yukapiyonさんの部屋
2016年9月19日44
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2016年9月19日44
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yukapiyon
NHKのダーウィンが来た!という動物の生態の番組、息子殿が好きでよく見ています。イギリスの野生の穴兎の回を観て、え?兎って白くて、草をモグモグ食べてばっかの弱っちい生き物でしょ?という無知から来る偏見に満ちた兎感が一変しました。穴兎は美しい栗色の毛皮を持ち、群れで生活。群れのボスは家族や仲間を守る為、常に周囲に気を配り、部下である若い雄兎も統制された軍隊の様に配置に付き、猛禽類やカラス等の襲撃を体当たりで撃破したり、ヤベぇ!と思った場合には飛行兎化し猛ダッシュで基地に帰還。繁殖期の雄同士は人間ならCG合成を駆使しないと無理なアクションで仁義無き闘いを繰り広げます。穴兎の穴は迷路の如く複雑な作りで不測の事態の為にいくつもの非常口があるそうです。捕食対象の彼等、天敵のオコジョに喰われたりするシーンもあり、兎寄りで観ていると、嗚呼ん可哀想、オコジョの奴ら酷い!とか思ってしまいましたが、オコジョが居なければ物凄い繁殖力で増えすぎ→草が足りなくなる→仕方なく人間の作物を喰らう→害獣と烙印を押され大量虐殺されるという事態になってしまうので、オコジョは悪く無いのです。元々は人間が娯楽の為に行う狩猟の的として海外から持ち込まれたという穴兎。彼等の生命力を舐めてかかった為、以前ウイルスを撒き実際に大量虐殺の憂き目に合ったそうです。兎界では私達人間は皆ヒットラーに見えるであろうと思いました。そんな訳で兎コーナーです。Bunkamuraで開催中のピーターラビット展、今日行って来ようと思いつつ、この長いコメントを書きました。

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