2011.3.11 私はインドネシア バンドンから帰国の為 ジャカルタの空港に向かってました。 渋滞の車の中で インドネシア人が ニホンタイヘン ツナミ と教えてくれたが日本の現実を知るまで意味がわからなかった。 ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港に到着、 送ってくれたインドネシア人が ニホン アブナイ カエラナイホウガヨイと言ってくれたが 出国手続きの長い列に並んで待たされた。 世界中から成田空港に向かう飛行機の制限で受け入れ準備ができないと。 日本で何が起こったか、そこで尋常ではない事態に。インドネシアと日本の時差は2時間、どのくらい待たされただろうか でようやく離陸し成田に向かった。 全日空機の機内アナウンスでようやく事態が深刻なことを知った。 成田の受け入れ態勢は世界で2機だけ。 私たちが乗っている全日空機ともう一機だと言われた。それでもまともに成田に到着できるかわ分からず アナウンスは成田空港ではなく関西になるか、関東ならもしかしたら横田基地になるかもしれない。情報が錯綜している中ようやく成田空港に降り立つ事が出来た。 早朝の空港に他の飛行機の姿はない。 ガランとした滑走路、急かされるように降り手続きなど無しで荷物を受け取りロビーに向かうと、よくテレビで見る物凄い人の数々が至る所に足止めをくらい、寝泊まりし溢れかえっていた光景とテレビからの映像でタイヘンな事態になったことを知る。迎えに来てくれるはずの兄の車が大渋滞でいつになるかわからないと言う。 トイレに行くと洗面台には綺麗な空港に似つかわしくないほこりだらけだった。売店は食料はすべて売り切れ何もない異様さ。 電車もバスも走ってないらしい。 主人と連絡取れてホッとしたことを思い出す。東京から皆んなで車に乗り帰宅しようとしたが全く車は動かないので、引き返して会社に泊まったと言って家には帰ってないと言う。 兄の車でも同じく動かなかったが ようやく成田空港からの電車が動き出したとの情報で私は途中の四街道というところで降ろされた。 スーツケースは成田空港でいつ着くかわからないと言われたがあずけて正解。満員の電車に乗れて千葉まで。千葉駅から東京駅。東京駅から品川まで。品川から京急が各駅で動いていたのでゆっくり帰宅。昼過ぎとなる。主人よりも早く帰宅できたことを覚えている。 帰宅後テレビで想像していた以上の惨状に呆然とした。