花火が打ち上がる前に横浜脱出
Naoki.の部屋
13『お月様の月への手紙』 拝啓 夏らしいともいえる陽射しが、雲ひとつ無い青空から容赦なく降り注ぎ始めた7月最終日、肌のあまり強くない君は、元気に過ごせていますでしょうか。以前駅中で君に買ってあげた、小さな星が散りばめられた、柄が金色のあの黒い日傘が、こんな暑い日にはとても活躍しそうですね。少しでも君の役に立っていることを思うと、僕はひとり空を見上げながら、嬉しい気持ちでいっぱいになります。まあ「夏なんていっそなくなればいいのに」とぶつぶつ言いながら汗を流して歩いている僕にこそ、日傘が必要なのかもしれないけどね。でもね、先日までのような、日中でも気温が低かったり、曇った空に太陽が遮られてしまったりという日が続いていると、この暑い陽射しさえも恋しく思ってしまうのです。出たら出たで煩わしいし、無いなら無いでさびしく思う。これはもしかしたら、本当は夏が好きなのかもしれません。“恋”と認めたくない、冷やかされたくないから本音を隠す、まるで思春期の中学生みたいですね。うん、夏がほんのちょっと好きみたいです。君は好きですか? まだもう少し夏は続くと思うので、残りもしっかりと楽しみましょう。 楽しむ、といえば、神楽坂のお祭りは久しぶりに楽しめました。特に出店があったわけではないけど、子どもたちの阿波踊りも見ることができたし、本場の阿波踊りの衣装も見ることができたし、とても雰囲気を楽しむことができました。やはり神社でのお祈りが効いたのかなあ。二人してあんなに寝不足だったのに、ぱちっと目が覚めて、また二人で長い距離を歩くことができたのはすごいことだよねえ? 君も言っていたように、神社で始まり、お寺で終わる。二人にしか分からないことだけど、二人さえ分かっていれば良いことが増えるのが、僕はとても嬉しいのです。 帰りがけに食べたスイカバー。涼みに入ったコンビニの中。ぶどう果汁の炭酸水。並んで座った護国寺の境内。電車で読んだライオンちゃん。スーパーまでの駅からの道。安い、と笑ったスニーカー。陸橋を越えて、マンションへと辿る。頭の中にある記憶の引き出しに単語単語で付箋を貼り付け、それらをいつでも引っ張り出せるように、二人だけの思い出としてしっかりと刻み込みました。もし君がこの先すべてを忘れたとしても、この手紙を読んで思い出すことができるように、これからも僕が僕の想いと共に二人の思い出を少しずつ記していこうと思います。 ねえ、知ってた? どれくらいの想いが君に伝わっているかわからないけど、君が想像しているよりほんの少しだけ、僕は君のことが好きなのです。例えばそれが大き過ぎる想像であっても、例えばそれが小さな想像であっても。 それではまた手紙を書きます。 敬具 追伸 夜のセミは何故あんなにも怖いんだろねえ?
おはようございます あれから私も短編小説頑張ってます へたっぴ過ぎて笑 でもね、今回のNaokiさんの中に ヒントが(≧∇≦) そうだ‼単語をメモメモ 早速朝からウキウキ(^_^)v 夜ゆっくり描くのが楽しみ~っ 今日も1日愉しも~っ✨✨ ありがとう(о´∀`о)
@44039pon さん 是非読ませてください笑
花火が打ち上がる前に横浜脱出
13『お月様の月への手紙』 拝啓 夏らしいともいえる陽射しが、雲ひとつ無い青空から容赦なく降り注ぎ始めた7月最終日、肌のあまり強くない君は、元気に過ごせていますでしょうか。以前駅中で君に買ってあげた、小さな星が散りばめられた、柄が金色のあの黒い日傘が、こんな暑い日にはとても活躍しそうですね。少しでも君の役に立っていることを思うと、僕はひとり空を見上げながら、嬉しい気持ちでいっぱいになります。まあ「夏なんていっそなくなればいいのに」とぶつぶつ言いながら汗を流して歩いている僕にこそ、日傘が必要なのかもしれないけどね。でもね、先日までのような、日中でも気温が低かったり、曇った空に太陽が遮られてしまったりという日が続いていると、この暑い陽射しさえも恋しく思ってしまうのです。出たら出たで煩わしいし、無いなら無いでさびしく思う。これはもしかしたら、本当は夏が好きなのかもしれません。“恋”と認めたくない、冷やかされたくないから本音を隠す、まるで思春期の中学生みたいですね。うん、夏がほんのちょっと好きみたいです。君は好きですか? まだもう少し夏は続くと思うので、残りもしっかりと楽しみましょう。 楽しむ、といえば、神楽坂のお祭りは久しぶりに楽しめました。特に出店があったわけではないけど、子どもたちの阿波踊りも見ることができたし、本場の阿波踊りの衣装も見ることができたし、とても雰囲気を楽しむことができました。やはり神社でのお祈りが効いたのかなあ。二人してあんなに寝不足だったのに、ぱちっと目が覚めて、また二人で長い距離を歩くことができたのはすごいことだよねえ? 君も言っていたように、神社で始まり、お寺で終わる。二人にしか分からないことだけど、二人さえ分かっていれば良いことが増えるのが、僕はとても嬉しいのです。 帰りがけに食べたスイカバー。涼みに入ったコンビニの中。ぶどう果汁の炭酸水。並んで座った護国寺の境内。電車で読んだライオンちゃん。スーパーまでの駅からの道。安い、と笑ったスニーカー。陸橋を越えて、マンションへと辿る。頭の中にある記憶の引き出しに単語単語で付箋を貼り付け、それらをいつでも引っ張り出せるように、二人だけの思い出としてしっかりと刻み込みました。もし君がこの先すべてを忘れたとしても、この手紙を読んで思い出すことができるように、これからも僕が僕の想いと共に二人の思い出を少しずつ記していこうと思います。 ねえ、知ってた? どれくらいの想いが君に伝わっているかわからないけど、君が想像しているよりほんの少しだけ、僕は君のことが好きなのです。例えばそれが大き過ぎる想像であっても、例えばそれが小さな想像であっても。 それではまた手紙を書きます。 敬具 追伸 夜のセミは何故あんなにも怖いんだろねえ?
おはようございます あれから私も短編小説頑張ってます へたっぴ過ぎて笑 でもね、今回のNaokiさんの中に ヒントが(≧∇≦) そうだ‼単語をメモメモ 早速朝からウキウキ(^_^)v 夜ゆっくり描くのが楽しみ~っ 今日も1日愉しも~っ✨✨ ありがとう(о´∀`о)
@44039pon さん 是非読ませてください笑