ドリー休憩中。※逆から
Naoki.の部屋
とりあえずは雨も上がり、スッキリとはいかないまでも其れなりの陽の光で目が覚めた。ひやりとした空気も和らぎ暖かさの中で布団にくるまっていると、もうすべてがどうでも良いという気持ちになる。このまま何もかもを忘れ去って気の向くまま覚醒と眠りの狭間でダラダラと過ごすのも悪くないな、と思いながら僕はベッドの上で仰向けになり天井と窓の外を見比べていた。 土曜日。窓の外では少年たちの走り回る声やサッカーボールを壁に打ち付ける音。宅配業者の来訪を告げるインターホン、それに応える女性の声。そして上階の掃除機の音や隣室の話し声まで、容赦なくクリアに両耳から僕の脳に飛び込んできた。住宅街とはいえ、渋谷か何処かの交差点の真ん中で寝転んでいる気分だった。うるさいな、と僕は呟いた。 「それで」と彼女は言った。「あなたがだらだら寝て過ごすのは勝手だけど、“わたし”の食事の用意をしないのは、一人暮らしか何かと勘違いしているのかしら?」 「いや、それは——」 「ミシェル! “ぼく”のご飯もです!」と彼は彼女に向かって抗議するように言ったが、もちろん彼女はそれを無視し、真っ直ぐ僕を見下ろしていた。顔の“しわ”の一本一本を見逃すまいとして、瞬きすらしない覚悟の目だった。もしかしたら本当に数えているのかもしれない。どちらにしろ表情というものがなかった。 「——いや、昨晩のうちに朝の分まで取り分けておくから、って言ったの忘れたの? もしかしてもう無いの?」と僕は言った。 「ふん、あんなのすぐ朔ちゃんが食べちゃったわよ」 「そうです! もう全部ぼくが食べ……え? ぼくがですか? ミシェル? え?」と彼は言った。
@Naoki. さん ミシェル最強‼
@mumu-maro さん ジャイアン的な理不尽さがありますね(´Д` )
@Naoki. さん 俺の物は俺の物‼ お前の物も俺の物‼ このジャイアンの言葉の真意知ってますか?
@mumu-maro さん 知ってますよー。 有名ですよね★
@Naoki. さん ฅ(º ロ º ฅ)おおー流石‼ 息子から聞いた時、感動して涙出ました~(^-^;A ミシェルもきっとそんな子(´ー`*)ウンウン
ドリー休憩中。※逆から
とりあえずは雨も上がり、スッキリとはいかないまでも其れなりの陽の光で目が覚めた。ひやりとした空気も和らぎ暖かさの中で布団にくるまっていると、もうすべてがどうでも良いという気持ちになる。このまま何もかもを忘れ去って気の向くまま覚醒と眠りの狭間でダラダラと過ごすのも悪くないな、と思いながら僕はベッドの上で仰向けになり天井と窓の外を見比べていた。 土曜日。窓の外では少年たちの走り回る声やサッカーボールを壁に打ち付ける音。宅配業者の来訪を告げるインターホン、それに応える女性の声。そして上階の掃除機の音や隣室の話し声まで、容赦なくクリアに両耳から僕の脳に飛び込んできた。住宅街とはいえ、渋谷か何処かの交差点の真ん中で寝転んでいる気分だった。うるさいな、と僕は呟いた。 「それで」と彼女は言った。「あなたがだらだら寝て過ごすのは勝手だけど、“わたし”の食事の用意をしないのは、一人暮らしか何かと勘違いしているのかしら?」 「いや、それは——」 「ミシェル! “ぼく”のご飯もです!」と彼は彼女に向かって抗議するように言ったが、もちろん彼女はそれを無視し、真っ直ぐ僕を見下ろしていた。顔の“しわ”の一本一本を見逃すまいとして、瞬きすらしない覚悟の目だった。もしかしたら本当に数えているのかもしれない。どちらにしろ表情というものがなかった。 「——いや、昨晩のうちに朝の分まで取り分けておくから、って言ったの忘れたの? もしかしてもう無いの?」と僕は言った。 「ふん、あんなのすぐ朔ちゃんが食べちゃったわよ」 「そうです! もう全部ぼくが食べ……え? ぼくがですか? ミシェル? え?」と彼は言った。
@Naoki. さん ミシェル最強‼
@mumu-maro さん ジャイアン的な理不尽さがありますね(´Д` )
@Naoki. さん 俺の物は俺の物‼ お前の物も俺の物‼ このジャイアンの言葉の真意知ってますか?
@mumu-maro さん 知ってますよー。 有名ですよね★
@Naoki. さん ฅ(º ロ º ฅ)おおー流石‼ 息子から聞いた時、感動して涙出ました~(^-^;A ミシェルもきっとそんな子(´ー`*)ウンウン