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寝室にニ棹一対で導入したOliver社のボートラック。ウィスキー樽だった木材をアップサイクルした製品です。上段に収納している本は大抵、古書店で求めたもの。此れもリユースですね。ディスプレイしている物は1つ1つが高価ですが、「本当に欲しいと思うか?」を、購入に際し一つの基準にしている自身にとって、より高価である方が有難かったりします。何故か?物が我々の手元に届く迄には、生産、流通、販売…全ての段階において、地球に負荷をかけているからです。勿論、廃棄する場合は更に負荷がかかる。つまり、多少高価でも、其れが故に良く考えてから購入した物を大切にし、長く愛用する事、これは非常に環境に優しい行動なのです。更には、物の裏側にあるストーリーをエシカルな視点で厳しく見つめ、心から美しいと思った時、初めてインテリアとして取り入れる。此れは、インテリアを愛し、趣味だと仰る全てのRCユーザーにこそ、自身が最も提唱したい事柄です。木が原料だからといって、その木材が環境破壊を招く違法伐採による物だとしたら?自然由来の原料だからといって、その原料の生産過程で大量の農薬が使われ、汚染物質を含んだ廃棄物が垂れ流しに投棄され、自然環境を脅かしているとしたら?社会的に立場の弱い生産に携わる人々が大量の農薬に晒された結果健康に被害をきたし、また、理不尽な奴隷労働や搾取を強いられているとしたら?安価な物は大抵、目を背けたくなる様な様々な哀しい犠牲の上に存在しています。あなたのお宅にある物は、本当にナチュラルですか?その木のぬくもりは、本当にあたたかいですか?その洗浄剤で洗った物は、本当に綺麗ですか?本当に、美しいですか?

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