先日放送された魔女の宅急便の視聴率が10.1%を記録とやらでネタになっているのを知りました。うちのリビングのミニチュアジブリでは。。左はオキノ邸 背景ではお母さんがリウマチのクスリについて話しているシーン。右はキキが降り立ったコリコの街二階建てバスが走り背景にはキキがホウキで空を飛んでいます。ところで… 疑問もあります。魔女の宅急便は15回放送されても2桁の視聴率。確かに素晴らしい作品で私も好きだからこそ膨大な時間をかけて製作していますがハッピーエンドな作品ばかりの放送を繰り返しても良いのでしょうか?他国ではコリコの街みたいな素敵な街並みが戦争で破壊され多くの子供たちの命が危険に晒されています。こうした時期こそ戦争の悲惨さを描いた名作『火垂るの墓』を子供に見せるべきではないでしょうか?火垂るの墓は余りの悲惨さに外国人翻訳者が涙してしまい翻訳できなかったという逸話まで残っています。そして驚いた事に(遠い昔ですが)娘が学童クラブで火垂るの墓の話をしたらクラブ指導員に「あんなアニメ見るもんじゃないよ」と言われたそうです。戦争や飢えがどのような悲惨な結果をもたらすか?せめて今の社会情勢であればアニメを通じてでも子供達に「戦争とは何か」を知らせる絶好の機会だと思うのですが。ウクライナ情勢を教えないまま「火垂るの墓」を隠すようではいけないと思います。ペーパークラフトのモデルに「火垂るの墓」はありません。