トナカイさん再び。
Naoki.の部屋
また、寒いのか暖かいのかよく分からない、何となく陽気になりそうでならなそうな季節がやってきた。街行く人々もどっちつかずな服装で、コートを持つのか着るのかどうするか、散々迷ったあげくに結局着るしかないな、という結論に至った感じの着こなし方をしていた。桜の花でさえも咲くべきかどうか少し悩んでいるようだった。街には色々な迷いが溢れかえっていた。 それでも帰りの電車は相変わらず混んでいたし、ポストの色は相変わらず赤で、アスファルトは今日も無機質な灰色を保ち続けていた。季節に左右されないものもあるのだ。 玄関のドアを開け「ただいま」と僕は言う。 「おかえりなさーい!」と彼(猫)が走って飛び付いてくる。 「一体今は何時なのよ?」と寝ていたところを起こされ、不機嫌ながらも目をしぱしぱさせながら彼女(猫)も一応出迎えてくれる。 僕はにっこりと彼らに微笑み「ごはんにしよっか?」と言った。 「カリカリ!」と彼は言い「何なの、にやにやしちゃって気持ち悪い」と彼女は言った。 「いつもの光景、変わらぬ生活。そういうことだよ」と僕は言った。 もう一度彼女は「気持ち悪い」と言い、電車の“手すり”に付着している薄汚れた指紋を見るような目で、今日も僕を見上げていた。
薄汚れた指紋にウケたわ(。-∀-)プッ
@kamechan さん そりゃ良かった笑
@Naoki. さん 今日の短編、すごく良いです。 いつも楽しく読ませてもらってますが、特別良い。 ごちそうさまでしたm(__)m
@coro さん わー!ありがとうございます★ちょっと最近短編で悩んでたので嬉しいです!
@Naoki. さん、読んでるとその光景が鮮明に見えてきました!いつもの光景、変わらぬ生活がいいです(。・・。)
@Naoki. じいちゃんちには鹿の頭飾ってたねえ。
@amami さん 変わらないものが幸せだったりしますよね♪( ´▽`)
@Makoto さん そういや、あれはまだ置いたままなんやろか??
@Naoki. あるあるー入口に飾ってたよ^ ^
@Makoto さん マジなインテリアや笑
@Makoto@Naoki. さん☆ じゃ、鹿の頭飾るのは○○家の伝統なのね(^.^)
トナカイさん再び。
また、寒いのか暖かいのかよく分からない、何となく陽気になりそうでならなそうな季節がやってきた。街行く人々もどっちつかずな服装で、コートを持つのか着るのかどうするか、散々迷ったあげくに結局着るしかないな、という結論に至った感じの着こなし方をしていた。桜の花でさえも咲くべきかどうか少し悩んでいるようだった。街には色々な迷いが溢れかえっていた。 それでも帰りの電車は相変わらず混んでいたし、ポストの色は相変わらず赤で、アスファルトは今日も無機質な灰色を保ち続けていた。季節に左右されないものもあるのだ。 玄関のドアを開け「ただいま」と僕は言う。 「おかえりなさーい!」と彼(猫)が走って飛び付いてくる。 「一体今は何時なのよ?」と寝ていたところを起こされ、不機嫌ながらも目をしぱしぱさせながら彼女(猫)も一応出迎えてくれる。 僕はにっこりと彼らに微笑み「ごはんにしよっか?」と言った。 「カリカリ!」と彼は言い「何なの、にやにやしちゃって気持ち悪い」と彼女は言った。 「いつもの光景、変わらぬ生活。そういうことだよ」と僕は言った。 もう一度彼女は「気持ち悪い」と言い、電車の“手すり”に付着している薄汚れた指紋を見るような目で、今日も僕を見上げていた。
薄汚れた指紋にウケたわ(。-∀-)プッ
@kamechan さん そりゃ良かった笑
@Naoki. さん 今日の短編、すごく良いです。 いつも楽しく読ませてもらってますが、特別良い。 ごちそうさまでしたm(__)m
@coro さん わー!ありがとうございます★ちょっと最近短編で悩んでたので嬉しいです!
@Naoki. さん、読んでるとその光景が鮮明に見えてきました!いつもの光景、変わらぬ生活がいいです(。・・。)
@Naoki. じいちゃんちには鹿の頭飾ってたねえ。
@amami さん 変わらないものが幸せだったりしますよね♪( ´▽`)
@Makoto さん そういや、あれはまだ置いたままなんやろか??
@Naoki. あるあるー入口に飾ってたよ^ ^
@Makoto さん マジなインテリアや笑
@Makoto@Naoki. さん☆ じゃ、鹿の頭飾るのは○○家の伝統なのね(^.^)