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fawn
Faun Farm Journalon 30 September 2022写真上 : 今朝の棉の様子写真下 : 先日朝 収穫した綿『良質な綿繊維と種子を採るタイミング - 棉栽培2年目で気付いたこと』(※ものすごい長文です。ご興味のある方以外スルーしてね💦 そして現時点では、あくまでも私個人の毎日の観察と、それによって得た経験や体験での比較研究です(笑))コットンボールが開絮しているのを発見した朝は、嬉々として収穫する。今年は棉の栽培が予想よりも上出来だった。昨年との大きな違いは露地植えしたこと。それによる根の張り方が良かったのか?、脇枝が方々に長く広がり、一つの枝から4~6つのコットンボールが着いた。摘芯もせず追肥もせず...なのにだ。これには私自身が驚いている。ゴルフボールくらいに大きく成ったコットンボールが、重さで垂れ下がりそうなくらい先端まで蒴果を着けている姿は、惚れ惚れうっとりする。土壌に関しては、まだまだ経験不足だと思う。これからも考えていかなければいけない大きな課題のひとつだ。収穫したばかりのボールは、まだしっとり湿っ気があるので、なるべく早めに蒴果皮から棉繊維を取り出して、繊維を乾燥させる方が望ましいと気付いた。この段階では、繊維に絡んでいる中の種子はそのままで良い。数時間から1日以上放っておくと、繊維がふわっと膨らんでくる。そうしたら中の種子を取り出し、繊維と分ける作業に入る。さて、ここからが今日の本題。最近綿の蒴果皮と繊維の役割について気付いたことが有る。というのは、先日某植物園で和綿の蒴果皮が開絮したものを頂いて、それらの繊維と種子を分ける作業をしていた時の事だ。繊維も種子も、虫に食べられていたものが多くあり、繊維は全て糸としては利用できない状態だった。種子も穴が空いているものが半分以上有り、かろうじて翌年播種出来そうな物を保存した。その保存出来た種子にはどれも特徴が有った。繊維が種子にしっかり絡みつき、まるで種子を保護しているようだったのだ。周りの繊維が虫に食べ尽くされていた種子は、ガードがなくなって、害虫の格好の餌食となってしまったのではないだろうか?こうなった原因で考えられるのは2つ1. ワタノメイガが発生した時、こまめに駆除出来なかった。広大な植物園では、家庭のように1枚1枚葉が巻いているのを見つけた時、その葉を手で取除く作業は効率が悪いし、その時間も無いのだろうと思う。2. 多分開絮してから収穫するまでに時間が経ってしまっていた。ワタノメイガが葉を食害していても、蒴果(コットンボール)はとても硬い皮で覆われていて、開絮する前なら中の繊維まで害虫は侵入出来ない。(この硬い皮が、棉はオーガニック栽培に向いている理由の一つだと思う) 開絮したあとは虫が中に簡単に侵入出来てしまう。だから、開絮した蒴果を見つけたら、出来るだけ早く収穫した方が良い。さもないと虫は、しっかり種子をガードしている繊維を食べ尽くし、種子まで到達してしまう。普通に家庭の庭で綿を栽培している分には、ワタノメイガが発生しても、早めにこまめにその都度対処出来るから、そこまで放置しない。採れる繊維は艶々でふっくらしているし、種子もしっかりと繊維が絡んでいて、ぷっくりしている。その状態が健全な綿で普通なのだと、植物園の棉の状態を見るまで、更に頂いた綿の分別作業をするまで気づかなかった。結論。『良質な綿繊維と種子を採るタイミング』綿繊維から糸を紡ぎ、翌年用の種子を採るには、タイミングも大事だと感じた。いずれ更なる観察と気付きがあれば、繊維と虫の食害、生物とファイバーの役目なども、いつか英語で論文にしてまとめたいな〜...φ(・ω・ )メモメモ😁

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