今日も肌寒く妄想日和
拝啓 駅までの道でまた、家の近くに咲いている紫陽花や桔梗の花たちを眺めながら、僕は君のことを考えていました。週休日とはいえ特にやることもなく、やっぱり今日も手紙を書くことにしたのだけれど、ぼんやりとしていた時間が長すぎたせいか、うまく言葉が出てきません。実のところ、この手紙も何回も何回も読み返し、何回も何回も書き直しました(そうすることで、内容が改善されているかは別として)。せめて手紙くらいは自分の気持ちをうまく表現できれば良いのだけど、山の中で道が突然途切れて迷ってしまうように、いざ書こうとすると、頭の中が真っ白になってしまうのです。多分、あれも言いたいこれも言いたい。あれは伝えなきゃ、これも聞かなきゃ、と考え過ぎているせいなのかもしれません。 ところで、休日はいつも何をして過ごしていますか? 普段、仕事もプライベートも充実させて忙しくしているから、たまの休日くらいはゆっくり身体を休めることができていますか? 一緒にいるときはいつも遅くまで起きていて、「寝不足が続くとお肌が荒れて、大変なことになるの。でもね、寝てしまうともったいないのよ?」とウィスキーグラスを片手に、今にも閉じてしまいそうな目を無理やり開いて笑って言う君を見る度に、「もうそろそろ寝た方がいいよ」と僕は言いながら、実のところ心の中では「このままいつまでも話していたいな」と思ってるのです。くだらないケンカをするときもあるけど、ケンカしながらも、君の怒った顔まで「好きだなあ」って思ってます。今泣いた烏がもう笑うように、2分後にはお互いまた笑い合っているしね。 君の疲れた顔や寝顔、食事している顔や、笑ったときの目や口や声、髪をひとつに結んだ後姿、他人を気遣う優しさ、真剣に野菜を切る姿。お酒を飲んだときにいささか頑固になることもあるけど、僕は君を構成するすべてのことが好きなのです。永久的な物事がないように、この気持ちというのを言葉だけでは保証出来ないかもしれないけれど、君がふと見せてくれる笑顔があるだけで、この想いは一生続くのではないかと思います。おそらく多分きっと。 “たまたま”な“偶然”のおかげで、こうして君と出会えたことを考えると、お互い孤独だった日々も何かひとつの準備期間だったのかもしれません。そう思いませんか? そろそろ下りの電車がやってきました。ではまた。 敬具 追伸 夜間はときどき肌寒いので、くれぐれも風邪などひかぬようご自愛ください。
こんなお手紙届いたら とても嬉しいな あっ、 お部屋のアップみてない(笑)
お部屋のカーテンとても良いですね(о´∀`о)
@Naoki. 手紙風短編小説 読み終えて感想述べるのも図々しく恥ずかしいのですが(文才ないので)、清々しくもなり、懐かしい気持ちにもなりました。また、ここで拝見できること期待しておりまする〜。ฅ(≚ᄌ≚)追伸 スマホでの拝見、私の眼には、少々厳しですが。
@44039pon コメント見逃してました。ありがとうございます笑
@mayugon さん ありがとうございます! よかったら、マイルームからURLがあるのでそちらかまとめを閲覧できます★
この壁の額装は、安く購入した額に、雑誌の切り抜きやらチラシを入れただけ!
今日も肌寒く妄想日和
拝啓 駅までの道でまた、家の近くに咲いている紫陽花や桔梗の花たちを眺めながら、僕は君のことを考えていました。週休日とはいえ特にやることもなく、やっぱり今日も手紙を書くことにしたのだけれど、ぼんやりとしていた時間が長すぎたせいか、うまく言葉が出てきません。実のところ、この手紙も何回も何回も読み返し、何回も何回も書き直しました(そうすることで、内容が改善されているかは別として)。せめて手紙くらいは自分の気持ちをうまく表現できれば良いのだけど、山の中で道が突然途切れて迷ってしまうように、いざ書こうとすると、頭の中が真っ白になってしまうのです。多分、あれも言いたいこれも言いたい。あれは伝えなきゃ、これも聞かなきゃ、と考え過ぎているせいなのかもしれません。 ところで、休日はいつも何をして過ごしていますか? 普段、仕事もプライベートも充実させて忙しくしているから、たまの休日くらいはゆっくり身体を休めることができていますか? 一緒にいるときはいつも遅くまで起きていて、「寝不足が続くとお肌が荒れて、大変なことになるの。でもね、寝てしまうともったいないのよ?」とウィスキーグラスを片手に、今にも閉じてしまいそうな目を無理やり開いて笑って言う君を見る度に、「もうそろそろ寝た方がいいよ」と僕は言いながら、実のところ心の中では「このままいつまでも話していたいな」と思ってるのです。くだらないケンカをするときもあるけど、ケンカしながらも、君の怒った顔まで「好きだなあ」って思ってます。今泣いた烏がもう笑うように、2分後にはお互いまた笑い合っているしね。 君の疲れた顔や寝顔、食事している顔や、笑ったときの目や口や声、髪をひとつに結んだ後姿、他人を気遣う優しさ、真剣に野菜を切る姿。お酒を飲んだときにいささか頑固になることもあるけど、僕は君を構成するすべてのことが好きなのです。永久的な物事がないように、この気持ちというのを言葉だけでは保証出来ないかもしれないけれど、君がふと見せてくれる笑顔があるだけで、この想いは一生続くのではないかと思います。おそらく多分きっと。 “たまたま”な“偶然”のおかげで、こうして君と出会えたことを考えると、お互い孤独だった日々も何かひとつの準備期間だったのかもしれません。そう思いませんか? そろそろ下りの電車がやってきました。ではまた。 敬具 追伸 夜間はときどき肌寒いので、くれぐれも風邪などひかぬようご自愛ください。
こんなお手紙届いたら とても嬉しいな あっ、 お部屋のアップみてない(笑)
お部屋のカーテンとても良いですね(о´∀`о)
@Naoki. 手紙風短編小説 読み終えて感想述べるのも図々しく恥ずかしいのですが(文才ないので)、清々しくもなり、懐かしい気持ちにもなりました。また、ここで拝見できること期待しておりまする〜。ฅ(≚ᄌ≚)追伸 スマホでの拝見、私の眼には、少々厳しですが。
@44039pon コメント見逃してました。ありがとうございます笑
@mayugon さん ありがとうございます! よかったら、マイルームからURLがあるのでそちらかまとめを閲覧できます★
この壁の額装は、安く購入した額に、雑誌の切り抜きやらチラシを入れただけ!