では2人で色んな所に遊びに行ったりして、私のお店にも今でもよく一緒に遊びに来てくれるんです。私のお店がきっかけで新たな出会いがあるってすっごく嬉しいですよね」

ーそれはいい話ですね!やっぱり人に興味があるっていうところがいなざうるすさんの特徴なんだなって思います。

「まさにそうだと思います!元々人付き合いが好きな性格なんです。大学でみんなとイベントをやったり、不動産業界に入って色々な人とお付き合いをするうちに、さらに人と関わることが好きになっていきました」

ーワークショップを知り合いの作家さんたちと一緒にやっているのなんてそうですよね。

「人と会うのと同じくらい、人と人とをつなげるのも大好きなんですよ。やっぱり作家さんとファンの方はなかなか会う機会が少ないんですよね。そこに私が入って、実際に作家さんとファンの方、さらにファンの方同士が出会える場を作れていることに喜びを感じます」

ー今後はどうしていきたい、とか思っていることはありますか?

「私にとって『いなざうるす屋さん』で大切にしているのは『ワクワク』っていうキーワードなんです。私もワクワクしたいし、みんなにもワクワクしてもらいたい。それに向かって色々なことに挑戦していきたいと思っています」

ーRoomClipも一緒にワクワクしたいって思ってます。今日はありがとうございました!!

「ありがとうございました!」

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